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読割 50
紙の本
贖罪 (双葉文庫)
著者 湊 かなえ (著)
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入り...
贖罪 (双葉文庫)
贖罪
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商品説明
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。娘を喪った母親は彼女たちに言った―あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。十字架を背負わされたまま成長した四人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?特別収録:黒沢清監督インタビュー。【「BOOK」データベースの商品解説】
15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。直前まで一緒に遊んでいた4人の女の子はなぜか犯人の顔が思い出せず、事件は迷宮入りとなる。十字架を背負わされたまま成長した4人に降りかかる、悲劇の連鎖の結末は!?【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
フランス人形 | 7−59 | |
---|---|---|
PTA臨時総会 | 61−111 | |
くまの兄妹 | 113−169 |
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紙の本
う~ん、後味はあまり
2018/04/09 20:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっきりもしないし、ビックリもしないし、深くもない
う~ん、後味はあまりだな
誰もうかばれない、ただそれだけ
紙の本
評価が分かれるかもしれません。
2012/07/01 21:38
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が分かれるかもしれません。
ミステリーなのですが、特別トリックがあるわけではありません。深層心理に刻まれた「償い」を登場人物が、それぞれの立場で受け止めながら物語は進んで行きます。
事件は15年前。一人の少女が殺害されるところから物語は始まります。そして、直前まで遊んでいた4人の女の子のそれぞれのその後をそれぞれの立場から描くことで物語が進んでいきます。
最近のミステリーで、見かける複数の人の視点から犯人をあぶり出していくという手法です。
犯人自体は読んで行く中で、だいたい分かるので、最後に大きなサプライズというわけではありません。
作品の特徴としては、「償い」と「犯罪の連鎖」ということを心理的な部分から描き出すことなのかもしれません。
ただ、最初の殺人が幼児に対する性的な犯罪からはじまり、その連鎖もその手の犯罪を描いているため、個人的には読後感は悪いものでした。
たしかに心理的な描写を特徴を持たせるためには、どぎつい犯罪の方が書きやすいとは思いますが、その手の犯罪が連鎖するというのは、現実的ではありませんし、読んでいても気分がよいものではありません。
ストーリー展開が早いため、すぐに読み切ってしまう本ですが、評価は分かれるところでしょう。
龍.
紙の本
十五年前の事件が生む悲劇
2013/10/19 01:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
十五年前、静かな田舎町で起きた女児殺害事件。
直前まで一緒に遊んでいた四人の女の子は、犯人と思われる男と言葉を交わしていたものの、なぜか顔が思い出せず、事件は迷宮入りに。
娘を失くした母親は彼女たちに言った――あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい、と。
湊かなえ作品お得意の、一人語り(独白体?)により書かれている。
各章は、十五年後の四人が、現在と十五年前の殺人事件について語る。
ある者は手紙で、ある者は「PTA総会」での発言(釈明)で、という風に。
物語の主軸は、「十五年前の事件の真相」と「十五年後(現在)に四人が直面した事態(事件)」である。
四人はそれぞれに十五年前の事件を忘れられず、先の母親からの言葉も心に刻み込まされ、それらがその後の彼女たちの人生に影響を与え、(それぞれ)ある事件に遭うのである。
こちらが、この作品の読み所だろう。
というのも、「十五年前の事件」については、各章毎に少しずつ新事実が語られ、作品途中で事件の真相についてある程度見当が付いてしまうのである。
しかし、この作品は、決して「犯人捜し(犯人当て)」をするものではない。
前述のように、四人の少女の十五年前~現在に至る各々の人生の悲劇をこそ、読むべきであろう。
紙の本
面白くはあるが、、
2015/10/28 17:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレ】いままでの湊さんは、『告白』と『往復書簡』のみ。両方とも好感触だったので、『贖罪』への期待も高まる。たしかにぐいぐい読ませる内容ではあるが、ここまでもの負の連鎖になんか腑に落ちず。誰も救われてなーい。まあ、最後ちょっと最悪の事態からは免れるようなエピソードはあったけれど、焼け石に水って感じ。面白いんだけれど、読み応えでいったら普通かなあー。でも、やっぱ他の作品も気になる作家さんであることにはまちがいはない。真紀の告白の中の、当事者以外はみんな自分が英雄であるように想像する、、という下りに妙に納得。
電子書籍
がんぐり
2023/07/08 07:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんぐり - この投稿者のレビュー一覧を見る
お得意の主観と客観のすれ違い
手記やインタビューを通じてボタンの掛け違いを埋めていくが原因を突き詰めてもねぇ
まずあのときにすべきことは何だったのか?
