- 販売開始日: 2016/03/25
- 出版社: 河出書房新社
- ISBN:978-4-309-41299-3
東京プリズン
著者 赤坂真理
十六歳のマリが挑む現代の「東京裁判」とは?少女の目から今もなおこの国に続く「戦後」の正体に迫り、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞。読書界の話題を独占し“文学史的事件”とま...
東京プリズン
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商品説明
十六歳のマリが挑む現代の「東京裁判」とは?少女の目から今もなおこの国に続く「戦後」の正体に迫り、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞。読書界の話題を独占し“文学史的事件”とまで呼ばれた名作!
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天皇の戦争責任!
2023/02/02 10:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女マリは母によってどうしてアメリカに留学させられたのか、母は一言も理由を話してくれない、初めは私たち読者も見当がつかない、ある日マリは担当教師から進級の条件としてディベートをすることを義務付けされる。そのテーマは「昭和天皇の戦争責任」、主人公も言っているように戦後史はあまり授業で習っていない私たちの世代、彼女も必死で天皇について考える、この「戦争責任」というテーマは私は未読だが、作者の代表作「箱の中の天皇」へと繋がっていく彼女の重要なテーマだ。最後に私は彼女の母が彼女をアメリカに送った理由がわかった気がしてくる、彼女の母は東京裁判の資料の翻訳に携わっていた、翻訳者だから個人の意見は挟めない、例え、不公平な裁判であるとわかっていても。だからこそ、その思いをマリに託したのではないかと
戦後日本について
2019/07/30 11:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢と現実、過去と現在、母と娘、天皇と臣民などが互いに交錯してすごい不思議な小説になっている。最後のディベートの部分に引き込まれた。
難解な小説である
2018/05/13 21:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄く分かりにくい文章である。慣れるまで大分掛かった。過去と現在、現実と夢想、日本とアメリカが入り組んでいる。テーマは「天皇の戦争責任」。この小説の難解さが分かるだろう。池澤夏樹が解説で言っていたが「小説でこんなこともできるのか」こんな感じである。
難解すぎる
2019/08/15 20:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:十楽水 - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しくてついていけなかった。シーンがころころ変わり、壮大な何かを感じさせるけど自分の中でまとめきれず。わかる人にはわかるのだろうが。読み手の力量次第で、得るものは違うのだろう。でも、最後のディベートは読ませた。ここだけでも一読の価値あり。
歴史を見る視点が面白い
2019/07/05 20:45
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤坂真理『東京プリズン』という小説を読みました。
「16歳の少女マリがたった一人で挑む現代の「東京裁判」」
という帯の文句にひかれて読んだのですが、正直いささかしんどかったです。
マリの回想と心の中のイメージと現実とがごっちゃになってわかりづらいし、
いやなことばかり起こるストーリー展開。
でも、ところどころ、歴史を見る視点に面白いものがあって、
読んだ甲斐はありました。
H26.12.14読了
2014/12/27 08:12
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:竹匠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカにおける、主人公の「東京裁判」。難しい題材。自己が昇華するための物語。難解!!
東京裁判 ディベート
2022/11/21 09:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京裁判の同時通訳の現場をディベートで再現する小説。戦勝国と敗戦国。歴史がいかに描かれて来たのかを問い直す。敗戦国の、敗れたものたちの声を代弁する。