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読割 50
紙の本
マリアビートル (角川文庫)
著者 伊坂 幸太郎 (著)
幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。...
マリアビートル (角川文庫)
マリアビートル
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商品説明
幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!【「BOOK」データベースの商品解説】
息子の復讐を企てる元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの2人組「蜜柑」&「檸檬」。気弱な殺し屋「天道虫」。それぞれの思惑のもとに同じ東北新幹線に乗り込むが…。短編「ついていないから笑う」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
マリアビートル | 5−576 | |
---|---|---|
ついていないから笑う | 577−584 |
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紙の本
新幹線のごとく疾走する話
2024/03/11 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋三部作の第二作目です。
前作の『グラスホッパー』から数年、闇社会の入れ替わりは激しい。
今回は東北新幹線はやてを舞台にした走る密室サスペンスだ。
だが犯人が誰かと探す推理小説ではなくて誰が生き残るのかというのがテーマかな。
七尾は洗車をすれば雨が降り、町を歩けば誰かにコーヒーをこぼされ、レジの列に並べば彼の前でトラブルが起きて待たされるという不運の星を背負ったような男だ。
それでいて殺し屋というのも向いてない気がするが、土壇場の集中力に長けているようで呼び寄せてしまった最悪のトラブルの中でも生き残れるというのが身上だ。
そんな七尾が仲介業のマリアから受けた今回の依頼は、東京駅から東北新幹線に乗り込み、トランクをひとつ奪って上野で降りるというシンプルなものだった。
しかもトランクは荷物棚においてあるという。
「絶対にうまくいくはずがない」と呪いのように思いこむ七尾の予測通り、指示されたトランクを手に上野で降りようとしたら新幹線に乗り込んで来ようとしていた男が因縁ある相手だった。
「狼」という通り名の男は別件でその新幹線に用があったが、七尾に出合ったのを幸いに過去の恨みを晴らそうと襲い掛かってくる。
それを返り討ちにして首の骨を折ってしまったのももとはといえば新幹線が揺れたせいだった。
死体とトランクを抱えてパニックになった七尾は、マリアに上野で降りれなかった事情を説明する羽目に。
しかもトランクの持ち主だった檸檬と蜜柑という通り名の二人組に追われ、さらには何の因果か毒針を使う殺し屋と死闘を繰り広げる。
同じ新幹線に王子というこれは本名の中学生と木村という名の男が乗り込んでいたが、こちらもなにやら曰くがあるようで。
グラスホッパーで生き残った殺し屋たちも登場しつつ、トラブルがトラブルを呼び込み新幹線のように疾走する話だった。
原作を読む前に映画「ブラッド・トレイン」を見ていて、映画ではわけわかんない部分もあったけど、原作の方がすっきりまとまっていた。
檸檬のトーマスネタはそのままだが、登場人物たちの性別が変えてあったり狙いが違ったりと映画との脚色が違う部分もあったので結局どうなるのかわからず楽しく読めました。
七尾のちょっと情けない部分も含めてブラッド・ピットは名演だった。
引退した伝説の殺し屋も映画のように日本刀を振り回したりはしないが、ハリウッドってどれだけ刀が好きなんだろう。
次は『AX』ですね。
紙の本
グラスホッパーとはそんなに似てないと思う
2015/06/07 18:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一匹狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
だんだんと伊坂幸太郎を読むことになれてきたせいか、伏線とブーメランに驚かなくなってきました。今回は特に急展開が多かった気がします。
それとあっさりと人が死にます。びっくりすることもできずに、あれ?と首をかしげているうちに展開してしまった部分がいくつかありました。
運のいい奴と悪い奴の対決をやりたかったのはわかったのですが、私はあまりすっきり出来ませんでした。
紙の本
かなり前に読了
2023/12/02 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今頃、感想を書いてますが、読了は、かなり前。読んでいてまず思ったのは、こんなに偶然が重なるかな、でした。息子の復讐をしようとしてる元殺し屋の木村。中学生の王子。蜜柑&檸檬の二人組。そして気弱な殺し屋天道虫が東北新幹線に。
電子書籍
『グラスホッパー』から読んだほうがいい
2015/12/28 21:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初のほうはあまり楽しめませんが、我慢して読んでいるとだんだん面白くなってきて、最後はかなり面白くなります。各キャラが立ってます。
紙の本
面白いけど、これでいいの?
