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こんな上司が部下を追いつめる 産業医のファイルから みんなのレビュー

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みんなのレビュー38件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (29件)
  • 星 4 (4件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

高い評価の役に立ったレビュー

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/29 17:50

若者たちのマナーとプライド

投稿者:メッセージ イン ザ ボトル - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書を読んで、若者たちについての指摘に共感する部分があったので投稿する。
私は人事部門で、社員教育をする仕事をしている。新入社員の採用を統括する責任者でもある。入社してきた者たちの教育が大事だという点では、著者の指摘どおり、年長者の役割はたしかに大きいと思う。場当たり的に「スーパー上司」を演じようと示唆する著作も見かけるが、まったく意味はない。従来以上に、社内教育のありかたが問われている時代だと感ずる。
一方、若者たちの資質、というよりは【素地】に疑問を感ずる機会が少なくない。
2点を指摘しておきたい。マナーとプライドについてである。
当社は首都圏に拠点を置いている。採用は全国で行っている。四国、九州、北陸、東北、北海道など地方に飛んで、入社希望者と会っている採用担当スタッフの意見を聞くと、驚かされる。
入社希望の手を挙げておきながら、平気でアポをすっぽかす若者たちが毎年何人かいるというのだ。
別の会社に決まったのならそれでいい。決まりそうな立場にいるのなら、それもいいだろう。
しかし、約束の日取りまで取り付けておきながら、何の連絡もなくすっぽかされ、そのあとメールを送っても梨のつぶてだと、採用担当スタッフたちは嘆いている。後日、電話をしてみると、「うざい!」とひとことで済まされてしまう。
それはないだろう、と私も思う。
もう一つは、年長者を呼ぶ場合の呼び方だ。英語圏では普通だろうが、「彼は」という言い方を、若者たちはよくする。帰国子女たちは、まず例外なくそう呼ぶ。
偉そうに聞こえてしまうかもしれないが、日本文化に馴染まない呼び方だと、私は違和感さえ感ずる。
語学に堪能であることと、【素地】とは、別次元の話である。
しかも、語学に堪能である者たちは、就職に有利な結果をもたらすことが多い。即戦力になると感ずる採用者が多いのだろう。
語学に秀でているが、中身がない人物は、後年になっても悲劇だが、若者なら余計そうである。仕事そのものができないためだ。
仕事の立ち遅れが、やがては孤立をもたらす。そうなる前に聞けばよいのに、と思うが、著者が指摘するごとく、まったく聞いてこない。
プライドが許さないのだとすれば、本人にとっても、会社にとっても不利益でしかない。
プライドを捨てさせることは、容易ではない。「プライドを傷つけず、捨てさせることは可能だろうか?」などと最近、真剣に考えるようになった。
今のままではダメだと指摘すれば、半数は辞めてしまう。しかし半数は残る。やりたいことができなかったから辞めてしまう、と著者がいう理由とは異なるものの、年齢層はたしかに団塊ジュニアを中心とした層が圧倒的である。
当社でも、長期傷病欠勤になる社員が年々増加している。たしかに20代、30代が多い。読みながら、また読み終えて、いろいろなことを考えさせられた。

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低い評価の役に立ったレビュー

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/06/29 22:16

東●阪や、●成地区の実態を知っていますか?

投稿者:横たわる死したマグロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校からの知人に勧められて読んでみました。
内容はよくわかりましたし、現代に働く人たちをなんとか救いたいという姿勢には共感できました。
しかし、このような職場復帰を理解してくれる職場が、どれくらいあるのでしょう? わたしはむしろ、その実態を知りたいです。
わたしは以前、金融関係の仕事をしていました。銀行ではない、金融関係の会社です。
人を人と思わない人たちに囲まれて、深夜まで仕事をしました。最後は、金融とは呼べない仕事も「仕事」でした。
でもCMのせいか、そのような業種も、今では普通の会社だと思われています。銀行とのつながりもできてきましたから、公認されたと思っている人たちもたくさんいらっしゃるでしょう。
そうです。公認されてしまったのです。
わたしは、まだマシなほうです。
事例1や事例4に出てきた子たちは、決して少数ではありません。わたしのまわりには、たくさんいました。最後には人格崩壊をしたり、廃人同様になったまま、音信不通の同僚が、数人います。
景気は回復したと言われますが、この本の内容が理解できる人たちは、極々一部の人だけではないでしょうか?
日本の中小企業の比率って、知ってますか? 90%とも95%とも言われます。
わたしがいた会社は、規模からいえば中小とはいえないまでも、もともとは小規模の会社でした。ひとことで言えば、成り上がりです。そこはモラルなど、最初からなく、無理難題が平気でまかりとおる世界で、よくも悪くもお金がすべての世界でした。
ですから、読後感を述べたいと思っても、何も感じないのです。
自分とは別の世界にいる人たちが読む本としか思えません。
著者の方の主張はわかりますが、もっと視野を広げてみてはいかがでしょう?
空前の利益を出した銀行が複数あって、そこと関係している会社に、わたしのいた金融会社があるのです。
今のニッポンの労働をどうかしたい、とお考えなら、そうした闇の部分にまで話を広げていただけないと、何もかわらないと思います。

