「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
出版禁止 (新潮文庫)
著者 長江俊和 (著)
社会の暗部を暴き続けるドキュメンタリー作家が不倫中の女と心中し、女だけが生き残る。本当は誰かに殺されたのではないか? 7年後、ひとりのルポライターが女のインタビューに成功...
出版禁止 (新潮文庫)
出版禁止(新潮文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
社会の暗部を暴き続けるドキュメンタリー作家が不倫中の女と心中し、女だけが生き残る。本当は誰かに殺されたのではないか? 7年後、ひとりのルポライターが女のインタビューに成功するが、そのルポは封印され…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
一筋縄ではいかないミステリー
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
とある理由で掲載禁止となったいわくつきのルポタージュを手に入れた長江俊和は、
ルポタージュの著者である「若橋呉成」がちりばめた仕掛けに戦慄することになる。
カルト的人気を誇った番組「放送禁止」のファンならばこの『出版禁止』の楽しみ方をご存じであろう。
素直に読めば隠された「事実」は見えてこないし、本著には解説はあるものの、隠された仕掛けがすべて明かされているわけではない。
「放送禁止」を観たことがない読者は、「いったいこれはなんなのだ」と困惑することになるかもしれない。
それでも仕掛けを知れば、もう一度ページをめくりなおさずにはいられないのではないだろうか。
はっとする瞬間を、ぜひ楽しんでいただきたい。
紙の本
二度と読みたくない・・・けど気になる。
2021/08/21 07:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
あるジャーナリストが総合月刊誌の企画としてかつてワイドショーや週刊誌で騒がれた映像作家の心中事件に生き残った女性を事件の真相を取材したルポルタージュ『カミュの刺客』。しかし、ある事件が原因で出版禁止となり長らく公にみられることがなかった。
なぜジャーナリストがそうゆう事を起こしてまで取材し続け、かつて事件の舞台にもなった山荘で心中未遂をしようとしたのか?
残念ながらそのジャーナリストは裁判中の刑務所の中で首を吊り自殺したため、今となっては真相は闇の中である。
紙の本
読んだ後も楽しい
2017/03/29 12:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kawa - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の一行までたどりついてもまだ謎が消えない!考察サイトやブログを見て回って、「あれはなんだったの」と考えるのが楽しい極上のミステリーでした
電子書籍
なんだか怖い
2022/08/29 07:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクションを題材にしたフィクションだと思うのですが、読んでるうちに「本当にあったことなのか?」となんだか怖い気持ちになりました。
紙の本
出版禁止
2021/02/27 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずいぶん心中偽装説にこだわるなぁ、と思っていたら、「カミュの刺客」編の思いがけないラスト。その後の、明らかになる真実と、中途半端なまま残された事柄たち。
えっ、若橋は何だったの、本当の動機は?えっ、名前がアナグラム?新藤七緒のアナグラムって、あんまりだ・・と、読み終わった後に色々調べたりして、すぐには本から離れられなかった。それが狙いならば、見事。
紙の本
ミイラ取りがミイラになる?
2017/03/26 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
前著の「放送禁止」が面白かったのと帯を見て衝動買い。
前著同様の参加型推理本。ヒントは随所に埋め込まれているようですが、本文最後の一文やあとがきを読むまで、すっかり騙されました。またネットによると、名前にまで謎が仕掛けられているとのこと。いろいろ工夫を凝らしている本でした。ただ、本書を読む前に、宮部さんや湊さんの著作を読んでいただけに、推理エンタメとしての質が全然違いました(無論、宮部さんや湊さんの方が段違いに上)。
参加型推理本に挑戦したい方には勧めますが、グロテスクな内容が嫌な方には敢えてお勧めしません。
紙の本
通勤通学用にどうぞ
2017/04/03 07:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る
7年前に起こったある心中事件の真相をルポライターの主人公が追う・・・という内容なのですが、思い切り煽りなくった帯の惹句に騙されました。最初のわくわく感はいいのですが、後半の真相が明らかになるあたりからだれます。主人公が心惹かれるヒロインに一向に魅力を感じませんし、それゆえ、動機に説得力も生まれない。トリックにも必然性がありません。
2時間もあれば読めるので通勤通学中に読めば、暇つぶしにはなる、というレベルです。