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へうげもの みんなのレビュー

  • 山田芳裕(著)
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みんなのレビュー42件

みんなの評価4.5

評価内訳

42 件中 1 件~ 15 件を表示

へうげもの 9服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2010/02/16 02:09

「史実」を超えた「真実」の利休

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yjisan - この投稿者のレビュー一覧を見る

 古田織部を主役に据える時点で充分異色の作品だが、出てくる人物のキャラが凄すぎる。バイタリティ溢れる彼等の生き方と死に様は、山田芳裕独特の誇張された表情描写と相俟って、途方もない迫力を生んでいる(しかしスポーツ漫画ならともかく、あの荒々しいタッチで「茶の湯」を描くとは・・・)。

 縄文茶会をはじめストーリー展開は荒唐無稽なのだが、歴史上の人物たちの魂を史実以上にリアルに伝えていると思う。実物よりもリアル、という矛盾した表現でしか形容できない、その圧倒的熱量。



 で、9巻は千利休が切腹する巻。ターミネーターばりに強い利休に爆笑。切腹に至る顛末もフィクションだらけだが、それでいて利休の本質に迫っている気がする。狂気の芸術至上主義者の「最後のおもてなし」には滂沱の涙。

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へうげもの 4服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2008/06/12 19:15

火星からの土蜘蛛:遅延回路としての数寄

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Living Yellow - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『ヤングサンデー』(小学館)の休刊が決まった。感慨深いものがある。当誌を読んでいて、ストーリーマンガで一番印象に残っていたのは『Bバージン』(山田怜司先生)、『ムジナ』(相原コージ先生)、そして「おぎゃあ」の山田芳裕先生の手になる『デカスロン』だ。
 しかし、これらの先生方、メジャー・デビューは、『週刊モーニング』(講談社)<『17番街の情景』山田怜司先生>、<『大正野郎』山田芳裕先生>、『週刊アクション』(双葉社)<『文化人類ぎゃぐ』相原コージ先生>などを舞台にしている。青年マンガに限って言えば、小学館はゼロからの新人発掘力においては少し劣っていたように思われる。しかし、休刊はただただ残念である。
 本作の主人公、古田織部について、「織部焼」の立役者、大茶人にして武者という以上の知識は私にはない。
 数寄の道に古田織部と本作品で、袖すりあう人々、はそうそうたるものだ。信長、秀吉、家康を筆頭に、千利休、滝川長益、そして明智光秀。それぞれの武人、茶人が、物理的、心理的な抗争を繰り広げる。
 その中で共通言語として、ある時は、降伏を勧める道具として、あるときは間接的な、しかし決定的な意思表示のシンボルとして、「土蜘蛛の茶釜」をはじめとする、茶器の数々が、古田織部の前に現れ、そして消え失せたり、隠れたり。
 そのたびに、古田氏の口からは異音ともつかない、「はにゃあ」などの、あの擬音語が飛び出す。この擬音がまず楽しい。
 数十石の貧乏侍、古田氏は、その数寄者としての止みがたい情熱とともに、不思議な因縁にまとわりつかれ、下克上の世の中をずんずん、もちろん命がけの戦場を経巡りつつ、「出世」していく。
 そのような「成功」物語としても、本作は十二分に楽しめること、請け合いである。多分に故山田風太郎先生の『妖説太閤記』との共通点が感じられる切り口で、あの歴史に迫っていく。
 しかし、本作においては、「モノ」にこだわり「人の目」を徹底的に気にする、まさに「玩物喪志」を絵に描いたような、この男と、この男が接する名品の数々が実は、周囲の英傑たちを動かしているように思えるのだ。そして、共通言語としての数寄=美が、数々の局面で、コミュニケーションの断絶を寸前で食い止め、血まみれの武人たちをかろうじて人間の領域に踏みとどまらせる。たとえそれが、辞世を詠む、数分間であれ。末期の二言、三言であれ。
 数寄=美は流血を防ぐのには、決定的に無力ではある。しかし、流血の中で、武人の内面に、反射神経のみが支配する世界から、もっと「はにゃあ」とした、「別の、美しい世界のありかた」を夢見させる遅延回路として、数寄は機能していたのではなかろうか。数寄=美は、そんな時間を稼ぐ遅延回路としての役割を果たすのでは、と本作を久々に読んで考えさせられた。
 本巻で、いよいよ。古田織部は古田織部の名を得て、織部焼のプロデューサーとして、活動を開始する。
 「モノは壊れる。ヒトは死ぬ。」(ムーンライダーズ、アルバム『The Best of Luck !』より)
 取り扱いに注意すれば。残る。

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最終巻まで楽しめます!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

お堅いだけの歴史漫画でありません。とにかく隙あらば笑わせてくる作者の緻密な構成力とサービス精神に只々脱帽してしまいます。歴史好きでなくとも作者の力量がいかんなく発揮された個性豊かな武将・茶人たちのやり取りを見ていると主人公織部をはじめとした面々についてもっと知りたくなる事請け合いです。

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へうげもの 25服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2018/01/28 09:34

