世界システム論講義 ──ヨーロッパと近代世界 みんなのレビュー
- 川北稔
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
![世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/27592025_1.jpg)
世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界
2016/04/20 23:19
批判はあるもの
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:simon.n - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はウォーラーステインの提唱した近代世界システム論を著者がコンパクトに導入したものです。
近代世界システム論の考え方は今日では浸透してきており、したがって批判もそれなりにあるわけですがとはいっても重要な思考法であるように思います。どうしても歴史というと教科書的な、歴史を大きく年代と政治・経済の二軸で切り取る考え方をイメージしがちです。しかし人間の歴史をより構造的に、相互連関的にとらえようとしたウォーラーステインの発想により一般的なとらえ方では見えづらかった地域同士の関連などが浮き彫りにされます。そうしたところにやはり重要なブレークスルーがあったように感じます。
歴史に興味がある方は是非読まれてみるとよいと思います。
![世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/27592025_1.jpg)
世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界
2020/04/13 11:31
世界システム論という観点から世界を眺め、歴史を見た画期的な書です!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界システム論という視点に立って現代世界がどのような構造をもって成立したかを考察した画期的な書です。世界システム論とは、近代の世界を一つの巨大な生物のように見なし、近代の世界史をそうした有機体の展開過程としてとらえる見方を言います。この見方をとることで、大航海時代から始まるヨーロッパの中核性、南北問題、ヘゲモニー国家の変遷といった近代世界のあらゆる特徴が初めてあらわになるというのです。そして、私たちが固定観念としてもっている「国」単位で見るという歴史観、世界観から解放してくれるというのです。同書は、読者の知的興味を引く非常に面白い一冊です!
![世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/27592025_1.jpg)
世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界
2016/05/24 19:08
世界の見方を鍛える
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界の見方、世界構造はどうなっているか、ということを教えてくれる一冊である。とくに、近代世界に広まったヨーロッパ発の世界システムについて分かりやすい。
![世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界](https://img.honto.jp/item/1/f8f7ef/75/110/27592025_1.jpg)
世界システム論講義 ヨーロッパと近代世界
2016/06/09 21:46
グローバル化の起源
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ryou - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代世界システム論の日本の第一人者である川北稔先生が平易な語り口で、しかも体系的にシステム論を語った。実にわかりやすい。G0の世界と言われる21世紀の行方を考えるうえでも、大変示唆に富む一冊である。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |