目次
マイ・フェア・レディーズ バーナード・ショーの飼い慣らされないヒロインたち
- 大江 麻里子(著)
- 序章:ショーの女性観と伝統的演劇形式
- 1)舞台上のヒロイン
- 2)時代と演劇形式
- 3)ショーの周囲の自立する女性たち
- 第一章:『ウォレン夫人の職業』ウェルメイド・プレイと「新しい女」
- 1)議論の導入によるウェルメイド・プレイの変革
- 2)ヴィクトリア朝の道徳観の否定
- 3)ウォレン母娘の対立
- 第二章:『バーバラ少佐』メロドラマと救世軍少佐
- 1)メロドラマの影響とショーの独自性
- 2)資本主義と貧困の問題:『ウォレン夫人の職業』の主題の発展
- 3)メロドラマの変革
- 第三章:『ピグマリオン』ロマンチック・コメディと階段を上る女性
- 1)原作、映画版、ミュージカル版の結末の比較
- 2)飼い慣らされない「じゃじゃ馬」
- 3)ロマンチック・コメディの枠を超えるヒロイン
- 第四章:『傷心の家』笑劇と結婚の意義について考える女性
- 1)深刻な主題を扱う笑劇
- 2)覚醒するヒロイン、エリー
- 3)独自の演劇形式、ファンタジア
- 4)象徴的表現:女性たちに託される未来への希望
- 第五章:『聖女ジャンヌ・ダーク』歴史劇とカリスマ的女性
- 1)ジャンヌ・ダークの物語の見直し
- 2)性別を超越したヒロイン
- 3)超人(スーパー・ウーマン)の葛藤
- 結章:伝統と変革
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