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水の柩(講談社文庫)

水の柩 みんなのレビュー

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みんなのレビュー70件

みんなの評価3.3

評価内訳

70 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

救いある話。

2016/12/05 18:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年と少女と老婆のトライアングル物語。老婆も少女も悲しみを裡に秘め生きている。老婆の決断、少女の決断、少年はいずれにも関わらざるを得なくなる。少年は少年らしい正義でふたりを助けようとする。まだ子供だけれど知恵をつかって体を張って、ふたりを助けようとする。3人でダムに向かいある儀式を行う。それがひとつの区切りとなって物語は終焉へ向かう。ラストシーン、老婆の半世紀言えなかった言葉を少女が受け止める。涙なしでは読めない。このシーンのために長い長い物語が必要だったんだ。「水の柩」は3人の思いを抱きまた沈黙を守る。

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紙の本

独特の世界観はあるものの

2015/12/17 10:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

道尾作品はいつも、独特の世界観に包まれている。それは物語全体を飲みこんで、靄がかかったような、何とも不思議な物を感じさせる。そしてページが進むに連れその靄が段々と晴れていき、これまた独特で不思議なエンディングを迎えたりする。その独特の感触が非常に気に入っていたりするのですが。
本作品も、やはり序盤からどうにも掴みどころがない感じ。タイムカプセルに入れた未来の自分宛の手紙に、ひどいいじめをしてきた相手の名前を綴った中学2年生の敦子。それを何とか取り戻したいと、主人公の同級生逸男に頼む。どうやら敦子は、いじめを苦に自殺を考えているらしい。また逸男は旅館を営む家庭で暮らしているが、どうやら一緒に暮らす祖母いくには、過去に何か秘密がありそう。この二つの問題が逸男を悩ませる。そして逸男が出した、答えとは。
いわゆる道尾ワールド観は他作品に比べれば薄い感じですが、独特の郷愁は漂っていますし、また他の作品にはない甘酸っぱいような感覚も感じられました。ただいわゆるサスペンス的な仕掛けはないので、そこらへんを期待して手にするとがっかりになっちゃうかも。

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紙の本

描写が丁寧

2015/11/05 13:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

道尾作品はどれも描写が丁寧なところがいいです。重苦しいところもあるけれど、私は最後は救いを感じられました。

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紙の本

期待外れ

2014/09/06 08:11

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

道尾秀介だから・・・と、他に興味ある本を差し置いてこれを購入したのだが、全くの期待外れ。
ぜんぜんミステリがない。
この外れ感は「月と蟹」でも味わったあの感じ。
道尾秀介は今後方向性を変えるつもりなのか?

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2014/08/20 22:36

投稿元:ブクログ

確か、数年前に道尾秀介氏が「情熱大陸」に出た時、執筆していたのがこの小説ではなかったかな。
いじめ、自殺、そして成長…と、道尾作品にとってはいわば定番とも言えるような舞台設定がなされ、プロット自体もシンプルで、込み入ったミステリーなどのような仕掛けはまったくない。
にも拘わらず、真骨頂とも言える叙述的な筆運びや、"天泣"、"蓑虫"、"お化け屋敷"などといったモチーフを巧みに絡める高い技術と相まって、しっかり読ませる力はさすがだ。
終章に入ってからの盛り上げ方など、本当に上手いと思う。

2016/08/08 18:45

投稿元:ブクログ

これはミステリー???

ミステリーとするなら、死んだと思って読み進めてるいる人間が生きていた設定なところなのか!?

青春人間ドラマとして読むなら何か弱いし、ミステリーなら驚くところがない感じ。


主人公の逸夫にその同級生の敦子が小学生の卒業で埋めたタイムカプセルを掘り返したいと相談し実行に移していき、敦子は自殺しようとする話。

逸夫の祖母の過去が明らかになり、祖母は元気を無くす。
祖母、敦子この二人を幸せにする為に逸夫はある考えを実行にうつす。

自殺した敦子の死に場所となったダムを訪れるバスの中の様子が描かれているため、敦子は自殺したと思いながら読み進めるが、自殺の寸前逸夫が助けていた設定。

2014/11/10 23:07

投稿元:ブクログ

情熱大陸で作者が特集された時のこと。

ちょうど、この本の原稿を書いているシーンが映ったのです。
興味そそられ、発売されるや否や購入しました。

ダムに沈みく村に住む少年をめぐる話…だったと記憶していますが

またもや道尾さん、すまん!
なんか私には深すぎた!