紙の本
登場する男たちは皆最悪だ
2023/04/22 09:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
5人の女性たちの、何らかの形での独白という構成で物語が出来ている。湊かなえらしい凝った構成だ。「告白」「少女」と湊かなえ作品を読んだが、はっきり言って読後感が全く悪かった。しかし、この小説は違った。物語が終わった後の微かな希望が感じられた。最後にこの作品をドラマ化した黒沢清監督のインタビューに出てきたが、登場する男たちは皆最悪だ。
電子書籍
子供のときの事件が……
2021/10/09 06:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人になってから、その子供たちに、重い過去を背負わせている……そんなに感じですね……。読み終わって、なんとも言えない、重苦しい感想をもちました……かわいそう……
紙の本
贖罪感想
2017/06/23 21:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:右ソルデ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある女性の過去の出来事を起点に起こる事件の数々。湊さんがそういう風に紡いだから原因(過去)と結果(現在)が繋がっているように見えたのだと思うけど。
現実でもニュースなどで知った古今東西の何の繋がりもなさそうな事件や事故もひょっとしたら何かしらの繋がりがあるかもしれない。
紙の本
しんみり
2016/12/05 22:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tiffany - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後なんだかしんみりとした気持ちになりました。これが世間で言われるイヤミスということなのかなと少しはわかったような気がしています。
紙の本
負の連鎖
2016/05/18 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
負の連鎖…うーんと思うところは多々あるけれども。
ちょっと偶然が多いし、強引な印象。
あまり読後感がよろしくなかったかな
犯人に納得がいかない…。
ただの変態じゃん。
紙の本
トラウマになるほど最悪の結末
2016/01/31 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえさんの,『告白』が素晴らしかったので,わくわくしながら読み進めました。
しかし,その結末は,トラウマになるほど最悪でした。
「血が繋がっていることを知らない,父と子―」
『告白』のような,勧善懲悪的な物語に仕上げてほしかったです。
紙の本
怖い話です。
2015/08/31 21:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
「告白」でも衝撃を受けましたが、こちらもまた、終始嫌な雰囲気が漂う物語でした。著者の作品をきっかけに「イヤミス」という言葉を知りましたが、むしろホラーのようだと感じました。
紙の本
ちょっと怖かったです
2013/06/21 14:19
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rerere - この投稿者のレビュー一覧を見る
1つの事件が、かかわった子供たちの人生を狂わせてしまい、大人になっても苦悩の人生を送ることになる。
読み終わった後はちょっと重い感じが残りました。
紙の本
重い
2019/05/27 22:43
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わった後も言い知れぬ思いに引きずられた。都会と田舎、育った生活環境の違いから生まれる価値観の違いが、負の連鎖を生む根源に。娘を失った母親が被害者でもあったり加害者でもあったとは。
紙の本
イヤミス感は低め
2018/11/19 11:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊作品の中ではイヤミス感は低く感じたはしたけど、幸せが目の前にあるにも関わらず壊れていく様はやっぱり湊作品。独白形式なのはいつものパターン。目撃者である4人は、ある人が伝えた言葉で悲劇を生む。にしても、全員がどこかで自分は被害者で、今まで辛かったのよ…的なセリフが出て来て、独白の回が進むにつれて興冷めしていく。それを考えると妊娠した由佳が1番正直者で好感が持てた。変質者が多いのは、湊さんならではですが、マトモな男性登場者があまりにも少な過ぎる(笑)でも、いつも通り読みやすかった。