紙の本
町田康氏の叫びの詰まった作品集です!
2020/08/21 10:58
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ミュージシャンであり、作家でもある町田康氏による作品です。町田氏と言えば、『くっすん大黒』(野間文芸新人賞)、『きれぎれ』(芥川賞)、『土間の四十八滝』(萩原朔太郎賞)、『権現の踊り子』(川端康成文学賞)、『告白』(谷崎潤一郎賞)などの傑作で知られている方です。同書は、「会話が通じない!ひょっとしたらおかしいのは自分なのか?」という奇想天外な話をはじめとした日常で噛みしめる人生の味は「苦虫の味」という文筆の荒法師である町田康氏の叫びの詰まった内容となっています。同書に収録された作品は、「コミュニケーション・ブレイクダウン」、「洞窟から誰も出てこない」、「陽気な僕ら浮気なあんたら。ハッピーなデイズ」、「<いつもの>と言って来るのは知らねぇ料理」、「世の中の仕組みを見通したのらくら者の涙」、「球が的にあたらない」、「卑屈展。世紀寒」、「DPEの憂悶」、「人生のループ」、「ドゴンの珍奇」などです。
紙の本
これを電車の中などで読んではいけない
2018/05/04 14:30
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
テースト・オブ・苦虫シリーズの記念すべき第一弾です。エッセイとは言いながらほとんど90パーセントくらいは作者の妄想だろう。言葉の遊びもすさまじい。これを電車の中などで読んではいけない。思わず笑ってしまうだろうからだ。
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不愉快を笑いに変える
2020/07/30 18:38
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
シュールな笑いが盛り込まれていて、脱力感たっぷりでした。近所のスーパーでの不愉快な出来事や、非常識極まりない仕事仲間も憎めません。
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文庫でたー!稼いだ賞金で購入、町田さん最高ですだいすきです。これもう、最高です。おもしろい!町田さん良い!
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町田文体炸裂のエッセイ集。
『くっすん大黒』からの町田好きではあるが、
エッセイにこの文体は読みにくいことこのうえないw
笑える話は軽快に読みたいものです…
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勿論町田康は随筆の名手である、とは思っているんだが。。。あれ、このシリーズってこんなんだったっけ?
読みづらいし、無理やりふざけている感じが少々きつい。好きなだけに。
爆裂文体も華美・過重に感じる。
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町田康エッセイ。
生きていると不条理な出来事が多い。
口中に広がる人生の味は甘く、ときに苦い。
ほんと苦いよ。
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同シリーズの2~3巻に比べて非常に灰汁が濃い。はっきり言って読みにくい。
でも町田康の原液のようなものを感じることができる1冊だと思う。
読みにくいが面白い。しかしやはり感じが難しい。
MVP:なし
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垂れ流しのようで、垂れ流しでない、のでしょうか?筒井康隆が書くキャラクターが書いている文章のようだ、とレビューを書く段になってこじつけで思いました。くわあ。
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町田康のビターな随筆シリーズ第1弾。
この本を読むときは、四囲に人がいないことを確認してからネ。
ヘラヘラ、若しくはニタニタ笑ってしまうのを避けられぬため、人がその様を見たら、明らかに不審者と思われてしまうからだ。
「DPEの憂悶」、「ドゴンの珍奇」、「人間の癖山水」、「料理の腰砕け」など、あほらしい随筆40編収録。
とにかく、ワロタ。
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作者の随筆を読んだ初めてで、たいへん衝撃的であった。噛めば噛む程苦虫の、味。ちょうど味わいまくっていた日々のさなかに出会い感涙。
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あの独特の文体の非常に読みづらい町田康のエッセイ。最初は全然進まなかったけど、(全て非常にまわりくどく書いてるので実際読んでも進んでない気がする。)徐々にこのまわりくどさに一定のリズムが生まれて中毒の様に読みきってしまった。
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購入:エッセイって書いてあるけど、短編集みたいな語り口。一頁目から「俺が、この偉い俺が」だなんて言いたい放題、さすがパンクロッカー。
毎日の暮らしがぬるく感じてきたら読む本。刺激受けます。
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いつもの町田さんがいつも以上にどがじゃがに書きたいことだけを書いているような謎の本。
小説というよりもエッセイというよりも「頭の中にあるなにか」をそのまま文章にしているようなところがあって、カレーで言うと素材の段階でもなく完成後でもなく、その中間あたりのまさにいま調理しているまっ最中の具材、それをテーブルに持ってこられたようなあべこべさがあっていい意味でも悪い意味でも非常に散文的。
僕はなんだかんだ言って町田康という人はとても周到で計算高く面白いことをやる人なのだと思っていて、一見適当でめちゃくちゃに積み上げられたように見える積み木も、泥土で七転八倒してきたあとだからこその積み上げ方で、そこに愛らしさと周到さが垣間見えるのが町田小説の魅力なのじゃないかと思うのだが、この本にはそういう良い意味でズルくてあくどい積み木の積み上げ方があまり感じられず、その分少し淡泊に感じた。
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謎本。
もの凄く考えすぎな内容で、なんだか痛気持ちいい内容。
合う合わないがはっきりしている。