紙の本
工場見学ツアーが面白くて
2023/06/29 16:49
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上さんと安西さん、編集のみどりさんの3人が日本の7つの工場を見学します。 僕が面白いと思ったのは、7つの工場の内、人体模型工場と結婚式場です。結婚式場を、ある儀式を生み出していく工場の一つとして捉えるなんて、まずその発想が村上さんらしいです。
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変な工場ばっかり
2001/02/19 09:26
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投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
春樹さんと水丸さんのコンビによる工場見学記。その工場も、人体標本を作るところとか、結婚式場とか、コム・デ・ギャルソンとか、小岩井農場とか、アデランスとか、変なところばっかり。それのチョイスがまず面白いのだけれど、冷めた視線ながらも変なものに好奇心を示す春樹さんの文章が面白い。
内容でいうと、コム・デ・ギャルソンがまず面白かった。あんなハイ・ファッションが東京の下町でしこしこと作られているというそのギャップもそうだし、作っている人々のほのぼのとした空気も良く出ている。
もうひとつはアデランス。「ねじまき鳥クロニクル」にはカツラ会社の話が出てくるが、たぶん春樹さんはこの工場見学で強い印象を持ったのかもしれない。辺鄙な土地で女性たちがズラリと並び、一人ひとりが植毛している光景は、やっぱり奇妙だと思う。
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何度も読んでも楽しい
2016/12/18 09:27
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投稿者:ヴィクトリア - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹と水丸画伯の工場見学・・・どの時代にも誰にも考えの及ばなかったテーマに未だに感服です。村上さんならではの観察力、表現力、水丸さんの絵のコラボがたまらなく楽しい作品になっています。お二人の工場見学をもっと観たかった・・・もっと。もっと。
今となっては実現しない、貴重な一冊です。個人的には人体模型、コムデギャルソン工場に興味がありました。とんがった?あの洋服が、小さな町の誠実な職人さんの温かな手によるものと知り、ほのぼのしてきました。
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日出る国の工場
2001/10/12 17:56
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投稿者:あんぱん - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆笑村上エッセイ。今回は村上春樹さんと安西水丸さんが日出る国、日本の工場を探訪する。
とにかく、この二人が選ぶ工場だけあって変なとこらが多い。カツラ工場とか消しゴム工場とか人体標本工場とか。
まあ、気が向いたときに読むと面白い本ですよ。
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CDプレイヤー工場見学の文のなかに、「書き込めるCDを開発したけど、著作権の関係でどーのこーの」ってのがあります。
1987年書き下ろし。
時代を感じますね。
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内容(「BOOK」データベースより)
ある時は牛に蹴飛ばされそうになりながら「牧場」を歩き、またある時は新郎新婦になりきって「結婚式場」を取材する。その他、「人体標本工場」「消しゴム工場」「コム・デ・ギャルソン工場」「コンパクト・ディスク工場」に「アデランス工場」と、好奇心で選んだ7つの〈工場〉を、自称ノン・フィクション作家、春樹&水丸コンビが訪ねます。イラストとエッセイでつづる、楽しい〈工場〉訪問記。
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社会科見学記。
ずっと愛読している大好きな本。
消しゴム工場と結婚式場、アデランス工場の
話が特におもしろかった。
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村上春樹の本は私的にはずれが全くない・・・!基本小説以外はあまり読まないのにすごく楽しんだ。村上先生はかわいい。安西水丸さんのゆるゆるした挿絵もとても面白く見れました。一番好きな章はかつらの工場のところ。ねじまき鳥クロニクルで笹原メイちゃんが勤めていた工場・・・!?次に人体模型。すごく工場っぽくて。それから、コムデギャルソンお洋服ほしくなりました。水丸さんと村上先生が連れ立って工場見学・・・微笑ましい・・・!たまに垣間見える二人の会話にすごいウキウキしました。
あと牛は意外と凄絶ですね。
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ホントおもしろい!
最近は工場見学はよくテレビでもネタになってるけど
80年代に書かれているわりには
訪れてる場所が今でもおもしろい未知のフィールド。
20年以上経ってる今でも、そんなふうに新鮮な話もあるし
(人体模型、玉姫殿、かつら)
作業の効率とかの向上はあっても基本は人間の営みで
今も変わっていないような話も。
(小岩井牧場、消しゴム)
ぱっと手に取って、まさか村上さんがギャルソンのことについて
触れてる文章があるなんて!という気持ちで買った本だったけど
80年代の、まだパリでのコレクションを始めたときの
貴重な記述があって興味深かったです。
でもギャルソン部分以外も(というか以外のほうがわたしは)
すごく楽しく読みました。
水丸さんの絵のせいで、
村上さんの像が丸顔少年になっているわたしの脳内。
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「しかし僕があらためて言うのもナンだけれど、日本人というのは、本当に愛しいくらいよく働く人種ですね。よく働くし、仕事そのものの中に楽しみや哲学や誇りや慰めを見出そうと努めている。それが正しいことなのかどうかは僕にはもちろんわからないし、それが今後どう変わっていくのかもわからない。でも、それはともかくとして、僕がこうして原稿を書いている今も日本中の工場で無数の人々が体を動かし、いろんなものを作りつづけているのだと思うと、僕の心はなんとなく慰められ、勇気づけられるのである。」
村上さんによる、取材エッセイ!
いくつかの工場をまわって取材してまとめているのだけれど、春樹ならではのまとめ方がほんっとうに笑える!!
ギャグ、といいますか駄洒落なんても使っちゃったりして。。
『1Q84』とか書いてる場合じゃないよ!!(笑)
すごく、すごく面白かったのです。
今更なのだけれど、改めて文章を書くのが上手い人だなぁとつくづく。
工場取材という地味なテーマでまったく飽きさせないんだもん。
素晴らしい。
そして、上記でも引用したこの一文。
私も物凄く同感で、そうだ、その通りだ!!と強く思ったのです。
私が今こうやって、パソコンに向かっている間でもいっぱい働いている人がいるんだなーと思うと、本当に不思議な気分になっている。
この「不思議」さの一側面を春樹が解読してくれた気になってます。
『地球のはぐれ方』読まなければ!!
【9/30読了・初読・知人蔵書】
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大人の社会科見学
小岩井農場は工場
牛は経済動物
CDは決してクレープのようにはつくりません
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★★☆ レッツ☆工場見学!!かなり楽しいー☆
二人で色々な工場を見学に行ったときのお話。
エッセイは春樹さん、イラストは安西さん。
人体標本工場や消しゴム工場、アデランス工場などなど、知らなかった世界がいっぱい☆★
私は春樹さんの本が大好きで、安西さんのふにゃっとした絵も好きで、
何かを作るときの様子を見るのも大好きなので、
とっても楽しめました♪♪
他の世界を覗いてみるのにオススメの本☆〃
(2008.07メモ→2010.04ブクログ)
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なんということか、村上春樹をよんでみようと思って
適当に図書館でかりたんですが、
物語でなく、工場見学本だったとは!w
不思議な入り口から村上春樹の世界に入ってしまったわけですが
たのしかった!
工場見学とか元々好きだったので楽しく読めました。
とくに小岩井農場とコムデギャルソンとアデランスが楽しかった。
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村上春樹&安西水丸先生のコンビでいく日本の工場の記録。
人体模型の工場のはなしで前振りが長かったこと以外は楽しかったです。
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おなじみ春樹&水丸コンビの工場見学記。人体模型とかコム・デ・ギャルソンとか、時代はひと昔前だけど企業のチョイスがおもしろい。小岩井農場の<経済動物たちの午後>は、読み物として特に印象的だった。