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紙の本
西の魔女が死んだ (新潮文庫)
著者 梨木 香歩 (著)
【小学館文学賞(第44回)】【新美南吉児童文学賞(第13回)】【日本児童文学者協会新人賞(第28回)】【「TRC MARC」の商品解説】
西の魔女が死んだ (新潮文庫)
西の魔女が死んだ(新潮文庫)
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紙の本
読んだ後に・・・
2016/11/21 22:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画で実写版があってた事を知りました。両方楽しんでみるのもいいですね。優しいタッチの本です。
紙の本
読書感想文のために
2019/05/08 13:33
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の娘の読書感想文のために購入しました。が、読んでも何にも感じないし思わないから感想を書けないといわれました。娘は作文の成績は良いほうです。うちの娘の場合には、何も心に響かなかったようです。人それぞれですね。
紙の本
僕には合わなかった
2015/12/05 14:12
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
情景描写が冗長で、出来事(イベント)が話の最後を除いてあまり起こらない淡々とした話だったので、読み進めるのがつらかった。
ただ短いのでその点は助かった。これで長かったら途中で読むのをやめただろうなと思う。
紙の本
思春期の頃に読みたかった
2009/11/01 18:13
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
西の魔女が死んだ 梨木香歩 新潮文庫
この文庫は70刷もされています。人気があります。名作との評価がなされています。ただ、わたしには、残念ですが、本作品の良さが伝わってきませんでした。
主人公まいさんの心は、せつない。登校拒否を続けていたまいさんが、西の魔女である祖母との関わりをもったのは、中学1年生のときで、彼女が、おばあちゃんの魔法で、学校に行けるようになるまでが記されています。
動植物のお話が出てきます。鶏に関与する様子は優しげだけれど、卵も鶏本体も人間が食べるために飼育しているのです。
まいさんは、甘やかされて育ちました。彼女は「良い子」という表示を張られた人形です。まいさんを見ながらわたしは、人間は、その成長過程のいつ頃から、自分を主体とする強い感情をもつようになるのかと考えました。14歳の時期が多いのでしょう。周囲を喜ばせるための「自分」を演じるのではなく、ありのままの「自分」として生きていく決心をしなければ「自分」は長続きしない。
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西の魔女
2017/07/09 14:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にそにそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
始めはファンタジー系かと思って読んでいたのですが、祖母とのふれあいの中で希望をつかんで成長する主人公に共感しました。
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あたたかい
2017/06/12 08:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る
心があったかくなるお話であった。
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ありふれた言葉遣いで生まれる最高峰の感情体験
2024/05/23 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しい内容ではない。孤独の果てに傷を負った思春期の少女と、その祖母の暮らしを通して絆を育み、世界を見聞する力を養っていく様子を、丁寧に淡々と描いていく。刺激慣れした自分には起伏の少なさがどうにもだったが、最後のメッセージがグッと効いてくるのは、ひとえに著者の言葉選びの賜物だと思う。
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最後のメッセージが素敵
2024/05/16 19:46
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投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
西の魔女=おばあちゃんが亡くなり、おばあちゃんのもとへ行く車中で、共に暮らした日々に主人公が思いを巡らせるお話です。学校に行けなくなった主人公が、おばあちゃんと暮らす日々が綴られています。
仲の良かった二人ですが、おばあちゃんのもとを去るときに少し喧嘩してしまい、しこりが残ったそのままおばあちゃんは死んでしまいます。主人公は酷く後悔しますが、最後におばあちゃんの家で見つけた西の魔女からのメッセージに勇気づけられます。
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きっとあなたも魔女になれる。
2023/01/19 11:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くるくる - この投稿者のレビュー一覧を見る
北欧暮らしの道具展のYouTubeでこの小説が登場していて、気になり購入しました。
主人公が祖母から教わる「生き方の知恵」が優しく描かれていました。
中でも「魂」についての一節が衝撃で、何かに迷ったときに思い起こして、決断する勇気を与えてくれる大事な言葉となっています。
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おっさん向きではない、心の美しい人向き
2021/09/05 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yodoyabashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
あるところで推薦されていたので読む。
他読んだ理由は、タイトルが期待できた。
#西の魔女が死んだ
心の汚れたおじさんにとっては「ふーん、すごく感動した」とかは無かった。
お話の最後に向けては、非常に良くできているけど、おっさん向きではない。
犬を飼っている変質者みたいなおっさんが、やっぱり汚いおっさんであるとか、逆に凄くいい人であるとかはわからないままだ。
魔女の修行を始めるが、これは、という目新しいものもなく、かといって、凄く努力したということもなく、田舎で過ごすお話。
タイトルの元になったのは「オズの魔法使い」という事なので、西の魔女がどんな魔女かは、そちらを読むとよい。
