背中を預けるには みんなのレビュー
- 小綱実波(著者), 一夜人見(イラスト)
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高い評価の役に立ったレビュー
転生者というより、夢見の託宣者に近いと思った
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好評の作品。電子版発行を待って、1-2巻を一気に読みました。
3巻は5月1日(完結)、楽しみです。
著者は「小説家になろう」出身。
読み応えある激動の物語は、ホドホドのラブコメ。
サスペンス要素を持つ冒険譚は、キャラ夫々の事情や信念が交差する、生きる意味を問う展開。
王族血統問題でぐらつく隙をついて発生する侵略。国難回避に対応する騎士と王族。
侵略者の背景に潜む異能者と内通者。
1巻は、イオとリオの説明と、リオが夢で見たメッセージを届ける決心までの経緯編。
軸になる人物は、
1 ファノーレン王国 第二王子グラヴィス・アードルフ・ファノーレン。
2 クラヴィスを暗殺者から守るために「生きた盾」に選ばれた友人の鍛冶屋の長男イオニア。
3 イオニアが侵略を食い止め戦死した朝に生まれたリオネールは、イオの記憶を夢で見て知る。
4 その他。イオが生前に関わった数少ない友人と部下たち数名。
1巻の前半が「リーノ幼少期」と「イオの回想」を交互に挟んで進捗する構成なので、全体の把握がしずらい。どうしてサンドイッチにしたのかな??
パラレルワールドのような展開なので、人物相関図を手描きしながら読みました。
敵襲を受けた砦で、イオが「ヴィ―に伝えなければ」と強い想いを残しながら焼け死んだ夜に、リーノが生まれる。
天使のような美貌を持つリーノは、瞳以外はイオと真逆の身体、似ていない。
イオの死に際の無念「ヴィーに伝えたかったこと」を夢で知って、イオの願いをかなえようと行動を開始する。
「愛とは?」や「生きる意味」って何だろう、と読者が考えさせられる展開なので、読後に胸が痛くなる。
憎まれ役キャラも居るけれど、あの時はああしかできなかった事情があるとサスペンス風に暴かれていって、最後に「赦し」に辿りつく構成が良いです。
★著者twの作品に関わる蘊蓄は、読み方ガイダンスだと思う。もっと面白くなります。
★電子版2巻を読了後、小説投稿サイトの原文と比較しながら再読したら、小タイトルが随分異なっていて、順番も変わっているし、削られている。
削られて大筋の把握がしやすくなっているのが電子版。
深く小説の世界に入り込みたいなら、粗削りだけれどウエブ投稿版の方が良いかも。自費出版じゃないから、削られても仕方ないですね。
低い評価の役に立ったレビュー
2021/04/05 19:44
転生者というより、夢見の託宣者に近いと思った
18人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好評の作品。電子版発行を待って、1-2巻を一気に読みました。
3巻は5月1日(完結)、楽しみです。
著者は「小説家になろう」出身。
読み応えある激動の物語は、ホドホドのラブコメ。
サスペンス要素を持つ冒険譚は、キャラ夫々の事情や信念が交差する、生きる意味を問う展開。
王族血統問題でぐらつく隙をついて発生する侵略。国難回避に対応する騎士と王族。
侵略者の背景に潜む異能者と内通者。
1巻は、イオとリオの説明と、リオが夢で見たメッセージを届ける決心までの経緯編。
軸になる人物は、
1 ファノーレン王国 第二王子グラヴィス・アードルフ・ファノーレン。
2 クラヴィスを暗殺者から守るために「生きた盾」に選ばれた友人の鍛冶屋の長男イオニア。
3 イオニアが侵略を食い止め戦死した朝に生まれたリオネールは、イオの記憶を夢で見て知る。
4 その他。イオが生前に関わった数少ない友人と部下たち数名。
1巻の前半が「リーノ幼少期」と「イオの回想」を交互に挟んで進捗する構成なので、全体の把握がしずらい。どうしてサンドイッチにしたのかな??
パラレルワールドのような展開なので、人物相関図を手描きしながら読みました。
敵襲を受けた砦で、イオが「ヴィ―に伝えなければ」と強い想いを残しながら焼け死んだ夜に、リーノが生まれる。
天使のような美貌を持つリーノは、瞳以外はイオと真逆の身体、似ていない。
イオの死に際の無念「ヴィーに伝えたかったこと」を夢で知って、イオの願いをかなえようと行動を開始する。
「愛とは?」や「生きる意味」って何だろう、と読者が考えさせられる展開なので、読後に胸が痛くなる。
憎まれ役キャラも居るけれど、あの時はああしかできなかった事情があるとサスペンス風に暴かれていって、最後に「赦し」に辿りつく構成が良いです。
★著者twの作品に関わる蘊蓄は、読み方ガイダンスだと思う。もっと面白くなります。
★電子版2巻を読了後、小説投稿サイトの原文と比較しながら再読したら、小タイトルが随分異なっていて、順番も変わっているし、削られている。
削られて大筋の把握がしやすくなっているのが電子版。
深く小説の世界に入り込みたいなら、粗削りだけれどウエブ投稿版の方が良いかも。自費出版じゃないから、削られても仕方ないですね。
背中を預けるには 1
2021/05/08 09:41
前世の記憶がつらい…
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
辺境伯末子として産まれたレオリーノ。
半成人とされてる12才になる日に12年前悲劇の場となった国境の慰霊式典に初めて参加して…
前世の記憶を夢に見て前世の自分であるイオニアの残した思い、それを知りたいけど式典で負った怪我から回復しても弱ってしまった身体でどうにもならない…?
