サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

じごくのそうべえ 桂米朝・上方落語・地獄八景より みんなのレビュー

絵本 第1回絵本にっぽん賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー103件

みんなの評価4.5

評価内訳

103 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

すごい迫力に圧倒される

2001/08/29 13:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タッピング - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私が本書を読んだのは5,6歳くらいの頃だったと思う。本書に描かれている「地獄」の迫力はすごかった。
 
 やはり地獄を表す色といえば赤だと思うが、本書の地獄はまさに赤い。その赤い世界にたくさん鬼がいて、なかには巨大なものもいる。しかしけっしておどろおどろしい地獄ではなく、ユーモラスだ。
 とにかく迫力があり、非常に印象的な一冊だ。本書はまさにひとつの小宇宙。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

わが子にホンマの地獄の概念を教えておけ!第1回絵本にっぽん賞。「よい絵本」選定。

2001/03/15 17:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 保育園・年中児のわが息子がある日言っていた。
 「オレの知っている国は、日本と東京、アメリカにじごくだ」
 まったくもって、おさなごに言葉と一般的な概念を教えてやることは難しい。アニメ「ドラゴンボール」か「おじゃる丸」で覚えた<じごく>という言葉が、どうやら場所を指すものだという理解はあるらしい。濁音の響きが気に入ったから、頭にインプットされたのである、きっと。
 だが、それがオトロチい場所、突き落とされるのはまっぴらな場所だということの認識がない。従って、おいたをしている彼に「地獄に落とすぞ!」という脅しがきかないわけである。手持ちの切り札たる脅しは、いっぱい蓄えておくに限る!

 で、この絵本の活用である。
 カバーの折り返しに米朝師匠が書いているように、これは上方落語「地獄八景亡者戯(もうじゃのたわむれ)」という大型落語からとったスケールの大きなお話である。
 「とざい とうざい」と勢い込んでリズムをつけて気分よく読み聞かせを始めるが、軽業師に歯抜き師、山伏にふんどし、極楽、糞尿地獄、釜に針の山…といった具合。出てくるものが何なのか、少しずつは説明しておかないとお話の流れやオチがつかめないから、それに四苦八苦である。
 わかりにくい言葉が一つ二つの絵本であれば、すっとばして流すように進めてしまう方が野暮じゃないのだけれど、三途の川がこの世とあの世の境目なのだということぐらいは知っておいてもらわないと、常識のない日本人として、世界にも通用しない。余計な親心で、お話を中断しながらの解説が始まる。

 しかし、田島征彦画伯の勢いあるユーモラスな絵が、お話も言葉もロクにわからないおさなごの心と目をむんずとつかんでしまうのである!赤青黄の三色の鬼が登場する。「おじゃる丸」のアカネ、アオベエ、キスケとはだいぶ違うし、えんま大魔王さまも、おじゃるのエンマと違って、勺をねらっているだけの面白いおじさんとは相当違うことも理解できる。

 だが、しょせんは落語である。鬼の腹の中に入ったそうべえが、何だか知らんヒモを引っ張ってみると、鬼がすさまじいくしゃみをする。歯抜き師が何だか知らん玉をこそばかすと、鬼が派手なおならをする。
 それが豪快なタッチで描かれている。
 地獄に送られた軽業師のそうべえ、歯抜き師のしかい、医者のちくあん、山伏のふっかいの4人が地獄の沙汰もものともせず、してやったりの大活躍でえんま大魔王に愛想をつかされる様子にガハハハと大笑いである。

 かくて、おさなごに地獄がしんどいところだという認識は残らず、何やら愉快な絵本を眺めたという印象ばかりが強くて、毎晩「じごくの本!じごくの本!」と楽しみにするようになり、地獄という概念についてのお勉強は、ひとまず棚上げ状態になってしまっている。
 
 これぞ日本の絵本だねーと感心する出来。圧巻の40ページだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

読み聞かせの鉄板

2021/12/13 08:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

『じごくのそうべえ』は小学校の劇など出し物でも使われ、大人気の教材です。
この絵本も田島征彦さんの絵が素晴らしく、幼児から大人まで楽しめる作品となっています。もう何版重ねているのでしょうか。
関西弁?で読むのが、ネイティブでない人には難しいと思いますが、上手に読むと、リズムもあり、子どもたちも大喜びです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

印象深い絵本でした。

2015/10/02 13:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み聞かせてもらった思い出があるからか、怖さよりも言葉の面白さが印象に残っています。絵も言葉もパワフルな絵本だと思います。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

笑う門には福きたる

2001/02/19 15:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る

 上方落語をもとにした、痛快地獄旅行記です。

 軽業師の「そうべえ」。今日もこちらの松の枝からあちらの屋根まで綱渡りの芸を披露しています。見事に渡りきるはずが…、落っこちてしまいました。

 気がつくと、三途の川へ続く道。閻魔さんの前へとつきだされたそうべえは、歯抜き師の「しかい」、山伏の「ふっかい」、医者の「ちくあん」とともに、地獄落ちです。

 まず「ふんにょうじごく」。でも、地獄でもこのごろは水洗式便所が普及しているので、あまり臭くありません。見かねた閻魔さんは、4人を「じんどんき」という鬼にくわせてしまうことにしました。こりない4人組は、じんどんきの腹の中でも大暴れです…。

 上方落語口調の文章、布に描かれた(布目のみえる印刷です)迫力ある絵、奇想天外なストーリー。鬼もあきれる4人組の痛快な地獄行脚は、子どもをひきつける魅力を十二分に備えています。

 以前、MLでこの本の読み方について話題になりました。独特のことば回しですけれど、まぁ、あまり難しく考えず、関西弁のうまいかたはそれなりに、そうでないかたはそれなりに、読めばよいのではないかなぁ。「うまく読む」より「楽しく読む」ことがいちばんです。

 「笑う門には福きたる」節分にはこの絵本で鬼払い、なんていかが?