個人的には、道尾さんはミステリー作品でこそ真の力が発揮てきるのかな?と思ったり。

本作や直木賞受賞作「月の蟹」などなど
ミステリーからはずれると、ちょっと違う気がしたり。

あくまで個人的意見なのでアレですけど。

2014/08/30 19:06

投稿元:ブクログ

初期の作品と比べると、随分趣が変わった作品だ。悲劇が起こるかと思いきや、ハッピーエンドで終わる。途中重苦しい雰囲気が、最後は清々しい気持ちにさせられる。

2014/09/13 22:18

投稿元:ブクログ

傷ついた人たちの癒しの物語です。
少しづつでも希望の光が見えてくるのが良いです。

この作家さんは、透明なのにドロドロしたものがみえる文章で、独特で好き。

2015/06/04 23:02

投稿元:ブクログ

平凡な日常に飽々している逸夫。死によって執拗な虐めからの解放を望む敦子。自らの罪をダムの底に封じに行くいく。彼等に救いの光は射すのか。
寝不足覚悟で読了した本書は哀しくて優しい。
自分ではどうにもできない現実に悩み絶望し、逃げ場を、救いを探してもがく彼等の姿が痛々しい。
道尾さんの著書は丁寧な描写が素晴らしい。本書は細かいのに、無駄はない。やりきれないほど切ないのに、美しい。だから道尾秀介はやめられない。

そういえば、カラフル簑虫、昔母が幼稚園の弟と作ってました。懐かしくて泣きそうになっちゃった。

2015/02/07 18:44

投稿元:ブクログ

『ーーつまらない。
何がつまらないのかといえば、自分自身だった。』

『新しいクラスメイトたちが自分を攻撃しはじめたのも、そんな理由だったのかもしれない。好きとか嫌いとかではなく、違う、という、曖昧だが本能的な感覚が、退屈さと相俟って彼女たちのあいだに広がっていったのかもしれない。』

『ーー初めて、真っ暗だってわかったんだ。
ーー懐中電灯の光が、一箇所を照らすだろ。そうなってみて初めて、あたりが真っ暗で何も見えないってことに気づいた。ぜんぶ真っ暗なうちは、暗さに気づかなかったんだな。』

『しかし敦子には、戻るべき場所などどこにもなかった。
だから、死ぬことを決めた。
真っ暗から抜け出せないのなら。光が灯ることで、余計に世界が真っ暗になるのなら。』

「三で割って三を掛けたのに、もとに戻らない」
「あそうか、ほんとだ」
「機械がやる計算なんて、信用できないんだよ。」

「まず思い込むことが大事なんだよ、何をするにしても。世の中のほとんどのことには、どうせ正解なんてないんだから。面白いとか正しいとか、何でも思い込んだもん勝ちだよ」

『死に場所はあのダムにしようと、決めている。
湖の水が、とても綺麗だったからだ。』

「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」

『ーー欲しいときは、欲しいって言うんだよ。
ーー自分がいくら欲しがっててもね、誰にもそれを教えなかったら、絶対もらえないんだよ。』

「じゃあどうすればいいの? ー 生きてくことができないのに、死ぬのも駄目ならどうすればいいの?」

『もちろん確信などなかった。自分のやろうとしていることが、どんなに馬鹿馬鹿しくても、どんなに子供じみていても構わない。やらないよりは、ずっといい。そんな気持ちがあっただけだ。』

2015/11/13 13:09

投稿元:ブクログ

感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201511/article_4.html

2015/05/08 20:12

投稿元:ブクログ

知らず知らずのうちにそうだと思い込まされてしまっていたようだ。
そういう風な記述があってため思い込まされてしまっていたようだ。

タイムカプセル、ダム、トンネル、いろいろなモノが舞台装置として(?)機能しているのですなぁ。

ラストは未来に向かって、清々しく晴れやかな気持ちになるステキな終わり方で心地よかった。

2015/03/21 13:49

投稿元:ブクログ

老舗旅館の跡取り息子である逸夫。
その同級生の敦子の秘密。
逸夫の祖母の秘密。

道尾さんのミステリーはかなり好きなのですが、この本は感受移入できないまま…

2014/08/20 20:36

投稿元:ブクログ

光は、闇があるからわかる。
闇は、光があるから感じる。
それを本当に濃く、感じた物語だった。
ふたつの、全く時代の異なる出来事が同時に明るい場所に出てこなければ、全く違う夏を彼らは迎えていたんだろう。
皆でダムに行くこともなく、光を改めて感じることもなかったかもしれない。
光は、闇があるから気付く。
闇は、光があるから生まれる。
誰のなかにもあるだろう闇と、誰もがきっと見つけられる光。
自分の日常を、どんなかたちにだとしても変えていくのは、自分でしかないのだ。

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