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38 件中 31 件~ 38 件を表示

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こんな上司が部下を追いつめる

2006/06/09 21:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この著者の勇気と、人間への温かい眼差しに痛く感じました。
今、私は、人との コミニケーションについて興味を持ち、本書を買いました。 私は、今自営で暮らしていて、サラリーマンでもアルバイトでもありません。 しかし、今、この湖の上に張った薄氷のような「豊かさ」の下で一体何が起きているのかを知りたくて、この本を読んでいます。 いつの時代だったでしょうか
「サラリーマンは、気楽な稼業と来たもんだ!」という歌が流行ったのはーーー本書にも「今や、安全と思われていたオフィスでも、うつ病や不安神経症、自律神経失調症などにかかり、その中には過労により倒れて労災認定を受ける人もいる」とあります。 時代は急激にその流れを速めているようです。 一体どうなっているのか?ーーと「井の中の蛙」が顔を出して、今の世の中の一部を眺めている感じです。 決して人間はバカでは、ありませんが、しかし、また人間が「ものを知る」と言うことは、人間自身が考えている以上に時間がかかる気がしてなりません。 この本に出てくる、部下の扱いの下手くそな上司のように、ちょっと下手な人間を、ののしってしまうのは、一見簡単なようですが、どっかズレていて、しかも、そのズレに気が付かないという、「ズレ」に私は、かなり、ひっかかって本書を読みました。 なお、この本は内容が「重い」割には、文体がサラッとしてて、読み易く、また、それだけ説得力もあり、分り易いです。

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紙の本

東●阪や、●成地区の実態を知っていますか?

2006/06/29 22:16

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:横たわる死したマグロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校からの知人に勧められて読んでみました。
内容はよくわかりましたし、現代に働く人たちをなんとか救いたいという姿勢には共感できました。
しかし、このような職場復帰を理解してくれる職場が、どれくらいあるのでしょう? わたしはむしろ、その実態を知りたいです。
わたしは以前、金融関係の仕事をしていました。銀行ではない、金融関係の会社です。
人を人と思わない人たちに囲まれて、深夜まで仕事をしました。最後は、金融とは呼べない仕事も「仕事」でした。
でもCMのせいか、そのような業種も、今では普通の会社だと思われています。銀行とのつながりもできてきましたから、公認されたと思っている人たちもたくさんいらっしゃるでしょう。
そうです。公認されてしまったのです。
わたしは、まだマシなほうです。
事例1や事例4に出てきた子たちは、決して少数ではありません。わたしのまわりには、たくさんいました。最後には人格崩壊をしたり、廃人同様になったまま、音信不通の同僚が、数人います。
景気は回復したと言われますが、この本の内容が理解できる人たちは、極々一部の人だけではないでしょうか?
日本の中小企業の比率って、知ってますか? 90%とも95%とも言われます。
わたしがいた会社は、規模からいえば中小とはいえないまでも、もともとは小規模の会社でした。ひとことで言えば、成り上がりです。そこはモラルなど、最初からなく、無理難題が平気でまかりとおる世界で、よくも悪くもお金がすべての世界でした。
ですから、読後感を述べたいと思っても、何も感じないのです。
自分とは別の世界にいる人たちが読む本としか思えません。
著者の方の主張はわかりますが、もっと視野を広げてみてはいかがでしょう?
空前の利益を出した銀行が複数あって、そこと関係している会社に、わたしのいた金融会社があるのです。
今のニッポンの労働をどうかしたい、とお考えなら、そうした闇の部分にまで話を広げていただけないと、何もかわらないと思います。

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紙の本

部下を追いつめた上司にも追いつめる上司がいる。追い詰められたと思う部下の上司も追いつめられている。

2006/09/13 22:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 産業医である著者のところに寄せられた相談や事例が紹介され、いかに無理解な上司が部下を窮地に追いやり、退職や死に追い込んだかが紹介されている。
 特にバブルを経験した上司がやり玉に挙がっている。
 特集が組まれるほどに話題となった本書であるが、読み進んでも内容はさほど印象に残らなかった。環境に恵まれているからか、時代が異なるという意見もあるかもしれないが、読了後、果たして上司だけの問題なのだろうかと疑問に思うことがあり、消化不良にも似た感触が残ったままだった。
 常識という言葉が通用しなくなった現代、管理職である上司の立場からは常識と思えることが、部下には理不尽と思えることが多々あると思う。
 一昔か二昔であれば、理不尽と思っていても口には出さずに耐える部下が多かったが、いまや主張することが当然、いや、常識となった社会において、主張は反抗にとられ、生意気な奴と上司に判断されたらどうなるだろうか。
 上司は「叩き潰して、痛い目にあわせてやる」と思うことだろう。
 そして、給料を貰うには苦労し、無理強いには耐えるものと思っている上司であれば、自分が受けてきた教育を部下に対して同じように行ってしまうだろう。
 何時の間にか学校教育自体が変化していることにも気づかない上司が、部下を育成するとどうなるか。
 マニュアルなどはない、仕事は身体で覚えろ、先輩の仕事を盗めと教えられてきた上司が、部下に懇切丁寧に仕事を教えるだろうか。
 他者に対する配慮、待ちの状態であっても自動的に物事が割り振られることが常識と思っている若人が突然にそういった上司と巡りあったらばどうなるだろうか。
 全てが全てとは言わないものの、どのような環境であったか、部下がどのような人物であったか、バブル世代だけの上司だったのか、さまざまな事例において情報が少ないだけに理解しづらいところもあった。
 翻って、現代の若者は自分は自分、ろくに挨拶もできない、個性と主張して職場にはそぐわない服装、茶髪にピアスのスーツで営業、社内だけならまだしも取引先にもタメ口であれば、上司が部下をどのように判断するだろうか。
 「辞めてくれ」や「辞めろ」は反転してパワーハラスメントと言われる時代である。権利は主張すれど義務を果たさない、お互い様と思える世の中において上司だけに責任を求めるのはどうかと思うがいかがなものだろうか。

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2006/07/03 08:05

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2007/07/11 03:10

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2010/09/01 12:34

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2011/08/20 22:40

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2014/12/24 23:47

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