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王妃ベルタの肖像 みんなのレビュー

  • 著者:西野 向日葵, イラスト:今井 喬裕
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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (12件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
22 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本王妃ベルタの肖像 1

2020/04/19 20:36

「処女作にはその作家のすべてがある」

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

富士見L文庫なのだから、もっともっとラノベっぽいものを予想していたら、良い意味で予想が外れた。
しっかりした甘さのないやや硬めの文体が、王族の義務や責任を扱ったテーマによくマッチしている。構成もしっかりしている。
敢えて注文を付けるなら、王や王妃の内面の葛藤をもう少し生々しく描くとより読み応えが出てくると思う。
デビュー作とのこと。次作が楽しみな作家だと思う。

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電子書籍王妃ベルタの肖像 3

2022/02/09 10:19

後書きも多く、満足度高め

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目。
中世ヨーロッパの某王朝をモデルにし、そこに土着の妃が王妃として立っていく物語。
王朝を運営していく上での経済や宗教の問題にもしっかりページが割かれていて読み応えがあります。
南部の民が信仰心を持たない歴史的な理由や、シスターとの問答にも説得力があり面白かったです。
成長したルイ王子や、後世から俯瞰した描写を盛り込んだ短編もお見事。
後書きもページ数が多く、この作品を執筆する上での研究についても触れられていて面白かったです。
個人的にはハロルドがもやもやするお話もとても読みたいです。

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紙の本王妃ベルタの肖像 1

2021/03/03 07:53

クオリティーの高い作品

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る

コミカライズを読んでいたので、私は原作であるこの作品を読んでみることにしました。ラノベのようなものを想像していたので、文章のクオリティーの高さに驚きました。ベルタがカッコいいと思えるので、ベルタのことが読んでいて大好きになれます。続きを読みたくなる作品でした。

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電子書籍王妃ベルタの肖像 2

2021/01/08 10:35

二巻目のほうが好き!

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

名実共に王妃となったベルタが国策として行う遷都事業に関わり、政治的立場も求められるようになりながら、夫である国王の思惑が掴めず、故郷の支援も受けられず、姑である王太后の期待に明確な立ち位置を決めきれず孤軍奮闘する巻。

突然陛下がベルタへの距離を詰めてきてびっくり。
一応「妻一人を愛し抜く」宗教を信仰してきたから、前巻で二人いた妃に態度を決めかねていたのに対して、一人に落ち着いたから今度こそ妻となった相手を愛して幸せになろうという考えからの行動らしいことは読み取れるけど、急な変化に戸惑った。

二人とも距離が近付くごとに相手に魅了されていって、相手の「思い」がほしくなってしまったけど、政略であることは重々承知なのでそれを求めていいのか測りかね、相手に情報を隠しつつどうにかマウントをとろうとしあっているうちに若干こじれて喧嘩に発展する展開、とても良かったです。

最終的に泣いちゃったベルタにぎょっとして、以後対応が甘い陛下は将来的に尻に敷かれるのだろうなぁ。
一転して糖度も高くなり、一巻もそれなりの完成度と思っていたけど、二巻目の方が面白かった。

まだ続いてもいいのに、完結してしまうのは惜しい。

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電子書籍王妃ベルタの肖像 2

2021/01/07 19:52

現実の歴史ドキュメンタリーをよんでいるような気分

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一巻にとても感銘を受けたので引き続きこの第二巻も読んでみた。
ラノベとは思えない重厚な筆致は第二巻でも健在でしっかり楽しむことができた。よくありがちのラノベファンタジーもののように派手な戦闘シーンや暗闘場面はなく、王家 貴族 各都市 後宮内の勢力争い 心理描写中心なのだが、大変に良く考えらている。王も王妃も一般読者受けする人物造形にはなっていない。その点が現実の歴史ドキュメンタリーをよんでいるような気分にさせられ、リアル感があってとても良い。

