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紙の本
歴史と現在の接点。
2002/02/03 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作「故郷忘じがたく候」は、豊臣秀吉の朝鮮出征の時に島津軍に連れてこられた朝鮮人陶芸師とその子孫の話。このような話しは現在と歴史をつなぐ話しのような気がして大変興味深い。
しかし、「胡桃に酒」、「斬殺」もなかなかの出来だったと思う。表題作は小説というよりは取材記という感じで、司馬遼太郎の他の作品とは少し違った感じの作品であるように思える。
紙の本
故郷忘じがたく
2001/11/08 20:36
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投稿者:かがみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作「故郷忘じがたく候」の他「斬殺」「胡桃に酒」の3作からなる短編集。
「故郷忘じがたく候」が一番面白かった。400年前に朝鮮南原(なもん)城で捕らえられ、拉致され、薩摩に連れてこられた朝鮮人達の話。いや、彼らは日本人によって帰化せしめられて以来、日本人として生きている。どの日本人達よりも優れた心を構えを持ったひとたちだ。
「斬殺」は維新の時、新政府が奥州を僅か200の兵で攻めようとする話。奥州の人の慌てぶりが愉快。
「胡桃に酒」は最低だった。たぶんこれによって後味がかなり悪くなったと思う。戦国時代、細川家に嫁入りした明智光秀の三女たまの話。つくづく思う。解った気になってる人間が一番始末に悪い。
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