成人の儀を受ける為、自分が何を出来るのか掴む為、家長である父伯爵から2年の期限付きで王都へと出て運命が一気に動き出す。
過去の話や、出てきた他キャラの視点からの話が挟まっていて、わかりやすかった。
ただ、キャラの名前が話の流れ上仕方ないけどファーストネームとファミリーネームが交ざって出てきて一瞬誰だったか前の辺りページに戻ってみたりしてしまった…
厚みに負けず読みとおし次巻へ。
2022/10/03 21:04
最高、あのヨセフが
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NaNa - この投稿者のレビュー一覧を見る
胸がワクワク熱くなり、またも壮大でした。ツヴァイリンク奪還、その後。皆、それぞれに幸せになってほしい。血や生まれは関係ない隔たりのない世界になっていくことを築いていくために、自分の幸せを犠牲にするのではなく、自分の幸せを今度こそ叶えてほしい。それぞれの男達が交差する中心に、あのヨセフが。揺れたルーカスの心はやはりイオニアに留まり一生想い続けることだけは書いておきます。言葉態度もなってない世間知らずな田舎者丸出しヨセフの成長は実に良かった。ヨセフの初恋、でも右往左往その中で気付いた幸せとは。ヨセフと○○○○二人の更にその後が見たいよ~。是非続きおねがいします。前の戦での残党騒ぎでの一幕もあり、見物ですよ。切なく苦しく楽しく、最高でした。圧巻!
背中を預けるには 3
2021/05/08 15:50
3冊中一番話がしんどかった
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらずまたレオリーノが本人はしっかり考えて行動しているつもりなんだけど、無謀なことを…
それでも王都に出てきたばかりの頃よりは少し自分の身体とか周りには気を付けてはいたけど、でも甘かった…。
ルーカスが偶々居合わせて間に合ったんだけど、グラヴィスの信頼を無くして…。
その後は話を聞いてもらえず、只々抱きつぶされ…。
護衛のヨハンの体当りの訴えでやっとグラヴィスに話ができたと思ったら…
もう、最後までどうなるのか目を離せない話運びだった。
最後の最後。王族の闇がまた…。
久しぶりにここまで集中して読みごたえのある作品に出会った。
3冊揃う迄読むのを待って良かった。
2021/04/10 13:52
最終巻が待てない
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初読みの作家さんだと思ったら新人の作家さんみたいです。
でも新人の作家さんには思えない筆力で圧倒されました。
電子書籍で3月末に発見して1を購入。夢中になって読みました。
割と読むのが早い私ですがボリュームがあったのでその世界観に
浸りながら読破しました。
続きが読みたいと思っていたら4/1に2巻が発売されました。
時間を置かずに1,2巻が読めたのですが次巻が最終巻ではないですか。
待つのは嫌だなと思っていたら5/1に紙書籍が発売されるそうです。
どうしよう、電子書籍化まで待つか。そんなの待てないから紙書籍を
購入するか、もしかして電子書籍も5/1に発売されないか。
嬉しい悲鳴です。
前世の記憶をもちながら絶世の美貌をもつレオリーノ。
前世のイオニアを愛しているグラヴィスとルーカス。
今世では力を持たないレオリーノは弱い自分を認め
それでもグラヴィスと結ばれたいと一歩踏み出す。
イオニアの死の真相。裏切り者の黒幕は?
