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テルマエ・ロマエ 4 (BEAM COMIX) みんなのレビュー
- ヤマザキ マリ (著)
- 税込価格:748円(6pt)
- 出版社:エンターブレイン
- 発売日:2011/12/22
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コミック
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紙の本
ローマ人の目から見た日本の風呂文化
2012/01/30 03:40
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代ローマの浴場技師ルシウスは、現代の日本に幾度もタイムスリップして、そのつど「平たい顔族」つまり日本人の風呂文化に大きな感銘をうけ、それらの知識をたずさえてローマにもどってゆく。古代ローマ人と日本人という、ともに風呂を愛し、風呂の文化においては卓越したものを残した国民同士が遠い時空をこえてつながるという荒唐無稽ながらも、実に愉快なストーリーである。塩野七生の『ローマ人の物語』を読んで以来、ローマ人の偉大さに惚れこんだ私にとって、日本人がローマ人の尊敬の的となるという設定は小気味よいものがある。
ルシウスが驚愕をし、学ぶものは、ほとんどが近代文明の産物であって、うがった見方をすれば、単に古代人が現代の物質文明におどろいているだけの話といえるかもしれない。しかし、垢すり、銭湯の風流な壁画、風呂上りの冷えたミルク飲料、風呂場のマナーを記した掲示板等々、日本人ならではの細やかな感性が生かされたアイディアには、ルシウスのみならずわれわれも、新たな感動をおぼえる。これは、失われつつあるわが国の風呂文化のよさを、ローマ人の目を通して再認識させてくれる本と言っていいだろう。
人気のシリーズも、本作で4巻目。テレビアニメ化され、映画も近々公開されるという。それもあってか、本巻では、今までのように1話完結型ではなく、一冊丸ごと長編の連載で、さらにそれが5巻に続くようになっている。今回の舞台は日本旅館。ここでも、芸者、日本料理の盛りつけ、さらにはローマのユピテル神が動かしているのだと教えられるテレビ等々、ルシウスのカルチャーショックはさらに高まる。ラテン語をあやつる才色兼備の日本人女性の登場も、これまでにはなかったロマンスの要素を感じさせる。第5巻の発売が待ち遠しい。(ルシウスは、無事ローマに帰れるのか...)
紙の本
ルシウスの運命は?!
2012/02/01 17:15
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:胡柚子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ化され、映画も公開予定の大人気作品。
これまでは、「主人公ルシウスが、現代日本に一時的に滞在する」という形の短編でしたが、この巻からは長編に。
ローマに帰れないまま、ルシウスは日本の温泉で働くことになります。
ラテン語を話せる女性(かなりビックリな経歴の美女です)も登場し、なにかと波乱の展開に。彼女とのロマンスも気になります。
ローマもたいへんな状況になっているので、いったいいつ帰れるのか。どうなるのか。
続きが楽しみな作品です。
紙の本
本屋の広告で知った漫画。
2012/04/18 21:57
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店にある看板で存在は知っていたが、買って一気読みしたのはつい先日である。一話完結の読み切りから一巻では終わらない連載ものに変わっているので、読んでいても戸惑いはある。
4巻から登場するラテン語の話せる芸者で、ふと連想したのはローマ市民権を持つユダヤ人の使徒パウロである。パウロはギリシャ語は出来るが、多分ラテン語は出来ないと思う。「使徒行伝」にはローマ市民権を買った千人隊長も登場するが、どのぐらいラテン語が出来るかどうか。
主人公は風呂の設計技師だが、ローマの支配階級はラテン語とギリシャ語のバイリンガルだったから、ギリシャ語が母語の登場人物が出て来たら、どうだろうか。もっともハドリアヌス帝の時代の時系列がそのまま物語の流れになっている作品なので、余計な登場人物を出すのは無理かもしれない。
紙の本
さらなる展開に期待!
2012/02/06 08:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆーとのママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望の第4巻!
これまではタイムスリップして「平たい顔族」の風呂をうまくローマでの仕事にとりいれるにあたって、相手から情報をもらうだけであったが、今回はラテン語のできる現代女性の(しかも若く美しい独身!)登場により互いの情報を与えあえるようになった点でより一層の活躍が期待できる展開となっていると思う。(ロマンス的展開も期待できそう...)
この本を読み始めて以来、日本の風呂を見つめなおし「あああ、こんないいところがあったんだ~」と思える点も好ましい。
紙の本
タイムトラベル風呂漫画にまさかの新機軸な新展開。
2012/01/24 01:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
遥かローマの時代と現代とを風呂を介して行き来し、現代の風呂知識を過去のローマで活かして来た主人公のルシウス。
この4巻で彼はこれまでにない、未知の状況に叩き込まれる事になります。
これまでの出来事が毎週放送されるテレビドラマならば、この巻のエピソードはまるで劇場版のような展開ですねー
未知の状況における新たな出会いがこれからどうなって行くのか、続きが大変楽しみです。
電子書籍
怒涛の展開
2023/07/28 21:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻までは主に1つ1つのテルマエを改修するという短編が続く展開でしたが、ローマに帰れなくなるというまさかの展開。しかもラテン語がわかる美女との出逢いが?!ページをめくる指が止まりません。
電子書籍
現代に長期滞在のはじまり
2017/07/22 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:anp - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに湯気に巻かれるだけでタイムトラベルしてしまったルシウスさんは
たどり着いた先で美しい女性と出会う。
その女性を見る度に、これまで別れた妻のことを忘れるかのように仕事に没頭していたルシウスさんの胸に去来するその思いは一体何なのか…
また、ひょんなことから馬に好かれたルシウスさんの運命は?
