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紙の本
謎多き世界。
2022/02/22 16:21
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然人を襲い始めた鳥の大群、「鳥」。青年が心惹かれた女性を追い求めたがその結果は……、「恋人」。若き日の友情と恋と神秘の山の存在、「モンテ・ヴェリテ」。妻を亡くし、解放されたはずの夫は庭の林檎の木が疎ましく目に映り始める、「林檎の木」。水辺で見掛ける夫婦とその子ども、「番」。ちょっと外を歩いて帰宅したら見知らぬ人がいて、自分の存在を否定されてばかり、一体何故、「裂けた時間」。出産を間近に控えた人妻は何故自ら命を絶ったのか、夫の依頼を受けた探偵が探る、「動機」。
紙の本
粒ぞろいです。
2021/02/04 09:33
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダフネ・デュ・モーリアの本は、『いま見てはいけない』を以前読んだことがあり、また読みたくなって買ってしまいました。
つまらなかったらどうしよう……という心配は、まったくの杞憂でした。
個人的には、『いま見てはいけない』よりもこちらの方が好みです。
「鳥」はあまりにも有名ですが、それ以外の各作品素晴らしく、粒がそろっています。
ミステリー小説の面白さを存分に味わわせてくれます。
紙の本
面白いです
2019/06/01 00:08
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投稿者:Tahokonyatoki - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の展開が巧みで、どんどん引き込まれていきます。
紙の本
圧倒的な恐怖。
2015/08/24 17:56
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投稿者:ef - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、もうヒッチコックの映画の方で有名ですよね。その原作。
私は、リアル・タイムでは見ることができなかった年代ですが、ヒッチコック大好きです。
著者のダフネ・デュ・モーリアは、「レベッカ」なども著している作家さん(これもヒッチコックによって映画化されていますね)。
どうしても映画の「鳥」の方が圧倒的にインパクトが強くて、なかなか原作を読まない一冊になっているかもしれません。
ここでも、ヒッチコックの線でご紹介です。
主演のティッピ・ヘドレン(メラニー役)は、ヒッチコックお好みの女優さんだったらしいです。
出だしは、メラニーは都会的な小生意気な女性として描かれています。
鳥屋さんに入るのですよね。そこで、プレゼント用のつがいのラブ・バードを探していた男性、ミッチ(映画ではロッド・テイラー)と出会います。
この時点では、鳥は愛でるべき対象として描かれています。
田舎のミッチの家を訪ねるメラニーなのですが、そこで初めての鳥の襲撃に遭います。
カモメが彼女をつつくんです。
さあ、そこからどんどん鳥たちの襲撃が始まっていきます。
鳥たちの襲撃によってガソリンスタンドが炎上するシーンは記憶に残ります。
電話ボックスに逃げ込んでも、そこに鳥たちが体当たりしてきます。
また、びっしりと電線にとまっている鴉たちのなんと恐ろしいこと。
襲撃の「動」も怖いのですが、襲撃を予期させる「静」の鳥たちがなんとも不気味です。
ミッチの母親は、この街にやってきたあなたがこの厄災の元凶なのだと詰め寄ります。
この頃のメラニーは、最初の小生意気な雰囲気ではなく、傷を負いながらも子供達を守る女性として描かれる様になります。
町中鳥たちが包囲し、襲っているような状況になります。
メラニーは、ミッチ一家と一緒に家に立てこもるのですが、鳥たちは容赦なくドアを突き破り、暖炉から侵入しようとします。
何百種類、何千羽の鳥たちが人間を襲います。
動物が人間を襲うというテーマの作品は数々ありますが、その傑作ではないでしょうか。
このままでは危ない! ここから脱出する!
そっと、そっと。
静かに車のエンジンをかけるミッチ。
周りはびっしりと鳥たちに囲まれています。
少しでも刺激したら襲われてしまう!
何と緊張感があふれるシーンでしょうか。
雲の切れ間から流れ落ちる光りがびっしり蝟集した鳥たちを照らします。
「これも持って行って良い?」と、プレゼントのつがいのラブ・バードが入った鳥かごを持ってくる子供。
「いいよ。さあ行こう。」