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紙の本
数学する身体 (新潮文庫)
著者 森田真生 (著)
【小林秀雄賞(第15回)】思考の道具として身体から生まれた数学。身体を離れ、高度な抽象化の果てにある可能性とは? 数学を通して「人間」に迫る、若き異能の躍動するデビュー作...
数学する身体 (新潮文庫)
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商品説明
【小林秀雄賞(第15回)】思考の道具として身体から生まれた数学。身体を離れ、高度な抽象化の果てにある可能性とは? 数学を通して「人間」に迫る、若き異能の躍動するデビュー作。【「TRC MARC」の商品解説】
数学はもっと人間のためにあることはできないのか。最先端の数学に、身体の、心の居場所はあるのか――。身体能力を拡張するものとして出発し、記号と計算の発達とともに抽象化の極北へ向かってきたその歴史を清新な目で見直す著者は、アラン・チューリングと岡潔という二人の巨人へと辿り着く。数学の営みの新たな風景を切りひらく俊英、その煌めくような思考の軌跡。小林秀雄賞受賞作。【商品解説】
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紙の本
数学の営みの新たな風景を切り拓いてくれる書です!
2019/02/04 09:34
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数学という学問をもっと人間のための存在するものとなり得ないのかということをテーマに考察した書です。数学は、あたかも数字という無味乾燥な記号を操作し、私たち人間の生活とは切り離されたところで発展してきた学問という印象が強いのですが、今一度、数学というものを再考し、数学に身体や心の居所はあるのかということを真剣に深く考えています。そして、そうした思考を経て、著者はアラン・チューリングと岡潔という二人に行きつきます。数学の見方を根本から変えてくれる画期的な一冊です。
紙の本
今まで読んだ数学関係の本で、一番面白いかも。
2022/06/17 09:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文系、いや身体系?
数学者なのか思想家なのか、スマートニュースにも関わっていた若き学者による、数学の本。
数学史についての本であり、数学史の一部でもある様な数学思想なんだろうか。
とにかく読みやすい。
数式を使わず、ちょっとやばい領域に片足突っ込むくらい、数学の根源的な部分につれってくれる。
今まで読んだ数学関係の本で、一番面白いかも。
ただ、ちょっとスピ的な、論理を超えていく、あるいは、一般的な論理とは別の視点には、ちょっとばかし抵抗があり、騙されないぞと警戒してしまう。
いかにも新潮文庫な、尻ポケットサイズですが、昔の本より紙が薄いらしく、思ったよりページ数がある。
(どれだけ新潮文庫離れてたんだってことでもある)
とにかくすこぶる面白い。
数学に息吹を取り戻す、魔術的本。
そういや、作者の名前は、真生である。
これは自然としての、あるいは、心身を含む環境としての数学の本かもしれない。
紙の本
算数ではなく
2018/05/03 09:33
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自然法則に従う一つの「機械」に過ぎない人間にどうして自由な意思を持つ「魂」が宿るのか、これからも数学を研究し続けるぞ、という決意表明とそれに至った過程の書。
紙の本
数学の身体
2022/02/10 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういった方向から数学を扱った本は知らない。数学が生存に直結した手段からギリシャで証明を重んじるようになり、しだいに記号そのもので記述されるようになり、本来あったはずの「身体」をなくしていったと述べる。後半はチューリング、岡潔という人物の足跡が中心になり、それはそれでいいのだけれど第1,2章の方がおもしろく読めた。