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電子書籍王妃ベルタの肖像

2020/10/26 23:04

1巻

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る

レビューにもあるように思ってたような物語ではなくサクサク読めます。
それにしても、国王とベルタのこうすれ違いじゃないですがあまあまとかにはならないんですねー。
これで完結だと思ってたら2巻が出たので早速読みたいです。

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紙の本王妃ベルタの肖像 3

2023/06/04 09:27

重厚な作品

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者があとがきで書いている通り16世紀前後のスペインをモデルとした作品である。一見ラノベ風であるが、とんでもない。重厚な歴史小説である。もしラノベの雰囲気があるとしたら、登場人物各人のキャラクター設定があまりにもくっきりしすぎている点かな。語り口はやや喋り過ぎの感はあるが、私は好きである。ただ途中 時々交じる「後日譚」は興をそがれてしまう。

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紙の本王妃ベルタの肖像 3

2021/09/30 10:27

ハロルド王に幻滅しましたね

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

【ネタバレ】
複雑な背景を持つ国家の変遷の過渡期で王妃となったベルタを主軸にした架空国家のヒストリカル第3弾。
遷都に伴い財政難となった国庫を鑑みて、南部との融和にもちょうどよいと異母弟を王都に迎えて帳簿付けをさせたり、唯一の王子ルイの洗礼や立太子の件が宗教的な問題から時間がかかったりする話。

シスター・ステラとのエピソードが刺さる。
本来の信仰心が厚い宗教家のあるべき姿に見える。

一巻のときも思ったけど、舞台がイベリア半島想定でも、この辺りの宗教分離は英国国教会がモデルだよねぇ。
発端は真逆だろうけど。
確か英国国教会は離婚を認めないキリスト教を信仰しながらも、政治的に離婚したかったから分離したんだよね。
こっちは一夫一妻じゃなくて重婚という方法をとるための分離だけど。

離婚ではなく重婚という形でマルグリットを手放さなかったからこそ最後のシーンがあるわけだけど、あれでハロルド王には若干幻滅したよね。
ベルタは彼が何をしても許すだろう、とか考えながらマルグリットを抱きしめてキスするシーン必要だった?
ベルタの前でさえ、ほとんど為政者として完璧であろうとするハロルドが、結局素を見せて思うさま行動するのがマルグリット相手にだけ、というのは読んでいてかなり微妙な気持ちになった。
もちろんハロルドが王妃としてのベルタに強く惹かれていて、なおかつマルグリットとは過ごした年月の長さが違う、という前提があるとしても。
モデル通りの離婚にならず、重婚になったのは、こういうハロルドの性格ゆえの決断なんだろうなぁと苦い気持ちになったわ。

新キャラのレアンドロが面白かったからまだ良かったけど、全体的に3巻目を読んで良かったかどうかというと、なんともいいきれない気持ちになってしまうわ。

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電子書籍王妃ベルタの肖像

2021/01/08 10:33

期待通りの面白さ

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

尊い血筋を重視するが故に近親婚を繰り返し滅びの過渡期にある王朝へ、経済的に無視できないほどに力を得てきた地方豪族の娘が第二妃として嫁ぐことになる。

レーベルは少女小説だが、内容は時代の転換期を描いたヒストリカル寄り。

辺境の娘として保守派の貴族達から侮られたり、第二妃という例にない不安定な立場ゆえに強く出られずにいる中で、いずれは故郷に帰されるだろうと楽観視していたベルタが王子を生んでしまって否応なく闘争に巻き込まれて覚悟を決めるまで。

国王はほとんどがずっと「公人」であり、糖度はほぼない。

立場的には長年連れ添った国王夫妻の間に割って入る立場で、味方がいないかと思いきや、国王はあくまで「公人」でどちらかを露骨に遇することもなく。
正妃とは家族のような兄弟のような絆があるものの、恋情や執着があるわけではなく、情はあるけど罪を犯せば流されずに決断できる程度には距離とってたんだと思うとマジで孤独なヒーローだし、そんな彼をずっと支えながら子ができない負い目を抱え続けて歪んでしまった正妃も可哀想だったな、と。

