一路 みんなのレビュー
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一路 上
2017/03/09 10:44
上下巻の表紙の絵に気を付けて
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に山口晃さんの表紙絵で、ジャケ買いしました。
以前から浅田さんの時代小説が好きで、
今作も、相変わらず登場人物がてんやわんやを繰り広げて、
最後まで面白く読めました。
ちなみに表紙は、すべて上下巻読み終わる前にじっくり見てしまうと、
ネタばれになってしまうので要注意です!
一つの章が終わるごとに、少しづつ見るとクスッと笑えます。
一路 上
2015/09/24 10:00
カァーーーッ!面白い!!
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田作品は毎度外れ無し!とは思っているけれど。しかしこのクオリティ、面白さ。本当にすごいと思う。今回も読者を感動させよう泣かそうと氏が物語を紡ぎ言葉を綴っているといのは、良く分かる。しかしそれに抗うすべはなく、やはりぐっときてしまって涙がこぼれる。すごすぎる。
舞台になるのは江戸時代を象徴する慣習だった「参勤交代」。史実を舞台に持ってくるのは、読む側の興味を掴みやすいとは思う。だけれど史実だけにとても難しいはず。嘘を書いてはならないから、綿密な調査と取材、そして辻褄合わせが必要となろう。その為フィクション作品ではありえない程の神経を使って書かねばならず、四苦八苦した挙句作品が妙に説明臭くなってしまったりするもの。ところが本作品そんなイメージは微塵も感じさせず、「参勤交代」という難しい史実を丸ごと底から抱え上げ、抱き締めるようにして書きあげてある。もうすごいとしか言えない。
西美濃の国(今でいう岐阜のあたり)を舞台に展開する本作品、代々参勤交代を差配してきた家の長男、一路(いちろ)が主人公。幼少より文武に長けた一路は、江戸に住まって精進を重ねていた。ところが次の参勤交代を目前にして、実家が焼けてしまい父を亡くしてしまう。当時の「家」と言うのは、殿様からの大事な賜り物。それを焼いてしまうと言うのは不届き千万、という事で急きょ江戸から戻った一路に人々は冷たい。そして父から何も受け継がぬまま、次の参勤交代の差配を命じられてしまう。父から何一つ受け継いでいない一路、神にも近いお殿様の参勤交代を差配するなど、出来るわけがない。すなわちそれは、少なくとも、自分の命をもって償う事になるのだ。ところが絶望の淵にあった一路の元に、次々と光差す人々が集まりだす。そして温故知新とでもいうべき、驚きの参勤交代の行列が、歩み出す。
まずは出立のシーンがあまりにカッコ良くて胸が震える。カッコ良い!その後も次々と起きる胸震えるエピソードに、涙腺ゆるみっぱなし。そしてなんと一路さえ知らなかった、この参勤交代に秘められた「真実」が、明らかになる。
一路 下
2023/11/05 15:14
大きな責任って怖い
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
参勤交代って決まりごとの嵐ですね。あれもこれもそれ得なくてはならない。人もそろえなくてはならない。人が集まればいざこざも。責任を全うできるのか。ハラハラドキドキ。
一路 上
2023/11/05 15:10
急な大役、あなたならどうする
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族に不幸が起き、それどころではないのに、藩から大きな役目を負わされてしまう。亡き父が残した書物を元に何とかこなそうとするが次から次から難題が。自分だったら逃げ出してしまいそうです。
一路 下
2020/07/20 16:35
浅田次郎氏の参勤交代をテーマにした痛快時代小説です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、浅田次郎氏の傑作時代小説です。中公文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻です。同書は、上巻に引き続き、中山道を江戸へ向かう蒔坂左京大夫一行は、次々と難題に見舞われます。中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、御殿様の発熱などです。さらに行列の中では御家乗っ取りの企てもめぐらされています。到着が一日でも遅れることは御法度の参勤交代ですが、果たして、一路は無事に江戸までの道中を導くことができるのでしょうか?続きは、ぜひとも同書をお読みください。
一路 上
2020/07/20 16:32
浅田次郎氏の傑作です。第1巻目は小野寺一路が故郷で御役目・参勤道中御供頭を仰せつかるということから物語が始まります!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『地下鉄に乗って』(吉川英治文学新人賞)、『鉄道員』(直木賞)、『壬生義士伝』(柴田錬三郎賞)、『お腹召しませ』(中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞)、『中原の虹』(吉川英治文学賞)、『終わらざる夏』(毎日出版文化賞)と次々と傑作を発表し続けておられる浅田次郎氏の作品です。中公文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、上巻の同書は、失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路が齢19にして初めて訪れた故郷において、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかるという話から始まります。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰です。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったのですが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へと進んでいきます。一体、その後、どう展開していくのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
一路 下
2020/01/29 08:01
今回も楽しく読みました。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
「江戸時代、侍はかくあるべし」といったことを説いているかと思えば、ファンタジーの世界に迷い込んだような楽しさも、そこかしこに描かれていて、下巻もあっと言う間に読み終えました。
改めて表紙を見ると、「ひーちゃんやーい」と言っているお殿様に、笑ってしまいました。
欲を言えば、一路たちの「その後」を少しだけ描いてほしかったです。
それは、読者の想像に任せるということなのだと思いますが。
ブチちゃん、あなたはどう思う?
一路 上
2020/01/25 15:15
ぐいぐい惹きこまれていきました。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
じつは浅田次郎さんの作品を読むのは初めてです。
みなさんのレビューを参考にして手に取りました。
作り話なのは承知していますが、武士とは何かを考えさせられ、江戸時代の姿にも立ち止まらせられる話です。
これから、下巻に移ります。
一路 上
2019/12/16 17:58
一路 上(中公文庫)
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中山道における参勤交代を大変面白く、しかも不安や感動を充分に配置した物語で、架空の話であるが、時代背景もよくとらえ、浅田次郎氏の人に感動与える巧みのある良い作品だだと思います。
一路 上
2016/11/07 14:33
浅田次郎さんが苦手でも
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投稿者:charu - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度か浅田次郎さんを薦めて辛口な意見しか言わなかった友人が初めて面白かったと
そんな人にお勧めです。
一路 下
2016/09/02 00:13
面白かった
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投稿者:にらめっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポが良くて、実に面白かった!ドラマ化もされたけど、本の面白さの方が数十倍でした。
2016/05/08 00:04
一気に読みたい
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投稿者:jyue - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親が亡くなり、急に江戸入りする藩の行列の責任者となった主人公が、大名行列の元々の形に戻して形を整え、江戸を目指す。途中藩主の病や、藩主の地位を狙う叔父やらの企み等があるが、見事江戸入りする。
という一気に上下巻読んでしまう、良い本!
一路 上
2015/11/13 17:34
人に助けられ人生を歩む
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投稿者:あちゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
父の死を機に故郷に戻り、参勤交代について何も知らない一路が古い指南書と己の知と回りの人々の助けを頼りに、見事にそれを成し遂げる過程は感慨深く、人は人に助けられ人生を歩むのだと教えられる。
一路 下
2015/10/20 07:16
おーとーのーさーまー!
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投稿者:しゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくお殿様が大好きになりました。
お殿様像を保ち続けるためにいろいろ考えているところも、どこか子どもっぽいところも、いざという時にとびきりかっこいいところも全部ひっくるめてお殿様が可愛く見えてきて、今ではすっかりお殿様ファンです。