2016/01/01 18:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「グラスホッパー」の続編。その筋の業界関係者の話。いわば大きな動く密室、東北新幹線での出来事。むかつく子生意気な中学生の王子とアル中の木村、業界では恐れられている双子のような檸檬と蜜柑、簡単な仕事のはずが、いつもマーフィーの法則のようについてないてんとう虫こと七尾、前作の鈴木ほかのメンバーで物語は進む。スピード展開は新幹線並みって、新幹線が舞台だから当たり前。業界の仕事だから普通に人が死体に変わる。ゲームを見ているような感覚だった。簡単に殺人が起き仕事終了。面白いけど、いいのかなぁという思いもする。とっくに殺人に対する神経は省かれているということなのか。
紙の本
引き込まれます
2023/03/09 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kusukusu - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前に読んだにもかかわらず
今も心に残る作品です
きかんしゃトーマスを見たことも無かった人間なのに
休みの日に見たり
信号機は自分で確認して渡るとか
色々影響を受けました
紙の本
新幹線の揺れが
2022/10/01 15:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
の作者らしい、時系列をあえて入り乱れさせた技巧的な構成と軽妙な会話がとても目立つ作品である。使いつくされた舞台であるが新幹線車内という舞台は緊張感を盛り上げるのに適している。同じ作者の「魔王」でも描かれていたが、面白半分に人の心理や行動を自在に操る人物の造形が大変に際立っている。特にこの作品では「中学生」という形を取っているので悪魔的で更に目立つ。あまりにも真に迫ってうまく描かれすぎているので、嫌悪感を催してしまうほどである。
ところで新幹線の揺れが大きな役割を果たしている。東北新幹線ってそんなに揺れたっけ?
電子書籍
映画化されるんですね
2021/03/28 07:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:匿名希望 - この投稿者のレビュー一覧を見る
グラスポッパーが映画化されたとき
マリアビートルの映画化予定がないと聞いて
がっかりしていたのですが
映像化決定で嬉しいです
新幹線という一種の密閉された空間で
バラバラに展開される話(伏線)が
最後に見事に回収されていく感じは
くせになります
紙の本
どんどん読める
2020/05/30 08:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ponkan - この投稿者のレビュー一覧を見る
グラスホッパーは最後のシーンを覚えてるくらいの状態だったのですが、問題なく楽しめました。個人的にはこちらの方が読みやすい印象。
人はまあまあ死にますが…笑
王子の嫌な奴っぷりがすごいです。徹底的に同情の余地のない悪を描いた感じ。
電子書籍
面白かった
2020/04/30 21:01
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ第2弾。『グラスホッパー』のあと、『AX』から読み進めていたのだが途中でやはり『マリアビートル』を読んでからじゃないと楽しさが半減する!と思い慌てて購入。読んでいる間にいつの間にか木村を応援している不思議。私だけじゃなくて多くの人が王子に不快感を抱いたのでは? だって、あんな中学生――いや、中学生じゃなくても嫌だ。王子がいると、死が身を擦り寄せてきているような恐怖を感じる。木村のハンコが斜めになったときの、絶望…。まさかジジババがそうくるとは!素直になれない蜜柑と檸檬の絆も必見
紙の本
ぶつかり合う殺し屋
2018/05/03 11:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京から盛岡までの、新幹線内の緊迫感がスリリングでした。息子の復讐にもえる、ひとりの父親の生きざまには鬼気迫るものがありました。
紙の本
5ポイント
2017/05/18 00:27
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューを書くと5ポイントもらえる。それだけのためにこれを書いてる。なにか感想あるかなとちょっと無理矢理考えると批判でもない悪口みたいなことがちらほら思いついてしまう。でもそれはこの本がもはやただの面白い小説だっていうこと。批判みたいなことしか書くことがないのだ。緊張感とかユーモアとか伏線回収とか重い主題とか爽快感とかどれか取り上げると全部褒めださなきゃいけなくなる。だからもう普通にこれを読めばいいんだよ
紙の本
運を越えるもの
2017/03/04 20:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
最強の運の持ち主かもしれない王子と最悪の運に祟られている天道虫の邂逅で何が起きるか、何故人が人を殺してはいけないのか、読みどころ満載です。あの夫婦が最強の運を粉砕するくだりが見所ですよ。
紙の本
疾走感
2016/05/26 10:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
疾走感があり、すらすらと読み、楽しうことができる。その中においても著者独特の文体が生きていて、ファンは楽しめる。
紙の本
てんとうむし
2016/04/18 22:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの伊坂作品で、入りこむまで時間がかかったけど、そこからはぐいぐい。後半の「木村」のハンコはそうきたかー、と思いました。