山田作品のラストはなぜか寂しい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

きちんと完結した作品はあまり多くないが、どれも少しほろ苦い後味が残る。これまで最新の学説なども取り入れて史実を解釈してきたが、主要人物を生かすために特殊な説も採用しているがそれもまたありと思わせる力量を感じた。このような漫画としても知識欲を刺激する教養書としても楽しめる作品にまた出会いたい。

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へうげもの 25服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2018/01/25 07:35

戦国時代をこれまでとは違う視点で描ききった

4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

古田織部の生涯を描き、信長、秀吉、家康、秀忠の時代を表した「へいげもの」
戦国時代はその時代に活躍した武将の武勇がテーマになることが常だが、このコミックは時代を文化で見るものであり、視点が面白く通読した。
コミックであるが故に、各武将のキャラクターも、「たっていて」読ませるものであった。
時の権力者に仕えていても、常に「ひょうげ」という自分の物差しで日本の行く末を案じ、動き、最期までぶれることのなかった織部。最後もへいげて文字通り、「最後っ屁」で逝った。
帯には実写化も告知されているが、古田の愛した「へいげ」ものも再現してもらいたい。

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へうげもの 22服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2016/08/31 12:20

冬の陣終了

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TO - この投稿者のレビュー一覧を見る

冬の陣が終わった。
とはいえ、すでに夏の陣に向けて動き出してる。
幸村&秀頼が薩摩に逃亡しそうな伏線を匂わせてるなあ。
本能寺秀吉黒幕説はじめ学説としてはトンデモ説を採ってきているだけに、可能性としてはあるかもしれない。

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へうげもの 22服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2016/06/27 00:51

一服たのしみです。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひでもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

冬の陣終了です。ひょうげの織部と、泰平にひょうげは無用と切り捨てる家康。連載開始以来の利休対信長、利休対秀吉の構図が織部対家康となってラストむかえます。史実は判ってますから、作者が夏の陣から最後をどう描き切ってくれるかたのしみです。

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へうげもの 25服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2022/09/10 16:03

「へうげ」は世界を救う。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

文庫版12冊とコミックス版8冊をもって、本作をようやく読了。あらゆる要素(歴史(主人公含め登場人物のキャラの濃さ、史実の面白さと推理の妙)や芸術と政治の相克(あるいは、全体主義の問題性)、武家と朝廷の関係、秀逸なギャグ、人生の意味などなど)がきっしりと詰まって渾然一体となった日本マンガの金字塔だと思いますね。一生ものの読書体験でした。

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一本足打法?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いよいよ大阪の陣に突入、怒涛の展開が待ち受ける21巻。織部の影響力を案じた家康は柳生宗矩に命じて織部暗殺を謀るも・・・本質を掴みつつもあくまで大胆な表現方法に徹する作者の力量に舌を巻き、そして大笑いしてしまった。

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素晴らしい最期

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

秀吉の最期というへうげもの山場の一つです。秀吉にとって腹を割って話せる唯一の友と言って良い織部の最後の贈り物とは一体何か・・・笑って泣ける12巻でした。

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癖のある絵がいい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公に それほど有名ではないが 茶人として様々なエピソードを持つ「古田織部」を持ってくたところがとても良い。ストーリー展開も自由奔放なところがあるが、ギリギリ史実の範囲内にとどまっているような気がする。各キャラクターの特徴を思いっきりデフォルメした癖のある絵がこれまたいい。

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これは歴史好きにはたまらない

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る

吉田織部を主人公にした、一風変わった歴史漫画。絵とストーリーが絶妙で、名品をめぐる人の欲をからませながら進行するのが上手い! 1巻から3巻まで一気に読み進めました。

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へうげもの 17服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2016/03/18 13:16

キャラのデフォルメが凄い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メロリーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦国武将たちのただでさえ濃いキャラたちのデフォルメが凄くてもう、笑える。それだけに思い入れの強い大好きな武将がいる人は要注意(特に伊達政宗のファンの人怒るんじゃないかと勝手に心配してしまう)です。主人公織部の「へうげもの」ぶりも文字通り火の中水の中でも(火は火でも戦火だし)、って様が可笑しい。ストーリーはもちろん周りもめまぐるしく動く戦国時代なので毎回風雲急を告げるといった感じで飽きないです。

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へうげもの 21服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2016/01/17 18:32

いよいよ大坂の陣へ突入

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:奥州仙台のイソやん - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語も佳境に入ってきましたが、毎号、古田織部の生きざまに元気づけられます。大河ドラマの真田丸にも出てくる真田幸村もかっこよく作中に登場。おすすめです。

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へうげもの 21服 TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC)

2016/01/05 01:36

すごいキャラ立ちまくりの戦国武将たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

21服となったへうげもの。
戦国武将たちのキャラがギンギンに立っていて、それが変に説得力ありすぎ。
こんなコミカルにそして、武将たちのキャラのデフォルメで大河ドラマを仕立てるとうけるんじゃないの。
今年の大河は三谷幸喜脚本らしいけど、番宣を見ても、従来の大河の域からの抜け感無いしね。
へいげものは、いよいよ天下分け目へ
それぞれの戦国武将のキャラのぶつかり合いに期待。

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