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人生ですよね。人生ってこういうものなんだ、と思った。こんなに短い話なのに、人生が凝縮されている。
誰が自分をこの世に産み落としたのか…その答えは結局でないけれど、最後は「生まれてこれてよかった」と思えたところが、…なんだろう、わたしもそういう生き方ができたらいいな、と素直に思えた。
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う〜ん。。。つまらなかったなぁ。
あつかってるテーマは人間の人生ってことですきなんだけど、、、なんか描き方にムリヤリ感があるきがするから、あんまり好きじゃないゃ
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ギャリコといえば動物を題材にした話で、擬人化みたいなのをよく書く。
この話に至っては主人公がもはや有機物ですらない。
ギャリコの物語はどこででも成り立つのかな、とか。
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空から舞い降りた、雪のひとひらの一生を書いたお話。
ひとひらの生き様には憧れます。
原マスミの挿絵も、たまらなく良いです。
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ギャリコの事が大好きになった本です。
雪のひとひらの一生の物語。
雲の中で産まれた雪のひとひらが地上に舞い降りて、世界を見つめ、恋をし、子供を育み、そして消えて行くまでの儚くも美しく、優しいお話です。
心が温かくなりたい時に読むのがオススメです。
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はらっと泣いてしまいました。
ファンシーに描かれているけど、中身は非常に深く
考えさせられるものがあります。
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ある寒い雪の日に生まれた雪のひとひらが、地上へと舞い降りやがて空へと還っていくまでをえがいたお話となっています。
柔らかい文体と挿絵の美しさが印象的な素敵な作品です。
ページ数もそんなに多くなく、読書が苦手な方も読みやすいのではないかと思います。
読み終わった後、心が温かくなるそんなお話だと思います。
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雪のひとひら(結晶)の、海に流れつき水蒸気に還るまでを女性の一生になぞらえた作品。
自分の生まれてきた意味は何かと想い、様々な試練に打ち勝ち、家族との別れを経験し、そして天に召されるとき。
どんなことがあっても、自分の一生を肯定していきたい。そんな気持ちになりました。
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ごく普通の女性の一生を、
雪片の行方になぞらえた幻想。
雪は形を変え、川を流れ、海に注ぐ。
美しいものを見て、困難を克服し、
幸せな出会いと、辛い別れを経て、
最後にあたえられる、やさしい賛辞。
孤独さえも正しく受け入れ、
ささやかな楽しみを見つけ、
潔く、未練を残さず、生きる。
挿画がよかった。とりわけ、
月に照らされ、水面をたゆたう絵。
あとがきに与謝野晶子の歌。
「一人にて負へる宇宙の重さよりにじむ涙のここちこそすれ」
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霊のひとひら及びそのまわりに結集した水たちは敵の燃え盛る心臓を貫き、真紅のは会社との戦いに打ち勝ったのでした。
あの子がつつがなく無事であったのも、もとはと言えば彼女の勝利のおかげでした。
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いっそもっと訳を簡素化・絵本化して子ども向けにした方が魅力ある作品になったのでないかなと思う。小さい子はこういう、ひたすら人物の行方を追いかけて、次はどうなるんだろう?というのが大好きだから。
いや児童文学なのは知ってます(笑)
変なレビューだ。
ただラストの一言には心動かされるものがあった。
寂寥感のようなものが半端じゃなかった。
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タイトルにひかれて衝動買いした本。矢川澄子さんの読みやすく整理された煌びやかな日本語の数々が随所に散りばめられていて、読んでいてなんだかとてもうれしい気持ちになる。雪が溶けて水になるように、読み終えたあとなにかやさしい温かなものが響くように胸の奥に届いてくる。なにかに迷っているひとはぜひ一度読んでみてください。答えとまではいかなくても、暗い足許を照らす小さな光にはきっとなれると思います。
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あるとき、数多の兄弟姉妹とともに生をうけ、空を舞い落ちてきた雪のひとひら。地上で過ごす一生のできごと。女として、妻として、母として、美しい詩のように流れてゆく。装丁が原マスミ氏だったので、つい手にしてしまったが大正解♪
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雪のひとひら、彼女は生きた。苦もあり、恋もあり、そして生きた。最後に笑って死んだ。幸福のまま死んだ。決して悔やまず決して恨まず、死んだ。僕も天に召されるとき幸せに死ねるだろうか。それだけを思いながら僕は涙した。
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雪のひとひらの美しく儚い一生。
しかし女性の生涯として置き換えた場合に
淡々とした慎ましやかな物語とも解釈できるし、
逆に豊かで逞しい物語とも受け取れる。
雪という言葉には激しさや優しさ、凜としたはかなさが含まれる。
その言葉の美しさと表現の豊かさが作品の深みを与えていると思った。
特に序盤の日の出までの文章が素晴らしくて吸いこまれるよう。
途中からの宗教的要素に少し飽いてしまったけれど、
そのことで文学価値を貶めるものではなく
素晴らしい作品。
原文は知らないけれど「雪のひとひら」という単語がとても雰囲気が良いと感じた。