次回を待て!
紙の本
現代文化に触れるルシウス
2015/08/28 13:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハドリアヌスの養子にして次期皇帝のケイオニウス・コモンドゥスが、任地のパンノニアで体調を悪化させ、死んでしまった。後継者を失ったハドリアヌスは怒りに震える。その勘気を風呂で諌めたルシウスは、逆にマルクスが皇帝の座に着くまで、彼を見守る役割を託される。
ハドリアヌスからの強い信頼に感動し、期待にこたえる覚悟を新たにするルシウスは、またもや日本の温泉地へとやって来る。今度は海沿いの温泉地だ。そしてそこで初めて、ラテン語を自在に操る女性・小達さつきと出会い、現代世界の文化に触れることになる。
初めての長編。現代日本での様々な騒動はもちろん楽しいのだが、ルシウスとケイオニウスのやり取りも面白い。そして才色兼備の女性として描かれるさつきは、果たして真実に気づくのか?
電子書籍
さつきの編
2013/02/24 08:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:fujitajiji - この投稿者のレビュー一覧を見る
新しい展開!?ではありますが、これはこれで楽しいです。
さつきちゃん可愛いです。
舞台に伊東温泉を設定、良い選択です。
紙の本
大いなる転換点
2012/01/25 15:30
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:書評王子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガ大賞も受賞した言わずと知れた、
ヤマザキマリの超話題作。
ゴールデンウィークには阿部寛と上戸彩主演による、
映画かも控えていて、さらに話題沸騰中!
この第四巻は人気作にも関わらず、
作風を大きく転換し、今後の方向性を示しています。
第三巻までは、お決まりの登場人物によるお決まりのパターンがあり、
言わばお約束的な笑い、楽しみがあったのですが、
そこを逸脱し、長編的なストーリーに切り替えています。
既存のファンがどういう反応を示すか、楽しみな第四巻です。
紙の本
ここから
2020/06/19 01:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻からちょっと今までと様子が変わったような気がします。今までは平たい顔の国に来ても、すぐ帰っていたのが、長期滞在することで、周囲の人間と深く関わりを持つようになります。特にさつきの登場が大きかったですね。
紙の本
ルシウス、ついに日本留学?
2016/10/14 22:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの長期化と共に作者もコラムで書いているとおり、
エピソードごとに古代ローマと現代日本を往還するのに、
無理が出てきたので、ついにルシウスが日本に腰を据える
ことになります。
言葉の壁は超ウルトラCで、ラテン語を操る麗しき温泉芸者、
ディアナこと伊藤温泉の大天才、小達さつきの登場でご都合
よく解決です。
電子書籍
電気を知ったローマ人
2016/04/28 23:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まいまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマ人と現代の生活のギャップや驚きが面白いです。
紙の本
日本に滞在中
2015/07/31 21:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで日本に飛ばされても、何かヒントをつかむと割とすぐ古代ローマに戻っていたのに、修善寺では帰れなくなって長いこと日本にいます。この先どうなるの?という思いは確かにありますが、個人的にあまり引っ張る展開が好きではないので、だらだらした話にはなって欲しくないなぁ。
電子書籍
伊藤温泉の人々がなかなか魅力的
2014/06/08 18:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ローマの歴史に詳しくないので、ただただ著者のエッセイでハドリアヌスだとかアエリウスだとかマルクスだとかといった名前とその関係を知るのみなのですが、この『テルマエ・ロマエ』も4巻に至り、がぜんストーリー・マンガ(最近でもこんな言い方をするのか?)っぽくなってきました。
それまでは、ルシウスが浴場やら温泉やらで難題を抱え込むと現代日本にタイムスリップし、ともかく日本の風呂文化の大きなところから細かいところまで感激して憶え、再びローマ時代に戻るとあたかも日本の浴場のようなものを作り難題を解決するという話が手を変え品を変え出て来たわけですが、徐々にハドリアヌス皇帝との関係が深くなるにつれて、歴史の一端を担っていくような役割を演じていきます。
そして何と、1話のうちにはルシウスはローマ時代に帰れなくなってしまいます。
伊藤温泉(!)なる日本の温泉街にとんできたルシウスは、ここで言葉の通じる女性にも巡り会い、日本の温泉街で様々なことを学ぶことになっていきそうです。
当初の1話完結でギャグっぽいのも面白いですが、言葉が通じないなりに日本人とコミュニケーションを取っていくようになったり、いろいろなキャラクターが登場するようになったりと、日本を舞台にしたちょっとシリアスな話もなかなか面白いですね。