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文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの 下巻 (草思社文庫)
問題解決に成功した社会例として、徳川幕府の育林政策で森林再生を果たした江戸時代の日本、過酷な人口制限で社会のバランスを保つティコピア島等を検証。現代の中国やオーストラリア...
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの 下巻 (草思社文庫)
文明崩壊 下巻
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商品説明
問題解決に成功した社会例として、徳川幕府の育林政策で森林再生を果たした江戸時代の日本、過酷な人口制限で社会のバランスを保つティコピア島等を検証。現代の中国やオーストラリアの惨状も分析し、崩壊を免れる道を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸時代の日本では、乱伐により荒廃した森林環境が徳川幕府の長期視点に立つ
育林政策によって再生し、持続可能な森林管理が実現された。
問題解決に成功した社会と失敗した社会の違いはどこにあるか。
現代中国やオーストラリアの惨状を分析しつつ、崩壊の危機を乗り越える道の可能性を探る。
歴史において個別の社会で発生した勃興・隆盛・崩壊のパターンは、
グローバル化した現代ではまさに全地球規模での危機へと拡大しつつある。
資源問題、環境問題、人口問題に政治闘争や経済格差の問題も含んで、
崩壊への因子はより複雑化している。
だが著者は悲観的ではない。観念論ではなく過去の教訓から学んだ
きわめて現実的かつ建設的な処方箋を提示する。
新たに新章「アンコールの興亡」を加えて待望の文庫化。【商品解説】
著者紹介
ジャレド・ダイアモンド
- 略歴
- 1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。『銃・病原菌・鉄(上)(下)』(倉骨彰訳、小社刊)はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァ-賞を受賞している。邦訳書は上記のほかに『セックスはなぜ楽しいか』(長谷川寿一訳、小社刊)『人間はどこまでチンパンジーか?』(長谷川真理子・長谷川寿一訳、新曜社刊)がある。
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紙の本
危機から逃れる手段
2019/09/14 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
崩壊した社会を取り上げた上巻に対し、問題解決に成功した社会とその要因、更に現代における危機と、それを乗り越える為の方策を書いた下巻。
リベラルにありがちな観念論や企業悪玉論を徹底的に排した解決策は必読。
日本についても触れられているがオリエンタリズムを徹底的に排した論調なので好感。
紙の本
生き残った文明の原因を検証します!
2019/01/04 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、古代文明の崩壊及び維持についてその原因を様々な視点から考察した画期的な書です。上巻は方秋下古代文明についての記述が主でしたが、下巻では危機に瀕しながら、的確に状況を捉え、維持してきた文明、例えば、徳川幕府の育林政策で森林再生を果たした江戸時代の日本、過酷な人口制限で社会のバランスを保つティコピア島などを題材に、それらが維持できた要因を解説してくれます。なかなか興味深く、読み応え十分な書です。
紙の本
文明を崩壊させないためには…
2017/04/29 12:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
「銃・病原菌・鉄」をも凌ぐボリュームになる本書。
崩壊した文明と、崩壊を回避し成功した文明との差について、膨大なデータや資料を基に考察しています。結論としては、その土地の環境にあった(環境を壊さないような)社会システム(政治制度や経済制度)を構築することが重要であると著者は考えていると思います。
もちろん、そのほかにも重要なことは多くありますが、それについては本書をご覧ください。
(上巻とレビュー内容は同じ)
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現代社会の未来は、崩壊か存続か? 私たちにできることとは?
2017/03/26 21:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻では主に、崩壊した社会について考察されていた。
下巻ではまず、崩壊しないで持続した過去の社会について、考察。
その中には江戸時代の日本が、森林管理を厳格に行うことによって
結果的に社会の崩壊を免れたという話も紹介されている。
そして、現代の問題。
アフリカのルワンダで近年起きた大虐殺の背景について。
一つの島を東西に分け合うドミニカとハイチの明暗について。
中国とオーストラリアで現在進行形の環境破壊について。
そして、今後の世界はどうなるのか、
将来に向けて個人に何ができるのか、などの考察。
世界の将来について著者自身は、「慎重な楽観主義者」であると言っているが
本書を読めば、相当な危機感を持っていることは分かる。
私は、現代の文明は少しずつ衰退に向かっていると読書前に思っていたが、
本書を読んで、もっと急速に近い将来に、混乱と社会の衰退が訪れるかもしれない、と思うようになった。