フイチン再見! みんなのレビュー
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高い評価の役に立ったレビュー
低い評価の役に立ったレビュー
せっかくの話が台無し?
投稿者:本間正幸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上田トシコ先生の生涯は、波瀾万丈で面白いのに、村上もとかさんの上手い絵がこの作品ではあまり生かしきれていないのは何故だろう?
せっかく上田トシコ先生の「フイチンさん」が、コミックパークでオンデマンド化されたり、hontoで電子書籍化されて発売されていたのに、この連載が始まると直ぐに販売中止になったのも、何か大人の事情という嫌な感じがしてマイナスイメージになった気がする。
残念としか言いようがない。
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2021/08/03 10:40
読み応えある
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画の歴史もそうだけど、昭和の時代が色濃く描かれているので読み応えがあります。懐かしく思うのもよし、歴史の勉強にも良い漫画です。
2021/02/16 08:25
激動の時代と漫画家たちの黎明
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投稿者:gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る
フイチンさんという漫画を知らなかったのですが、戦前戦後をパワフルにかけた上田トシコさんの物語が本当に面白かった!
現在へとつながる漫画家たちも登場し、特に長谷川町子さんとの出会いのシーンは胸に迫る。
2020/10/14 21:43
昭和が終わる
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
知っている漫画家さんたちがどんどん出てきて、いろんな方がなくなっていく。すばらしい戦後漫画史で、昭和史でした。作者さまに感謝。
2020/10/14 21:39
マネージメントできる人がいれば
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家もプロモートもスケジュール管理も全部一人ってのは辛い。誰か、信頼できて意見してくれる人がいれば、辛さも軽減できたんだろうなと。できれば、康子お姉さんみたいな人が。歳を取るって、結構残酷。でも、人はだれでも通る道。
2020/10/14 21:35
フイチンさん
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
流産、そして新作マンガ。満洲からの引き揚げがいろんな方面に影を落とす。売れても、売れなくても芸術家は辛いのね。としこの強さも弱さも愛おしい。
2020/10/14 21:31
小泉さん再登場!
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
うれしいなあ。そして、わたなべまさこさん!!!子供のときに、わくわくさせていただきました。結婚生活は、まあ、そうなんだろうなという。悪い人じゃないけれど、九州男児って地雷な気がする(偏見)。
2020/10/13 23:57
姉妹が強い
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
とし子も強いけど、お姉さんも何気に強い。戦後の東京で2人で働いて家を買えるなんて、ちょっと今では考えられないな。
2020/10/13 23:55
満洲からの帰国
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
無事に帰ってこれたとし子たち。父との別れはつらいけど、いろんな幸運のおかげでとにかく無事に帰ってこれた幸運。噛みしめて読んでいます。
2020/10/13 23:52
生まれも性格も変えられない
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
お嬢様として生まれたその目線で「見れるもの」と「見れないもの」。彼女が見ているものだけが全てではないのだと、考えながら読むことのできる贅沢なマンガ。
2020/10/13 23:48
とし子もいいが
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉さんがいいですね。というか、二人の対比がとてもいいです。女一人で異国の地でやっていかなくてはならない、そりゃ並大抵の苦労ではない。はずだから。
2020/10/08 11:38
戦争中の豊かさ
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
物質的に豊かなこともそうだけど、海外の文化に触れて自分の好きなことをやり続けられるだけの実家の豊かさ。以前、友達のお母さん(満洲育ちの)に聞いたけど、やっぱり会社お嬢さんたちは豊かな暮らしをしていたらしいから。
2020/10/03 11:31
ずっと気になっていた
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画なので手に取りました。期待通り、おもしろかった。この作者の漫画は実は初めてなのですが、続きもまったり読みたいです。
フイチン再見! 10 (ビッグコミックス)
2019/06/27 17:20
この痛みを我々は伝えていかなければいけない
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとうテレビアニメの時代になってきた。
自分が幼い頃から親しんできた、いまや大家のマンガ家達が次々登場する。
そして、駆け足で進んで、後半には、次々死んでゆく。
実在の人物に基づくマンガだから、しかたないけど、寂寥感に包まれる。
苦悩する時期の手塚治虫が言う。
「これから先、世の中の流行がどう変わろうと……たとえ殺されても、ひるがえせないボクの主義は……「戦争はご免だ!」ということです。」
それがあの時代を経験した漫画家としての務めだと言った手塚の言葉にとしこは
「この痛みを我々は伝えていかなければいけない」と思う。
このへんが10巻に及ぶこのマンガの芯だと思うのだけど、いつものように、さらりと流れる。
さいごまでさらりと行った作品だった。
その、さらりは、美点である。
若い読者は、このさらりに魅せられて、時代背景に興味を持ち、いろんな作品を読んでほしい。
そして、さらりではすまない、暗くて重くてやりきれない部分にもしっかり出合ってほしい。
この作品は、そこへ導く誘導灯になる。
フイチン再見! 9 (ビッグコミックス)
2019/06/27 17:00
「自分らしく」する、というのは、しばしばわがままになる
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分らしく生きる、自分を通す、というのは、弱小な存在である場合は、努力目標として、とてもいい。
けれど、年齢を重ね、地位も得て、立場が強くなってから「自分らしく」する、というのは、しばしばわがままになる。
上田としこにそういうふるまいが増えるのは、(本人の中にどれだけ葛藤があったとしても)残念。
ただ、作品に励まされる読者が多いということは、本質には弱者の立場に立って応援する姿勢があるということだ。
つまりは、人間関係の築き方がうまく出来るかどうか。
そういう意味で、この人は苦労してるね。
強い自分を保とうとするからかね。
時代はさらりと流されてゆくが、私たち世代が楽しんで読んだマンガ家達が「新人」「若手」として、次々に登場してくるのが楽しい。
フイチン再見! 8 (ビッグコミックス)
2019/06/26 22:40
フイチンさん、ついに登場
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
フイチンさん、ついに登場。
やはりこれは、作者上田としこ本人がかなり投影されているか。
妊娠、そして流産という過程の中にも、「満洲」からの引き揚げの苛酷な体験が影を落とす。
体験の明るい面がフイチンさんに結晶したのかも知れない。
自分らしくありたい、と願うとしこ。
その思いが、マンガへの熱情につながりもし、周囲への傲慢にも見える態度にもつながる。
強く見えるとしこの、弱点であろう。