知っているようで知らないチョコレートの歴史
2018/05/22 09:26
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カカオ豆のこと知ってる?
ココアとチョコレートの違いは ?
チョコレートは好きなのに、どうやって作られるのだろう。
中南米原産のカカオが、大航海時代に植民地化とともに、赤道帯地域に広がり、
権力者の飲み物ココアとして広がり、砂糖の流通により、チョコレートが登場する。
イギリスの産業革命による量産化とコマーシャル化でグローバルへ
ちょっぴりウンチクをスパイスに、もう一口
時には貨幣のかわりだった
2023/11/02 13:43
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
チョコレートというのは、そもそもはあまりにも高価だったため王侯貴族のみが手に入れることができる飲み物であり、薬であり、時には貨幣のかわりだったという。それが庶民のものになるまでの歴史が面白い
チョコのトリビア
2022/02/13 18:25
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
チョコレートをめぐる近現代史がまとめてある。
学術的に深くと言うよりは、どうやって作られるかどうやって普及したか、広告、受容の歴史を中心に全体像を幅広く、という内容。
キットカットのパッケージが青だった時代があるなど、トリビアもいろいろ。
この一冊でチョコレートのことがよくわかる
2016/05/20 23:28
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投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界で一番人気があるスイーツは、チョコレートなのだそうです。そのチョコレートが、どのように作られ、どのようにして広まったのかが、この本を読めばわかります。写真や図も豊富で、とてもわかりやすい内容になっています。ほとんどの人が大好きなスイーツのことなので、知識を深めておくと話題作りにもなるでしょう。値段が安いのに内容が濃く、お買得の一冊だと思いました。
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読み始めて直ぐに何を主張したいのか焦点の定まらない無いようだなと感じました。
しかし、読み進んでいくと英国のクエーカー教徒のココア、チョコレート製造者が奴隷廃止、週休二日制、年金などの社会福祉、保護貿易廃止などの運動を行って来た歴史が書かれています。
Kit Katの歴史も。
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だれもが甘い思い出を持つチョコレート。そんなチョコレートの歴史は、近代成立の歴史でもある。本書は、大西洋三角貿易、市民革命、重商主義、マニュファクチュア、戦争と歩んできた世界の歴史を、チョコレートとともに追いかけるという精力的な一冊である。
◆本書の目次
序章:スイーツ・ロード 旅支度
1章:カカオ・ロードの拡大
2章:すてきな飲み物ココア
3章:チョコレートの誕生
4章:イギリスのココア・ネットワーク
5章:理想のチョコレート工場
6章:戦争とチョコレート
7章:チョコレートのグローバルマーケット
終章:スイーツと社会
チョコレートの原料であるカカオは神々の食べ物と言われ、世界各地に広がる間に、飲み物になったり、薬品になったり、貨幣として使われることもあったそうである。チョコレートは原料のカカオ栽培から加工食品の製造まで非常に手間のかかる食べ物である。そして、手間がかかるということは、すわなち労働力を必要とすることを意味する。労働力が投入されるプロセスは大きく分けて「原料生産のプロセス」「加工生産のプロセス」の二つ。そして、その二つのプロセスをつなげる役割を果たしたのが「貿易」であった。
◆原料生産のプロセス
アステカ王国の時代、カカオ生産の労働力はインディオであった。やがてアステカ王国が滅びインディオ人口が減少すると、不足した労働力を補うために、大西洋三角貿易を通して黒人奴隷が移入されるようになったと言う。カカオの生産には「褐色の涙」と称される、実に暗い過去があるのだ。のちに、奴隷貿易は廃止され、貿易の仕組も保護貿易から自由貿易へ変わると、カカオの値段は一気に下がり、これが世界中にチョコレートが広まるきっかけとなった。
◆加工生産のプロセス
