紙の本
良い本です
2024/03/29 15:25
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉田松陰、高杉晋作、恥ずかしながらその人物が何を為した人なのかということを初めて知りました。良かった。
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晋作の生き方が痛快だった
2020/08/16 10:24
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投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは文句なしに面白い巻だった。
高杉晋作という人物--幕末期に「革命思想」を激しく説き、しかも戦略家であってその先を読み緻密に布石を打っていく。
酒と女が好きで、長州藩内でも並ぶものなきというほどの美人の嫁を娶りながら、せしめた軍資金を使ってのちに言う女給を身請けし伴侶として連れ歩く。
そのくせ藩侯と両親に対する忠義に厚く、母親と嫁に住居に乗り込まれてしまい慌てふためいてしまう。
飄飄として、金への執着は感じさせない。
そんな破天荒ながら人間臭く、司馬先生が惚れ込んだ人物像が積み重なって描かれていく。
そしてページをめくるスピードがどんどんあがっていき、あっという間に巻末となった。
司馬先生自身の文庫版あとがき、松本健一氏の解説も読み応えがあり充実した最終巻だった。
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維新の曙を認めながら、高杉は死んでいきます!司馬ワールドの最終巻です!
2016/09/02 09:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し、と、わずか80人で兵をあげた高杉晋作のクーデターは、きわどく成功します。幕府は、慶応二年、この長州藩を圧して潰そうと、天下の兵を糾合し、藩の四境から侵攻しますが、時運はすでに移り変っているのでした。維新の曙光を認めながら、高杉は死の床についていきます。司馬ワールドのハラハラドキドキのストーリーの余韻をもたせた閉幕です。
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天才とは
2015/08/23 11:46
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投稿者:ブルドック - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終章。高杉晋作の最後。
天才の熱くかっこいい生き様。
誰かがやらなければ時代は変わらない。
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最終巻は最高潮に盛り上がる功山寺挙兵から高杉の死まで。功山寺挙兵はどの高杉関係小説でも盛り上がる場面なんですが揺さぶられること間違いなし。最後の文章を読んで知らず知らずのうちに涙が出てきました。
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高杉の最期です。大島奪回では、高杉らしさが十二分に出てたかと。
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然、あえて正視するなし。これわが東行高杉君にあらずや」 この一文が好き過ぎる。
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「生とは我れを労するなり。死とは我れを安ずるなり。」
革命の使命を帯び、それをはたすなり死んでいった高杉晋作の峻烈な27年と8ヶ月
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本当・・・時代の流れって無常だよね。
でもまぁ、明治維新を見ずに床に伏した高杉だけど、それはそれで良かったと思いました。
動けば雷電の如く発すれば風雨の如し・・・ってあの有名な謳い文句が生まれたけど、私はこれより最期の『おもしろきことも無き世をおもしろく』が印象深いです。
『革命の神が見た未来の風景とは』
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高杉晋作に端を発した長州藩内での佐幕政権に対するクーデター(革命戦争)の描写が素晴らしく格好よい。わずか100年余り前の日本人であるのに、現在からは想像できないほどの気概をもった人物ばかりが登場する。その中でも高杉晋作は英傑や鬼神と称されるように特別な存在として描かれている。「おもしろき こともなき世を おもしろく」という辞世の句に晋作の人生が凝縮されているなぁとしみじみと実感した。世に棲む日日は日本を知る上で恰好の作品です。
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長州藩の藩主は、長州さんだと思ってたくらいの無知な私・・・。
勉強のため、幕末関連の本を読もうと手に取った1冊。
名前しか知らなかった、吉田松陰と高杉新作について、少しは理解できて、その後の読書におおいに役にたちました。
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「人間というのは、艱難は共にできる。しかし富貴は共にできない。」
人間の群れは、事をなすべく目標を鋭く持ち、それにむかって生死を誓いつつ突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。
集団としての目標をうしなっていまえば、そのエネルギーは仲間同士の葛藤にむけられるという意味。
会社組織とかにも当てはまると思います。
2008/06/23
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「おもしろき こともなき世を おもしろく」・・・高杉晋作のような人物を英雄と呼ぶのでしょうね。短い人生だからこそ、その輝きも増します。伊藤博文とは違い明治という時代に生きなかったからこそ、彼は英雄になりえたのだと思います。
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あー面白かった。
思想を極めに極め、それを行動に移すために、
あえて自ら「狂」となった人。
吉田松陰、もっと学者然とした人だと思ってた。
この本に描かれてる松蔭は純粋で不器用でなんか可愛い青年(*゜ー゜)v
何より驚きなのは、彼自身が弟子たちに教授していたのが、わずか2年ほどであったこと!
そんな短い間に、幕末長州を、日本を動かすほどの影響を与えたなんてねー。
どんな人やったんやろ。会ってみたいなぁー。
後半は松蔭の弟子、高杉晋作のお話。
彼が面白いのは稀代の革命児でありながら
藩主とパパママには妙に忠誠心の大きいおぼっちゃまやったこと★
忠孝と革命の板ばさみでながいこと彼は悩みます。
“動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し”
とかなーかっこよすぎ((+_+))
影響受けて萩まで旅するくらい面白かった本。
おすすめーっヾ(o・∀・o)ノ”
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二度挫折、三度目にようやく読破しました。
主人公は二人、前半は吉田松陰、後半が高杉晋作です。
松蔭は歴史の偉人となっているので老成した人物の感があったのですがこの小説の中では若々しい松蔭の姿が見られました。
高杉晋作は有名な幕末維新の人物なのにいま一つ何をした人かよくわからなかったのですが、これでようやく輪郭がつかめました。
長年の宿題を終えた気分です(笑)
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もう長州大御所小説ですよね。
松陰の遺志を受け継ぎつつも自分らしさを忘れない高杉が素敵です。
描写がいちいちかっこいいさすが司馬先生。
高杉の登場する小説はかなりあるので、それぞれの人がお気に入りの高杉像を持っていると思うのですが、私は原点はやはりこの高杉ですね〜。
ラストのあの、あああーその文で終わりなのかよーという感じが逆に好きでした。