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紙の本
精霊の木 (新潮文庫)
著者 上橋菜穂子 (著)
環境破壊で地球が滅び、様々な星へ移住した人類。少年シンと先住異星人の超能力が目覚めた従妹リシアが住む星で、過去と現在が交叉し浮かび上がる真実とは−。宇宙を舞台に展開する壮...
精霊の木 (新潮文庫)
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商品説明
環境破壊で地球が滅び、様々な星へ移住した人類。少年シンと先住異星人の超能力が目覚めた従妹リシアが住む星で、過去と現在が交叉し浮かび上がる真実とは−。宇宙を舞台に展開する壮大な冒険譚。【「TRC MARC」の商品解説】
環境破壊のため、地球が滅亡し、人類は様々な星に移住した。シン少年が住むナイラ星は、人類が街を作り始めてから二百年を迎えようとしていた。そんなある日、従妹のリシアに、先住異星人ロシュナールの特殊能力が目覚める。そして、失われた<精霊の木>を求めて、異世界からこの地を目指す<黄昏の民>の存在を知った二人は、過去と現代に潜む謎の真相を追い求める。しかし、過去の歴史を闇に葬ろうとする組織が動き出す。シンとリシアの運命は──「守り人」シリーズ著者・上橋菜穂子のデビュー作が、三十年の時を経て文庫化!【商品解説】
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SFっていうけど
2019/06/17 11:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
守人シリーズの作者のデビュー作はSFだった・・みたいに書いてあるのを読んだのですが、
それって、些細なことで、やはり主題は今まで書いてこられた「人間」にあると思います。
この作者にしか描けない素晴らしい世界感だと思いました。
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『精霊の木』
2019/06/11 20:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋菜穂子のデビュー作が三十年ぶりに文庫化
地球が滅亡し人類が移住した星のひとつナイラ星
少年シンと先住異星人の能力が目覚めたいとこのリシアは、移民局の隠された陰謀に気づく
真実を明らかにしようとする二人に組織の追手が迫る
過去と現在が交錯する壮大な宇宙ファンタジー
《上橋さんがそのあとも繰り返し描くことになる「征服者が隠蔽捏造した過去を、若い世代が解明する」物語である。》──「解説」
本作は1989年に偕成社から、2004年に新装改訂版として同社から刊行
今回、デビュー30周年を記念して新潮文庫版として刊行
巻末の著者による「初版あとがき」「新版あとがき」「文庫版あとがき」、担当編集者による「解説」も上橋ワールド理解の一助となる
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これが上橋の原点!
2019/06/24 23:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
守人シーズで有名な作家のデビュー作ということで、作家も後書きで赤面物のようなことを書いていますが、確かに若さを感じさせる。良くも悪くも力が入っているんでしょうね。
「精霊の木」というタイトルなのに、表紙絵は角のような2本の岩山が夕日のような光に照らされているところですが、一応物語の重要なシーンです。
後書きや解説に、(単行本の)挿絵が大変素晴らしかったようなことが書かれていますが、それならなぜ文庫版には収録しなかったのでしょうか。(まあ、絶賛されている二木さんの絵は個人的には好みではありませんが)
開発者が原住民を虐待した世界で、祖先の記憶を受け継いだ原住民の子孫が追い詰めながらも事実を暴いていくといった内容で、作者はアメリカインディアンの状況になぞらえている。
作者の沖縄でのフィールドワークが元にあるようですが、琉球民族やアイヌに対して日本でも似たようなことはあったのだろうとは想像される。(今でこそ日本人とされているけど本当は異民族だよな)
まさに「精霊シリーズの元です。これが上橋の原点です!」という作品ではある。
それにしても留守録がカセットテープって・・・・時代を感じさせるなぁ。しかもそれが切り札になるのかと思ったら、結局ならんのかい!?というあたりがやっぱり若というか、編集に盛り込みすぎと言われたところなのだと思う。
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まさに近未来小説
2020/10/03 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来SF小説?上橋さんのデビュー作とのこと。児童文学と言いつつ、タイトルの精霊の道やら精霊の木やら少し概念が難しく感じました。しかし、この物語には、環境問題や民族問題をはじめとしたテーマに対して強烈なメッセージが込められていると感じました。設定が、地球が環境破壊によって滅亡。それも核廃棄物を海で処理したり、オゾン層の破壊など、多くの人がこのままでは破滅すると分かっていたのに、破壊のスピードがゆっくりだったために気づいた時には時すでに遅かった、だから地球を脱出したという設定は、まさに近未来を見るようで怖く感じました。難しかったですが、少し考えさせられました。
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魂は一つ
2019/06/18 05:48
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投稿者:***** - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFである。近年の科学技術の急速な変化で、古いSFは辛いものがある。音声保存媒体はテープなんだな。若書きである。作者自身が述べているように拙さはあるけれど初々しい。
表現方法やジャンルに関係なく、時空を超えた誰かとのつながり、守りたい約束、動植物や気候・地形などと共にある生き方、といった作者が「大切」にしたいものは一つ。人と人、環境と人の関係の中でしか誰も幸せに生きることはできない。
だけど、金や地位や組織のために、幸せとは違う道を選ぶ人が絶えないのもこれまたヒト自体の孕む必然なのか。
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物語の種 ここにあり!?
2019/06/06 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋奈緒子さんの作家デビュー30周年記念と大々的に謡われての新潮社からの文庫化。偕成社版も入手していたものの、ちょっともったいなくて読んでいなかったのだが、持ち歩きしやすい文庫版となってあっという間に読み終わってしまった。通勤途中に読んでいて、うっかりあちらの世界に引き込まれ、予定していた駅よりも早く降りてしまったり、熱中しすぎて乗り越してしまったりで、物語パワー凄しでした。
ご本人のあとがきによれば、30周年を記念した文庫化にあたり読み直し、気恥ずかしかったというようなことをお書きになっているけれど、その気持ちも十分に理解できる一方で、やはり上橋さんの創造する世界にすんなり入り込みました。
小学校の卒業式で校長先生が祝辞として卒業生となる私たちに語りかけてくださった「経験したことがないからわからないではなく、経験しなくても理解できる、予測が立てられる、相手の気持ちを感じたり、物事を見通す力をつけてください。」という言葉に呼応するような感覚を覚えました。
フィクションを読む楽しみだけでなく、大切さをも感じる素敵な作品です。
いくつもの「あとがき」を読むことができるのも再版を重ねているからこそだな、と思います。
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事の起こり
2019/07/25 08:32
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本小説が上橋ワールドの原点らしく、少し難しい感じのストーリー
その後 有名になった精霊物語の初期小説だと思って読むと理解出来る