紙の本
生きる源は何?!
2020/08/16 15:57
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
50代〜60代のおばさんたちがドーバー海峡を泳ぐという実話に基づいた映画が先にあり、その書籍化。
実際に映画を見てみたいと思った。
子育ても終わり、夫や親の介護、自身のケガや病気の治療も含めながら、いかに目的達成に向かって日々を過ごすか。
これは、もう生き様そのもの。
足がつっても、つったのを治しながら泳ぎ続ける。
手だけでも1時間は泳げるように頑張る。
人は年を重ねると共に、老化も加わり、体や心の自由が奪われていくのが世の常である。それに抗わず、病や老いを受け入れながら暮らすという心構えは、アンチエイジングという考え方の真逆で、とても共感するところがある。
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潮の流れが早く、水温が15度ぐらいしかないドーバー海峡をリレーで横断した54歳~67歳のおばさんたちの記録。
ドーバー横断のための練習量となると大学の水泳選手並みだそうです。
限りなくカナヅチに近い私から見ると、ただただ、そうですかぁとしか言えないぐらいにかけ離れた存在の人たちです。
昨日読み終わった伝説の銀座のマダムのおそめさんと同じぐらいの距離感があるな。
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映画になった(http://www.dbb.fushigina.asia/)のを書籍化したという本。50代、60代のオバチャンたちが、ドーバー海峡リレー横断泳に挑戦する話。
オバチャンたちが、ドーバー海峡を泳いでわたる!ために、冷たい水の川や海で泳いだり、プールで毎日めっちゃ泳いだり、そういう泳ぎネタが、もともと泳ぐの好きな私にはおもしろかった(しかも、私が中学で水泳部だったときよりも、このオバチャンたちの練習量はすごいのだ)。
メンバーのほとんどは東京だが、一人だけ沖縄から加わっていた人がいる。一ヶ月に一回くらい東京に来て一緒に泳ぐその人と、他のメンバーとのあいだで、コミュニケーションが難しくて不信感が芽生えてしまい、それを乗り越えられるかどうか…というところが、とくに印象に残った。
この沖縄の人が手術をしたり、ちょっとケガしたりがあって、本人も(自分は行けるのか)と悩むけど、チームのメンバーも(いま手術してほんとに一緒に行けるのか、泳げるのか)と案じている。同じようにケガをしても、東京のメンバー同士はすぐ会って話ができるが、一人沖縄の人は、なかなかコミュニケーションがとりにくい(とくに入院中は連絡が難しかったという)。メールくらいしか…という中で、東京のメンバーからは「毎週の練習で細かいことを相談していくから、毎週来てほしい」という声も出たりする。
そんなところを読んでいて、「離れて一緒にやる」って、ほんまに難しいよなーとあらためて思っていた。自分自身のこの5年弱の在宅勤務をふりかえる時期に読んだせいか、なおさらに。
(2/5了)
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メンバーが刺激しあって海峡横断を達成するのだが60歳ぐらいの女性ばかり。介護などそれぞれが事情あっても、いや、あるからこそ練習に励めたという。読んでいて、ホノルルジジイを連想した私。ガッツは見習いたい。
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年を重ねてできないことが増えたとしても新しいことに挑戦していきたいと思っているのでコチラの本を読むことにしました。
が、
映画をもとにこの本を作ったようで、何か思っていたのとは違いました。
映画を見てないと内容が物足りなくて不完全に感じました。
とはいえ50代60代でドーバー海峡を目指すのはスゴイ!
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「ドーバー海峡を泳いで渡る」おばちゃんたちのドキュメント。
50代から60代のおばちゃんたちがドーバー海峡をリレーで泳いで横断する。
それぞれ、家族や自分自身に色々な問題を抱えているのだが、そのあいだを縫うように練習に打ち込む。
介護している親を置いて、海峡横断のためにイギリスへ出かけていく。彼女たちにとって、この挑戦は「親の死に目に会えなかったとしても、絶対にやり遂げたい」というくらいのこと。
アツいなー。いいなー。
最近、自分自身はエネルギーが少なくなってきているような気がするので、この「やってやる!」という情熱や「好きだ」「楽しい」という気持ちがうらやましい。
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時代物が好きでよく読んでいる中島久枝さん、「ドーバーばばあ」(2013.8)というタイトルを見て、うわっ、新たな世界に入られたなと思いました。ところが同姓同名の著者、中島久枝さんは、映画監督で、本作品も映画になったようです。ドーバー海峡をリレーで横断した54歳から67歳の6人の主婦のノンフィクションです。