せまりくる戦争の気配。
ああどういう結末を迎えるのでしょう。
最近読み応えのあるBLがないなと思っている方に
強くお勧めしたい作品です。
2021/05/09 15:40
善悪とは
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イオニアの記憶に導かれやっと真実にたどり着いたけれど、爽快感はなかった。
あるのは重苦しい感情だけ。
それでも全てを胸に秘めてグラヴィスはレオニーノを愛し守っていくでしょう。
ルカもイオニアの愛が届いて良かった。
番外編のお話がかわいらしくて楽しかった。
壮大な愛の物語、おすすめです。
2021/05/02 23:20
重厚な
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
三巻一気読みでした。最初は登場人物の多さに戸惑いましたが、重厚な雰囲気の物語に途中から引き込まれて、手が止まりませんでした。
18年前の戦争の背景は、苦くて切ない。
主人公二人の幸せが少しでも長く続くように、願うばかりです。
2022/10/12 11:50
おお
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おおお!ここで終わるのかぁぁぁ しくしく。いやはやまた面白かった。是非またこの世界を読みたい。まだまだ 主人公になりそうな素敵な登場人物がたくさんいるので。待ってます。
2021/05/24 08:30
二人が幸せにいられますように
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美沙紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公達が傷つきながらも前に進む姿は読んでて苦しくもなるが、諦めず立ち向かう姿には勇気ももらえて、自分の感情が動かされました。
楽しいだけの本も好きだけど、五感を刺激される本には、読後に心地よい疲れがあり、もう少し本の世界観に浸っていたいと酔わせてくるから好きだし、定期的に出会いたい。
2023/06/04 07:35
すぐさま2巻に手が出ます
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
BL。ですがクラシカルロマンとか推理小説とか人生は…とか様々なジャンルを掛け持ちしている作品です。主人公は外出する度に事件に巻き込まれて、まるでコナ○君や「悪魔の花嫁○」の美奈子ちゃん(わかる人集まれー)のような人ですが、部外者として巻き込まれるのではなく圧倒的主人公として巻き込まれています。一巻は現在と過去が交互に書かれていますが混乱なく読めます。ボリュームたっぷりですがあっという間に読み進めます。とにかくおすすめです。読了して興奮気味の私からはなかなか伝わらないでしょう。ですからまずはお読みなさい!とグイグイ差し出したい。そんな作品です。
2023/04/08 17:01
番外編
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
番外編ということで、短編集かと、勝手に思い込んでいたら、1冊を通してのヨセフのストーリーでした。
ただ、ハラハラドキドキ展開を期待している私にとっては、3/2は、少しダラダラした感じで、読むスピードが進みませんでした。
でも、3/2を過ぎて、やっと?事件が起こってからは、楽しく読めました。
ラストも良い感じです。
2021/12/22 21:16
素晴らしい充足感の番外編集
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
余すところなく各キャラの魅力をすくい上げてます。楽しいエピ、じんわりあったかいエピ、切ないエピもう大満足。先生のキャラに対する愛を感じます。てか最後宰相に全部持ってかれたけど(笑。
各キャラのエピソードもすごく良かったけどファノーレンとブルングウルトの過去や未来も興味深くてまだまだ物語が生み出されるんじゃないかって勝手に期待しちゃってる自分がいます。前王ゲオルクの闇ももうちょっと除いてみたいし。個人的にはカイル推しなので番外編に登場して嬉しかった。ユリアンの話しもほっとしたかな。あとディルク、ヨハンの意外な一面にびっくり。エッポとイオニアの絆に泣いた〜。
背中を預けるには 1
2021/12/21 08:35
読み応えのある話
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
3冊も続くので、手に取るには少しためらうかもしれませんが、読みごたえがあってついつい読んでしまい、気づけば終わってた、になりかねないです。
名前からして、ドイツかその方面を意識して書いておられるのでしょうか、そちらの中世頃の雰囲気が好きな方、軍隊もの(辺境の砦をめぐる戦略とか)が好きな方は楽しめるのではないかと思います。(本格的な軍事もの好きには物足りないかも・・・)構想がよく練られていて、過去との交錯、今の人間関係、主人公たちの無力感とそれへのもがきあらがう姿とか、読みどころがたくさんあります。力作です。
2021/12/01 21:06
番外編はコメディ調で面白い
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者twの画像で見ると、過去3冊より分厚い番外編。著者の本気のやる気がこもってる。
(重い鈍器級なので、私は紙版で全シリーズ揃えてない。)
X活動報告でチェックしていたので、本日すぐ電子版を購入。
本編より、コメディ調の番外編のほうが、私は面白かった。
>Web掲載の番外編や、
年末年始の限定無料ダウンロード小冊子、
及びSNS限定公開のショートストーリーや感想御礼の小冊子から抜粋し、
ひとつの物語として書き下ろし5本を加えた全27編からなる物語です。<
収録作品は下記。 表紙は、婚礼式の衣装。
地図
人物紹介(男衆ばっかり、リーノのママの絵が無かった)
ブルングウルト協奏曲 ← これが一番面白い。
運命の男たち
ベルグント夜想曲
宰相と従事
あとがき
書き下ろし
2021/06/03 18:18
救いがあるようで、ない。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いすず - この投稿者のレビュー一覧を見る
終わった!!!読み終わった!!!という、読後の爽快感と言うよりも、そうか・・・分かった。みたいな気持ちになります。
人のエゴと、想いの強さ。
間違えてしまった過去の取り戻せなさが、しみじみと辛いです。
でも、綺麗に広げた風呂敷が畳まれているので、後は彼らの未来が、どうか明るいようにと祈るばかりです。
個人的には、ヨセフ君、ルーカスの事好きだよね???!って思ってました。
ルーカスにはイオニアを好きで居続けて欲しい気持ちと、新しい恋をして欲しい気持ちで揺れました。
賛否は分かれそうだけど、どうでしょう??!