私は、何のつながりも見つけ出せなかったけど、人によっては強いメッセージを読み取るかもしれない。
#渡りの一日
ティーン向けのお話。
何がティーン向けかというと、女の子2名にとって、男の子は眼中になくて他の事に興味がある健全なお話になっている。
同級生らしい藤沢君は空気。
まあ、そんなのを楽しむお話。
紙の本
映画を観たので
2021/07/24 22:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あこや - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画をだいぶ前に見たので、原作と比べてみたいと思い買いました。夏の100冊に入っていたことも購入の要因の一つです。
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こんなおばあちゃん羨ましい
2015/07/11 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなおばあちゃん羨ましいなぁ。
言葉の選び方がとてもお洒落。愛情の伝え方が気持ちいいストレート。暮らし方も自然で素敵です。
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うーん…
2013/07/11 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バブリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
よかったんだけど、終わり方がなんか消化不良。涙も1ページで終わりました。
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子どもには子どもの、大人には大人の読み方がある
2008/08/09 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
100万部超の大ベストセラー、「渡りの一日」という後日談の短編も収録。2008年6月には映画が公開されている。
本書の背景に流れる時間が現在の私たちの時間とは違う。「時代」としての「現在」ではなくて、便利なものに囲まれて暮らしている「生活」としての「現在」とは違う、という意味だ。
飼っている鶏の卵を採って朝食に食べ、大物の洗濯はタライを使って足で踏む、そんな生活が綴られている。こういった光景は、日本ではいつごろまで普通に見られたのだろう。私には、小さい頃に田舎に行って見たかすかな記憶があるが、それが、そこでは普通のことだったのかどうかも分からない。
物語は、学校へ行けなくなった中学生の少女 まい が、母方の祖母との素朴で平和な暮らしのなかで、心の健康を取り戻していく過程を描いたもの。祖母は英国人、祖父は日本人で、まいが小さいころに亡くなっている。
「西の魔女」とは、この英国人の祖母のことだ。自分の家系は魔女の家系で、自分の祖母(つまり、まいの高祖母)は、予知能力があったという話をまいに聞かせている。そして、自分も魔女になれるかというまいに、魔女修行を勧める。
しかし、祖母が言う魔女とは、魔法使いのことではなく、自然から得た知恵を活かして、身体を癒したり、困難をかわしたり、耐え抜く力を持った者のこと。魔女修行とは、早寝早起きと日々の仕事など、キチンとした生活習慣を身につけることだ。そして、ここがこの本の主題だと思うが「外からの刺激にいたずらに反応しないこと」、つまり、自分で考え判断することができる者が上等の魔女だと言う。
長く読まれている話だけあて、良いお話だ。色々なメッセージも伝わってくる。特に、友達関係や将来の頃で悩みが多い、小中学生から高校生ぐらいまでの若い世代に読んで欲しい。
とは言っても、子どもには子どもの、大人には大人の読み方ができるので、世代を越えて読める。大人にも手に取ってもらいたい。
「大人の読み方」ということになるだろうか、私は、まいと取り巻く大人のありようが気になった。特にまいの父と隣家のゲンジが、大人の負の部分を象徴しているように感じた。
良い人であるが、ものの表層だけで本質を見ない父。品性を学ばないで年をとってしまい、悪い人ではないのだが、まいにとっては汚れた大人にしか見えないゲンジ。祖母が言う上等の魔女とは対極にある人物像だ。自戒をこめて言うが、こういう大人が実は多い。
紙の本
ちょうど良い感じの終わり方に向かって筆を走らせる作者の息遣いが感じられる
2008/05/30 21:35
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の予告編を何度か見て、見ているうちに良さそうな映画だなという気がして来て、たまたまそんな時にこの原作本を見つけた。
「児童文学」という乱暴な括りが適当かどうかはともかくとして、うんと若い人向きの本であることは間違いない。少なくとも僕のような汚れっちまった大人(いや、枯れ始めた大人かな?)が読んでも(帯の宣伝文句にあるように)最後の3ページに涙があふれて止まらないということはない。でも、それは大人には理解できない本だということではないし、大人が読んで面白くない本でもない。是非とも人生のうちで一番感受性の強い時期に読んでほしいと、もうそれが不可能な読者として願うばかりなのである。
「西の魔女」というのは主人公の中学生まいの母方の祖母である。イギリス人だ。別に彼女は黒い帽子をかぶって箒に乗って飛んでいる訳でもなく、野草をぐつぐつ煮詰めて毒薬を作っている訳でもない。ただ、薬草やハーブに関しては深い知識を持っているし、祖母の祖母には実際予知能力があったと言う。そして、なにごとにも揺るぎない自信と自主性をもって行動する祖母は自ら魔女である(「まいの思っているような魔女とは、ちょっと違うかもしれませんけれど」)と名乗り、いやなことがあって学校に行けなくなり、祖母の家に逃げこんできたまいに毎日の「魔女修行」を勧めたのだった。
祖母の家での田園生活も、感性豊かな年代のちょっとした反応も、非常に鮮やかに描かれている。いつまでもこのまま読んでいたいような心地良ささえあるストーリーなのだが、逆にこの手の話をどう終わるのだろうかと気になってくるのである(大人の読者って奴はしようがないのである)。
タイトルからしても、あるいは書き出しの文章からしても、祖母が死ぬのは明らかである。しかし、祖母が死んでまいがわあわあ泣いて終わるというのではあまりに残ないし、かと言っていきなり、祖母は死んだけど私はこんなに強い少女になりましたというのではこれまた空々しい。そのどちらでもない、ちょうど良い感じの終わり方に向かって筆を走らせる作者の息遣いが感じられる。そしてタイトルに違わず、そこにはちゃんと魔法が出てくるのである。この辺の感性がこの作家を作家たらしめているのだと解る。
併録の『渡りの一日』はまいの後日談であり、落語の三題噺みたいな作品だが、作者の筋運びの巧さを改めて物語る掌編である。
重ねて書くけれど、是非とも主人公と同年代の少女たちに読んでもらいたい。
by yama-a 賢い言葉のWeb