- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
母と娘
2015/08/07 22:06
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いくみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
語り手が交代で独白して物語が進んでいきます。
なにが信用できて、なにが信用できないのか、誰が信用できて、誰が信用できないのか、2回読むとはっきり理解できました。
思いのすれ違いが切ないけれど愛おしい物語です。
読む人の立場によって、誰に感情移入しやすいかが違うと思いますが、私は娘の立場しか経験がないので、途中とても辛くなりました。
理解が足りず、すっきりしない箇所があったので、3回読みました。
面白かったです。お勧めします。
紙の本
胸がギュッと
2020/11/08 19:28
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:rin - この投稿者のレビュー一覧を見る
「母性」文字だけでみれば温もりがあるように見えるけど現実的な感情を痛い程感じた作品でした。
人間関係の中で歪さというのはあると思います。それは親子の間でも例外ではないー。
切ない感情と最後まで何が真実なのか、グッと惹きつけられるストーリー展開で手を止められず一気に読みました。
紙の本
せつない
2019/04/12 22:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:骨なしチキン - この投稿者のレビュー一覧を見る
母子もの。娘のままでいたい母の、自分の娘に対する想いはあまりにも酷すぎます。そして、母の愛を求めるために娘が頑張っているのが切なくて苦しいです。私にも子供がいますが、自分も気をつけなければと思いました。子供は自分の分身では無くて、別の一人の人間なのだと。
紙の本
ちょっと難しいけど
2019/10/31 22:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は少し難しいけど、それなりに楽しめた。母性とは何なのか?親子とは、家族とは何なのかを考えさせられる、そんな小説だった。
紙の本
母娘のパラレル&スパイラル
2017/03/28 21:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり湊さんだわぁ…。数学で言うベクトルの「平行(パラレル)」でなく「ねじれ(スパイラル)」の関係だ…。どんなにに時間がたっても交点はない。
でも、人の生き方って直線じゃないんだよ、だからどこかで交点はあるんだ…。
そんな感じの母子(娘)関係。。。
紙の本
もどかしい
2023/08/23 22:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
各章の題と末尾がリルケの詩の引用でオシャレ。
私とわたしの主観がどこまでも互いにすれ違っていて、あまりのもどかしさに悶え楽しんだ。
ラストは一見ハッピーエンドと言って差し支えないように書かれているけれど、これもまた一方向からの主張でもう何が真実なのか分からない。
電子書籍
おもしろい!
2023/06/29 20:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもおもしろかったです。
母親の娘に対する気持ちに所々わかるところがある自分が嫌だなと思った。人の心の嫌なところ、心の動きが興味深かった。ひどい姑、無関心な夫にもふといいところがあり、リアルで親しみがあり現実的な気もした。
母と娘の可哀想なほどのすれ違いが何とも言えず…切ない。
最後は湊かなえにしてはハッピーエンドなんだと思ったが、なんだかそれも違うかもと思えて怖くなった。
電子書籍
【暗闇の中で必死に手を伸ばす、母への無償の愛】
2024/04/25 17:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子高生の不審死を巡って、母親の手記と娘の回想を紐解く中で、母性に関する歪な真相が浮かび上がる物語。
正しい行為には理由は求められない。
得てして悪い行為には、必ず原因が伴い、人は知りたいと欲する。
愛能う限り娘を大切に育ててきたルミ子。
無償の愛に包まれるには正しく在らねばならぬと己を律して来た。
太陽の様な母が居なければ、月の様な自分は石ころ同然。
しかし、愛とは不透明な物。
母にして欲しかった事を娘の清佳にしてあげる。
産んだ子供を守り育てていく母性に全てを捧げるのだ。