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紙の本
楽俊と陽子の友情
2023/01/01 18:22
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集です。楽俊と陽子の友情がうかがえる話がやっぱり良いですね。
泰麒のその後の様子が分かるのもいい。悩みを内に秘めちゃう泰麒に対し、ぶっきら棒だけど驍宗の心使いが感じられて、ちょっとほのぼの。
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「良い実が生ると喜んでくれます」
2020/01/02 10:06
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投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
華胥の幽夢は、良質のミステリーを読んでいるようで、特に後半背筋がゾクってしました。何度聞いても「責難は成事にあらず」って言葉には身につまされる思いがする。何事も後ろ向きでネガティブ思考なんで、「でも」「だって」「無理」…が口癖のように出て、つい不平不満を口にしてしまう。非難する前に、考え、行動するよう心掛けてはいるんですが…。アニメでも斎王と梨耀との会話の中にちらっと出てきます。
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かしょのゆめ
2019/01/10 22:26
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投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国記シリーズの短編集。
どの話しにもグッとひきこまれるものがあり、時間を忘れて一気によんでしまいます。
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華胥、冬栄、書簡、乗月、帰山
2017/10/02 18:51
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投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
才州国の新王と麒麟を通して、一国の存亡を描いた『華胥』をはじめとして、シリーズ人気キャラが登場する愉しいエピソードを含む短編集ならではの醍醐味の5編!「書簡」の話が一番すき。雁の大学生・楽俊と慶国の主・陽子。国境を越えた相手と、度々会ったり出来るはずもないこの二人は、延王からいただいた、鸞(ラン)という言葉を運ぶ鳥で楽俊との間でやり取りしていた。鳥に向かって近況報告を語りかける二人の絆が微笑ましい。
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これで終わりかと思った
2015/08/19 22:35
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編5編を収録した短編集。このシリーズ上下巻になってたりする長いものが多いのですが、この本に収録されているのは、そこここに鏤められた心に響く言葉、登場人同士のかかわりなど、短くてもじっくり読ませて味わい深いものばかりです。
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最後の締めの一冊
2006/09/17 00:05
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投稿者:不思議 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家のこのシリーズへの思いや考えが凝縮されたシリーズの最後を飾る一冊です。
”華胥の幽夢”という題名、その題名を冠した短編小説における最後の会話、そして延王と放浪の太子との会話、最後の太子とその家族との会話、ああこれで十二国記はおしまいなんだなあ、泰国がその後どうなったか続きが出ないかという思いは残念ながらこの本を読むとあきらめざるをえませんでした。
シリーズの最後の扉を上手いこ閉めてしまいもっと続けてくれという読者の思いを口にすることを躊躇わせてしまうような、みごとな最後です。
これでよかったんだよね、という思いと寂しさというほのかな思いを余韻にしての十二国記、堂々の完結です。
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忘れられない言葉
2001/09/25 03:11
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投稿者:三七 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国記シリーズの登場人物たちは、言葉にしにくい、生きていくうえで大切な考え方を、さらりと口にします。重要な選択を迫られたときの対処、他人と自分をひき比べることの盲点、幸せとは何か……。
そのあまりの「正しさ」に魅了されてしまい、一言一言忘れることができません。現実の世界でも、ファンタジーの世界でも、生きていくのはつらいもの。ただ、このシリーズを読むと、人生を切り取って見せてくれるような言葉に出会い、全てに真正面から立ち向かう態度を確認することができるのです。
シリーズ初の短編集である『華胥の幽夢』にも、ときに優しく、ときに厳しい真実の言葉が随所にちりばめられていました。
著者の推理作家としての一面も垣間見れる本書ですが、これまでの十二国記作品の後に読むと、より楽しめるかと思います。
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十二国記の短編集
2002/06/21 15:09
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投稿者:さすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国記初の短編集。いきなりこの本を読んでも、面白くないと思います。読むなら、まずすでに出た十二国記の作品を読んでから、をオススメします。十二国記を親しんでいるからこそ楽しめるのが、この本だと思うので。
収録されている作品は、『冬栄』『乗月』『書簡』『華胥』『帰山』の5つです。
『冬栄』…泰麒が、泰王驍宗の命で漣国へ行くお話。『黄昏の岸暁の天』でサラリと語られている部分です。もう会うことはないと思っていた幼くいとけない泰麒に、またこの短編集で出会え、個人的にはとても嬉しかったです。
『乗月』…峯王仲韃を討ったその後の芳のお話。峯王を討った月渓が、当然その玉座に座るものと思っていたのに、そうではなかった。慶からの親書を届けに来た青将軍は、そのことに戸惑います。元芳国公主・祥瓊は玉座に月渓がいるものと思い、それを聞いた景王も、月渓が玉座にいるものとして親書をしたためたからです。なぜ、慣例にのっとって月渓が玉座に付かないのか…芳国民がそれを望んでいるのに…? 不思議だったけど、読んでスッキリし、また結果に満足しました。このお話で祥瓊が過去の罪を自ら認め、その裁きを進んで受けようとしているのも、読者としては嬉しかったです。
『書簡』…景王陽子を救い、はじめて心を通わせた楽俊の今が語られます。雁の大学でがんばっている楽俊と、慶国で王として奮闘している陽子。遠く離れた二人が、言葉を伝える鳥を介して気持ちを伝え合います。友達っていいなあと思いました。
『華胥』…才国が崩壊していく様が語られます。采麟失道の、その病状のいたましさが、目を覆うほど。王が新たに立つことがあるのだから、当然倒れる王がいる。目を背けたくなる現実…でも、これもまた十二国記。読んで良かったと思います。
『帰山』・・『図南の翼』で供王になるべく昇山した珠晶を助けた、あのひょうひょうとした利広が再登場。おまけに、風漢(またの名を…!?)まで出てきます。しかも、出会ったのは奏でもなく、雁でもなく、なんと柳。全くなにをしてるんでしょうね、この二人は(笑)。お互い顔見知りなのには驚きましたが、言われてみればさもありなん、って感じです。なかなか興味深かったです。とくに、短編集最後を飾るだけあって、最後はホッとできました。
もりだくさんの5つの短編。十二国記というと、1冊がめちゃ厚くて、オマケにそれが更に上下にわかれてたりする。それに慣れた身としては、なんだかドキドキものの短編でしたが、たまにはこういうのもいいですね。内容的には、さすがに長編ほどの深さはありませんが、でもさすが十二国記といえるだけのものがあるし、バラエティに富んでもいます。とかく重いことが多い十二国記のなかで、こういう本があるのも良いと思いました。
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気になる登場人物がたくさん登場!
2002/07/26 12:48
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投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国記サブストーリーの短編集!
まさに『幸福への道程』を描く短編集。本編の方は大部お話が進んでしまっているのですが、『国を作る』
事の大変さが、どのお話でも語られています。
胸が痛いのは「華胥」。失道がこんなにも辛く、厳しいものだとは…。本当に胸が締め付けられます。
大好きな楽俊がでてくる「書簡」も嬉しかったです♪
紙の本
それぞれの「道」
2002/05/09 22:00
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投稿者:水嶋優華 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二の国が存在する世界には、その世界独自のルールがある。そのルールに従いながら、十二の国のそれぞれの王たちは、迷い、苦しみながらも前へと進んで行く。王だけでなく、側近、国に生きる人々、生き物たちは自分たちの信じる信念に向かって生きている。その凛としたところが、小野先生の言葉の選び方に綺麗に表現されている。いろいろなところで、こんな日本語があるのか、と思える本。