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一人の女性の生涯を雪のひとひらに見る、美しい物語。
父なる神というキリスト教的考えがなければ理解し難い。
父なる神への信頼、愛情を知っているもののある種の心の安らぎを描いた作品だと思う。
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ありのままを受け入れて、そうして納得し自分を認めていくこと。一生の間に、最期の時までに、私にもそれができるだろうか。
雪のひとひら。なんて綺麗な響きでしょう。
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雪の結晶を女性の人生に例えた、可愛らしい挿し絵入り❤
20歳頃に出会ってから、何かあると手に取る大好きな本。
なんてことない女性の一生をメルヘンに描いた。
ととらえることもできますが、雪の結晶が主人公として描かれていることで、理屈じゃなく心に響くものがあります。
そして、女性の芯の強さを感じさせられる本でもあります。
毎回読むたびに号泣。
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大人の絵本、という感じ。
雪の結晶と女性を重ねるところが綺麗。
生き方はそれぞれですかね。
共感する部分があったりなかったり・・・。
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雪のひとひらを通して、女性の一生を表した作品。
ファンタジーでありながらも、シンプルでわかりやすい表現の数々に圧倒されます。
文章に無駄がなく、まるで水が体に浸透するように読める点も、この本の特徴だと思います。
生(せい)を歩んでゆく道筋の表現と、水分である雪のひとひらのキャラクター性が非常に上手く物語を構成してゆきます。
ブクログに登録するのは初めてですが、何度読んだかわかりません。
たまに読み返したくなる大事な一冊です。
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Very good Fantasy. ニューヨークは意外と雪が多い。天空で最初の雪粒が生まれて、アスファルトに浸みてしまうまでどれくらいの時間がかかるだろう。
很好幻想。
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綺麗。
粉雪みたいなやわらかで
読み終わったあとも柔らかい雪の頂の白いイメージ。
命とか人生とかそういうものをけっして押し付けがましく、でも優しく語ってくれる本です。
普通だけど、でもきらめきのある、温かみのある、そういう人生を丁寧にあったかく描いています。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000372146.html
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少し宗教の色が強いが、一人の女性として、生きている事が奇跡であること、この世界の美しさや、自分の生きる意味を知って行く様は胸にくるものがある。
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小さな命の一生を綴った物語。
生まれ、結婚し、子供を産み、死んでいく。
ひとつの一生を壮大でありながら、とても簡潔に描かれているように感じました。
最後の空に帰る場面は思わず涙がこぼれました。
「お疲れ様」という一言がこんなにも心を打つという事を始めて知りました。
宗教色が強く感じるかもしれませんが、それを超えて感動する本。
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一行一行をかみしめながら、言葉の美しさ、詩人による翻訳の素晴らしさにうっとりしながら大切に読んだ。
ポール・ギャリコだから書けた、この純粋さ。
写真を見る限りではとてもそうは見えない人だけれど。
にしても・・・・・ギャリコの本はすべからく矢川澄子の翻訳で読むべきだと改めて思う
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かわいい!
なんてかわいいんだ!
まずはそう言いたい。
雪のひとひらが空から降りてきて、冬を越え、町へと流れていき。
大切な人との出会い、試練、そして別れ。
ひとりの女の一生を擬人化したもの、ではあるんだろうけれども、そうじゃなくてもっとシンプルに、もっとナチュラルに。
絵本にして子どもちに読み聞かせられる、そんな作品であると同時に、考えさせられる深い教訓を内包した作品でもある。
なんて綺麗なんだろう、と思った。
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表紙絵に誘われて購入。
シンプルな物語に、ついつい自分の人生(というと大袈裟だし、全くの序の口だけれど)を重ね合わせてみたくなる。
雨のしずくとの出会いにはとても幸せな気持ちにさせられた。雪のひとひらの女性らしさに“憧れ”る気持ちが芽生えたほど。
ずっと手元に置いておきたい大人の絵本。
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友達と談笑してる時に唐突に覚える寂しさだったり、いつも通り過ぎていた風景の中の小さな自然現象に突然感動したりって、するよねえ。あるよねえ。
無神論者なくせに、世界を創造した偉大な存在への畏怖っていうのを、私自身時々感じたりするのですが、矛盾してるかなあ、やっぱり。
神様って、何気ない生活の中で不意に存在感を持つよなあ。
今作のテーマは、「ひとひらの雪」に投影された女性の人生、だと思われますが、私が今作から拾い上げたエッセンスは、上で述べたようなものでした。
不可知の存在を信じてるのに、既存の神の名前を当てはめられないって言うのは、それらの神を信仰してる人からすれば不幸かもしれないなあ。
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絵本の、しずくのぼうけんを思い出しました。もっと擬人化されているけれど。吟味された言葉が並ぶ、秀作です。