紙の本
親子の絆を感じられて。。
2015/05/09 00:19
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投稿者:クローバー - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の両親の事をあまり知らなかった主人公が、人生を投げやりになって、そこで青天の霹靂が起き、両親の過去を知ることになる。
笑いもあって涙もある。劇団ひとりさんの作品は良いと思います。皆不器用ながら一生懸命で、泣けます。
家族っていいな、温かいなと思わせてくれる作品。
一日一日を大事にしたいと思わせてくれる作品だなと思いました。
紙の本
プロットよりも情感
2023/01/01 10:13
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「陰日向に咲く」がずいぶんと面白かったので引き続きこちらの本も読んでみた。「火花」の又吉さんもそうであるが、お笑いという業界の人たちは文才のある人が多いのではなかろうかと感じさせる本である。ストーリーの仕掛けはタイムスリップもの のみであり、プロットよりも情感で読ませる作品である。
紙の本
二束のわらじ
2015/11/19 20:30
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
珍しいシチュエーションではないし、展開も読める。なのに泣かせるのは、作者が笑いの世界にいるからだろうか。出来はデビュー作の「陰日向に咲く」の方が良いとも思うが、先が楽しみには違いない。本作では、マジシャンを夢見る青年を主人公にしているが、作者自身は果たして、文筆と二束のわらじを履いていくのか、将来的に筆一本と考えているのか、もう少しほかの作品も読み続けていきたい。
電子書籍
映画とは全然違う別物に近い
2014/05/30 23:43
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を先に見てから読了。
結論から言うと、映画の方が面白い。パンフレットを読む限り、劇団ひとりさん自らが原作者であるからこそ、原作からの大胆なアレンジが可能だったということ。
そして、それも納得の変更点の多さに驚かされる。
まず、劇団ひとりの役のキャラ設定が全く違うこと。これはご本人もパンフレットで書いていたが、180度異なっている。
また、それによる大泉洋の役柄とのやり取りの深さや感情の流れ、キャラクター間の想いなんてものは原作の比ではないほど深まっており、映画の脚本ベースの本があれば、そちらが読みたいな、と思ったほど。原作は原作で悪くないのだけど、映画を見た後だと、違和感が大きすぎて、どうしても霞んでしまった。
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デビュー作の様などんでん返し的な話を期待してたので、ちょっと肩すかしをくらった感じ。
けど、ゆるゆると読めたし面白かった。
最後もハッピーエンドでよかった。
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売れないマジシャンが過去で人生見つめ直してくる話。
『陰日向〜』から何年ぶりかな。
小説を待っていたですよ。
劇団ひとりの芸の世界を知っていればより面白いかもしれないけど
知らなくても小説として十分楽しめる。
次も待っています。小説を。
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学歴もなければ、金もなく、恋人もいない三十五歳の晴夫。一流マジシャンを目指したはずが、十七年間場末のマジックバーから抜け出すことができない。そんなある日、テレビ番組のオーディションではじめて将来への希望を抱く。だが、警察からの思いもかけない電話で、晴夫の運命が、突如、大きく舵を切る-。人生の奇跡を瑞々しく描く長編小説。
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ところどころ、さすが芸人さん!とだけあって面白かった。
物語も好き。
だけど、途中でなんとなく先が読めてしまった。
終わり方も好き。
陰日向に咲く、と雰囲気は似てる。
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ありそうなお話ですが最後まで飽きずに読めます。
陰日向でもそうでしたが登場人物が気がつくとうまく繋がっているのがわかるとあいかわらず読んでいてニヤリとしてしまいます。
読了後、昭和48年のあの時、大人の事情なんてちっともわからず自分中心で世界を回していた私を見ました。
ちょっと懐かしくてちょっと反省して、そしてほんの少し愛しかったです。
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陰日向に咲くと同じく登場人物が繋がっています。ですが、それに気づいた時に、上手いなって思います。
内容の方ですが、良い本です。読みやすいので、是非読んでみてください。
いろんな事も読み取れます。
感動と温かさがあります。
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設定が
なかなかおもしろい
こーなるのかな?
と、思いながら
読んだけど
それ以上の展開
2013.9
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過去の人と未来の人がつながっていて、「ああ、この人は!」
と楽しめました。
この晴夫役を大泉さんがやるっていうのは、冴えない感じを
うまく出せそうで、似合いそうです(ほめてます)。
一気にサラリと読める本なので、私はこれを大変混む病院に
行ったときに持っていきましたが、待っている間に読み終えて
しまい、その後大変退屈な思いをしました……。
いや、この本が悪いといっているわけではなく、混む病院に
行くときには、もっと分厚い本を! という反省です。
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今年7冊目。
劇団ひとり作。
主人公の晴夫は
マジックバーでくすぶっている冴えないマジシャン。
"自分は特別"ではないという現実も分かり、
半ば人生をあきらめていた。
ひょんなことから一念発起するも
ことごとくツイてない晴夫。
どうしてこんな人生になったのか?
何のために生まれてきたのか?
と自分の運命を呪っていると
まさに
"青天の霹靂"
な事態が起こる。
以前にも述べたけど、
芸人が好きなので芸人が書く小説には期待しています。
「陰日向に咲く」同様、
主人公は所謂クズなんだけど、
救いようがないわけじゃない。
そういう哀しい愛しいニュアンスが
劇団ひとりは巧みに感じる。
この小説も
人物の設定やストーリー展開が
コントっぽくて安いのに、
娯楽として、こういう本が読みたかったなぁ、
と読後の感触がものすごく良いところが素晴らしい。
吉本新喜劇が笑えるのは知ってるギャグが
ここぞって所でまた出てくるからで、
小説も自分が知っている場面やセリフが出てくると
ぐっと引き込まれるし、嬉しくなる。
そういう技術もうまいなぁと。
(今、ドはまリしてるあまちゃんも然り。)
あとがきまで含めて
しょうもなくて泣ける本。
面白かった。
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可もなく不可もなく。陰日向~は読んでないけど両方映画化になるくらいなら、とちょっと期待してたので肩すかし。映画化というよりむしろノベライズっぽい。
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掃除してたらこの本が出てきて、
最初の数ページ見たら読んでないことに気づき、
しばらく読んでから「前に読んでるな」と思い出し(^ ^;
でも全然内容を覚えていなかったので、
ときどき「あ、こんな話だったな」と思いつつも
新鮮な気持ちで「再読」できてしまった(^ ^;
あらすじだけ追うと「よくある話」なのですが、
主人公が「手品師」という特殊な設定なためか
周辺の「濃い」キャラの登場人物との絡みが独特で、
ぐいぐい引き込まれていく感じ。
細かい伏線をていねいに拾って、
濃密で意外な人間関係を描く姿は
さすがは劇団ひとりと感心させられる。
最後の最後に腰砕けになりそうになるが、
無難に「感動のエンディング」にまとめている。
読んでいる間、主人公が「まんま劇団ひとり」の姿で
脳内で大暴れしてくれて、とても楽しめました(^ ^