ここで終わっていてもいいくらいまとまってる。
でもレーベル的にはコミカライズみたいな絵が良かった。

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紙の本王妃ベルタの肖像 2

2020/09/27 01:34

二人の関係の変わりゆく先

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

1巻が面白かったので2巻も読みました。いよいよ第二部って感じです。王家に新しい血が入るとともに、今度は遷都ですよ。時代が変わる潮目にモロかぶりのベルタ。何もかもが手探り状態。王との足並みもそろわず。それでも子はかすがいで、王子が二人を父として母として結びつけていく。最期に王が「自分の隣で幸せになる君を見たい。」と言うところまでたどり着いたよ!最後に2Pの書下ろし有。

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紙の本王妃ベルタの肖像 1

2020/08/29 10:00

表紙が残念すぎる

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

レーベルからラノベかと思っていたけど、はっきり言おう!私にとってこの作品はラノベではない!ハーレークインでもない!ここまで「政略結婚」が掘り下げられた作品は初めて読んだ。王であり夫である男に、「信頼」も「愛」もなく、何を考えているか「理解」できず、それでも我が子に対して「この子を愛しているんだ」という言葉だけは信じられる、というところが印象に残った。育った文化も宗教も立場も違う二人が手探りしていく様子が面白い。

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紙の本王妃ベルタの肖像 3

2024/01/12 23:58

ハイコンテクストに綴られた王室の物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

思わぬ懐妊から始まり、遷都で近づく王と妃を経て、いよいよ国の分断にメスを入れる第3巻。
内政物に詳しくないので何ともだが、作品内容は「何も起きないように手を尽くす」という一見地味ながら水面下では危ない綱渡りを繰り広げる展開が軸になっているように思えた。最善手が「何もしない」であることが多く、大人しい場面が続くものの、登場人物の内面や境遇、作中世界の情勢を散りばめることで緊張感を維持し、いわば静的な立ち回りが表現されている。こういう書き方があることを知れたのは大収穫。その代わり、登場人物のエゴがかち合うシーンが数えるほどしかなく、エゴが見えても空回りする方が多いせいか、ワクワクする読み心地はほぼなかった。一番心躍ったのが異端審問のシーンだった点からいっても、やはりノットフォーミーというやつだろう。
しかし、ベルタの演説や、後世の歴史家による記述という形で表記された箇所の文体のまとまり具合は本職かと疑うほど様になっていて、作者の歴史好きを垣間見たようなほっこりした気持ちにさせられた。小説も良いかもしれないが、作者には歴史本の執筆も是非とも検討してもらいたい次第だ。

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紙の本王妃ベルタの肖像 2

2024/01/02 20:55

歴史の潮流と夫妻の仲はどちらも手探り

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻の流れから仕方ないとはいえ、世継ぎを巡る緊張感が抜けたのは少し勿体ない。その代わりに生じた遷都という一大国家事業を中心に第二巻は展開する。
ちょっと考えすぎじゃないかな~、というくらいに夫婦それぞれ憶測で相手を量るせいで起こる小さな行き違い。それを積み重ねる様子は読むに重苦しいものの、ピークに決壊してからの顛末、その後のトラブルを通じて歩み寄る夫婦像は期待に応えてくれるものだった。

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紙の本王妃ベルタの肖像 3

2022/01/01 15:22

ルイの大人になってからのエピソードも読める

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る

相変わらず、本格的な作品だと思いました。少しわかりにくいというか難しいと感じた部分はありましたが、雰囲気が「本格的な歴史に関する書物」を読んでいるという感じだったので、特に不満はありません。多分、私の理解力が不足していたのだろうと思っています。この巻ではルイ王子が大人になってからのエピソードも読めるのですが、ルイ王子が成長してどんな風になったかわかって面白かったです。

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電子書籍王妃ベルタの肖像 3

2021/09/29 16:12

3巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったです。
でもルイが将来こんな感じか・・・・。
オリヴィアが好きだけど浮気というか他にもいろいろするし、庶子もいるっぽいんですね笑

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