【B◎◎KRACK】No.69 2001/01/31発行

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ちょっと怖い…でも気になる絵本

2000/09/28 10:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 子どもの頃に、「地獄図」の絵本を 図書館でそーっとページをめくりました。
でも、怖くて 最後まで見ることは出来ませんでした。
もちろん借りるなんて…とんでもない怖い絵本でした。

 最近、「悪いことをしたら、地獄に落ちるよー。」という会話はあまり耳にしなくなりました。
それに、死後を扱った絵本も見かけなくなりました。
時代の流れでしょうか、教育番組で大人気のアニメの 閻魔大王さまや鬼も とても親しみがあります。

 このお話は、死んだ 歯抜き師の「しかい」、医者の「ちくあん」 山伏の「ふっかい」、そして、
かるわざ師の「そうべえ」が地獄へ落ち、そこで、4人力を合わせ 腕と知恵を出し、地獄を脱出します。

 この絵本を低学年の子どもたちへ読み聞かせをしました。
ストーリーがとても面白いので、うけるかな…と思いましたが
絵を怖がり、大阪弁の意味が分かりづらく空振りに終わりました。
大人と子どもの感覚の違いでしょうか…
好奇心旺盛な小学中学年以上の子どもたちへどうぞ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

コミカル

2016/05/31 17:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るん - この投稿者のレビュー一覧を見る

死んで地獄に落ちたそうべえの話ですがなんともコミカルなお話です。
地獄で色んなことをしでかします。
地獄をこわがるお子さんにおススメです。
エンディングがまた面白いんです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

地獄さえも笑いに

2016/01/07 03:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

上方落語の復興に尽力した桂米朝にとっては、あらゆるものがネタになる。本書の場合は、死を笑い飛ばすことで人間本来が持つ生命力が浮かび上がってくる優れた1冊になっている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

こ・こ・こわい

2001/11/12 01:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:☆★ブービー☆★ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 これは、私が幼稚園の時に初めて読みましたが、この頃はじごくのそうべえをみてビックリするくらい怖かったです。夜になると眠れないし、じごくのそうべえと言われるだけで泣きわめく程、幼稚園児の私には衝撃的な絵でした。でも今なら普通に見られます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

じごくのそうべい

2017/04/23 19:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校のよみきかせでよんでもらった1冊です。
あまり怖いとはおもったりはしまなかった記憶がある本です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

わたしも連れてって

2002/05/28 18:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

声を出して読んでください。
上方落語をもとにしているので
大阪弁がユニークです。
軽業師のそうべえが
「なんでわしらがじごくへいかんならんねん。」と
4人連れもって地獄旅行。
とっても怖いはずなのに
もう一度行きたくなっちゃう地獄旅行。
布に染め抜いた絵が
より味わい深くしています。

地獄と極楽がごっちゃになる
「そうべえごくらくへゆく」
もあります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

おかしうて、笑いが止まりまへんわ

2000/08/16 16:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:望月新三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この原画は、二度ほど拝見した。2度目は、今年、船橋で行われた田島兄弟の作品展である。田島征彦の描いた自然の豊かさを願う巨大な布絵もあった。豊かな山と森のある絵である。勿論この絵本の原画もしみじみとみた。一枚、一枚文字が無くても十分に楽しめた。医者のちくあん、山伏のふっかい、歯抜きのしかい、軽わざしのそうべえの地獄にいった亡者たち。はじめのうちは小さくなっていたが、じんどんきという鬼に食われるとわかって、むし歯が沢山あるから抜いてあげると、呑まれる前にと歯を全部抜いてしまう。
— うええ 歯ぬけにしよった —
 文字も大きいが 絵もすさまじい。抜けた歯が飛び出すのと同時に鬼の腹の中が、ガラス張りよろしく、四人の亡者が飛び込むように腹の中に入り込む。
— おにの はらの中にゃ いろんなもんが おまんな。ちくあんせんせい。これ、なんでんねん。さよう、その上から ぶらさがとるひもや。それをひっぱってみ。おにが、くしゃみをしよるぞ —
— はっはっく はくしょーん —
 関西の言葉が生きておりますね。亡者たちは、鬼の腹の中で、あっちを引っぱったり、こっちを引っぱったり、さんざんに傷めつけられ、全部のひもを引っぱって、おならと一緒に外にとびだす。つぎは、釜ゆでにされるところを、山伏のお祈りのおかげで、いい湯だな!となる。それから追われて先は、針の山となるが、こんどは軽わざ師が、3人を軽くかつぎ上げて、東西、東西と登っていく
— ちゃんりん ちゃんりん それ、ちゃんりん ちゃんりん —
 いや!たくましい、技を出し合っての協力体制に、さすがの閻魔大王もあきれ返って、娑婆へ放り返す。おしまいの頁が落語的、あんた生きて返ってよかった。医者を呼びにいったら、死んでしまって大変だったというと、そのいしゃもいまごろきっと生きかえったはるわ。ーのオチがつく。民話、子咄しは、よく落語の題材になる。このお話は上方落語<地獄八景亡者戯>のさわりを受けついでいる。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2005/05/04 23:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/06/29 08:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/12/11 13:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

103 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。