かつてポルトガルの宮廷には「チョコラテイロ」という担当官がおり、スペシャリストとして加工を行っていたと言う。17~18世紀になるとカトリック諸国でカカオ豆の摩砕を専門にするココア職人のギルドが形成されてきた。さらに19世紀に入ると、イギリスでキャドバリー家、ロウントリー家というクェーカー教徒の一派が良質なココアを販売して名を馳せ、成長していったそうだ。クェーカー教徒はプロテスタントの一派であるが国教徒に属することができず、弾圧を受けていたため、商業に邁進せざるをえなかったようである。このクェーカー集団が、やがて資本主義的生産体制に移行し、大規模化した工場で大量生産されるようになったと言う。
ちなみに、ロウントリー社のヒット商品でもあるのが、赤いラッピングペーパーでおなじみの「キットカット」。そのキットカット、過去に青いパッケージで出された時代があるという。第二次世界大戦中のことだ。そのパッケージには「チョコレート製造に使うミルクを充分に入手できないため、平和な時代に召し上がっていただいていたチョコレート・クリスプを、いまは作ることができません。」と書かれていたと言う。青いパッケージには、平和な時代への願いが込められていたのだ。チョコレートの社会的な味わい���、決して甘さだけではないのである。
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愛媛新聞2011.02.11。一面コラム『地軸』で紹介。
《チョコと社会福祉が切り離せない関係にあると気づかされる。》
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世界史というより、イギリス産業史をチョコレートから垣間見ている感じだ。
クエーカー教徒が築いたロウントリーの会社が非常に厳格、しかしとても魅力的。この会社からキットカットが生まれたというのは不思議な気がする。
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【読みやすい新書】
チョコレートやココアといったスイーツの歴史がたっぷり書かれています。例えば、赤い包装紙でおなじみのキットカットが青の時期があった。その理由は?
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本を開くと、むせかえるようなチョコレートの匂い
などは一切しない。
しかし、内容はチョコレート一色で、非常に濃いものとなっている。
カカオ分78%ほどであろうか。
チョコレートマニアの必読書であろう。
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褐色のダイヤ、カカオ。薬品か食品かでカトリック内で論争も。貨幣価値としては、同時代の砂糖やコーヒーとはどう違うのか。とりあえず第2章まで。
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カカオ発祥の地はメキシコ。
三角貿易を通じて欧州へ。
欧州では薬として、薬剤師たちが存在を広める。
砂糖とカカオが安価で供給されるようになってからは、ココア改良の時代。
オランダ、イギリスで開発が進められる。
イギリスのロウントリー家が頭角を現す。クエーカー教徒。
ロウントリー家による、貧困の研究、社会福祉、産業心理学の研究。
マーティングの一環として、看板を背負って、街を駆け抜けた。
戦時は貴重なカロリー源に。
常にあたらしいことに挑戦することと、クエーカーの教義がロウントリー家の成功の秘訣。
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読み進むうちにキットカットネタに…理由は「あとがき」を読むことで納得。
途中退屈。
今現存するメーカの初期の頃がわかる軽い歴史。
どちらかというと、カカオ自体に興味があったのでちょっと期待した内容ではなかった。
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最初の方はスペイン・中南米、そして後ろはイギリスがメインという構成。カカオ・チョコレートから世界史が読んでいけるのは面白かった。ただ、途中根拠のない主観的な書き方が見られた。ま、文庫本なのでその辺は何とも言えないが、ひっかかる箇所ではあった。けど読みやすいことには間違いない。
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図書館本。
大航海時代に中米からヨーロッパに交易が開始されたカカオから、
製品としてのチョコレートまでの歴史。
後半はキットカットの歴史でしたが
ゴディバってベルギーの一家企業だったのね。
買収されて世界区に。
中米の植民地からの交易から、需要拡大でのアフリカでも栽培・交易されていく観点からすると
チョコレートとは中毒性のある悪魔のスイーツになるわけか?
日本でのキットカットは不二家とネスレの合弁企業。
カカオ → カカオマス →カカオケーキ → ココア
↓
カカオバター
↓
カカオマス+カカオバター → チョコレート
メモ:ホワイトチョコレートはカカオバターのみを使ったもの。