青と赤ならこちらを先に?
2015/10/23 23:57
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投稿者:海月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤青同時に発売された「雪よ林檎の香のごとく」のスピンオフの、青のほう。こちらは「林檎甘いか~」作中時間のお話です。時間軸にそって読むのであれば、赤よりもこちらを先に読んだ方が素直かなと思います。
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投稿者:zuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
番外編で、志緒が高校を卒業するまでを主に桂目線で志緒のことどれだけ好きなのか伝わってくる話ばかりでした。正直本編の桂よりずっと好感が持てました。
青い季節の物語群
2022/03/26 05:46
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「雪よ林檎の香のごとく」の同人誌やSS等の再録に書き下ろし作品集
本編を読んでから読んでください。
サブタイトルの青は志緒が成人するまでの話
そうだった・・・志緒は15歳だったと
忘れていたことを思い出す
なんとなく本編と「meet,again」で成長した姿を知っていたので
ちょっと15歳の志緒にビビる・・・。
この年頃特有さと志緒個人の特有さが
硬質な色を持って描かれている。
それを見る桂視点(と桂のぐるぐると思う様)がとても印象的
本編の裏側を見る感じで。
こういうことを経てあそこまでいったのだなぁと。
志緒の両親もああこの両親だから
志緒の気質を壊すことなくあの性格に育ったのだなと思わせてくれました。
やっぱり生育環境って大事と。
山辺さんもりかちゃんも良かった。
彼女らもきらきらした青の季節の女子たちでした。
そして栫さんの話の時に「高等遊民」って言葉が出てきて
そうそうこの言葉って思ったり。
作者さんの作品が私の琴線に触れるのはこういう言葉たちでもあったりします。
少し酸っぱい青い季節の物語群でした。
☆4.5
成人前編だから青
2021/06/16 11:32
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「雪よ林檎の香のごとく」ではあまり語られなかった桂の心情が描かれている。恋をするのが久しぶりだろう桂の恋に浮かれる様子や戸惑う様子は、志緒が思うほど大人ではない。
志緒の潔癖さや正義感が自己の価値観によるものなのが愛おしい。
学生編の番外です
2016/10/31 18:25
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一言で言うと良かった。
竹美家ららさんのイラストが本当にあっているなと思います。
キスなんて大きらいのイラストが特に可愛い。
二人の甘い関係が伝わってきます。
志緒君の透明感や先生がどんどん甘くなっていく感じや良かったです。
そして、志緒パパもカッコいい。赤編もどうか幸せになっていますように!
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同人誌で呼んでいるものも多かったのですが、呼んでいない掌小説も収録されていて嬉しかったです。
大人になる前の、少しとがった青酸っぱい志緒ちゃんはやっぱり無謀で可愛くて、好きになってしまう先生の気持ち分かります。
そして、とにかく二人がケンカしつつもイチャイチャしてる姿が一冊でしかもいろいろ見れるのが幸せです。
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楽しみにしてました。林檎番外編の総集編。半分くらい未読でした。「青」バージョンは、志緒ちゃん成人前のエピソードということで、初々しい二人が読めます。特に、高校生の志緒ちゃん、激しい・・・!
一番好きなお話は、「キスなんて大嫌い」。ららさんのイラストも大ッっっ好きです。志緒ちゃんの初めての・・・・アレ。色っぽくて読んでて悶えました。好き!
描きおろしちょこっと、病気ネタ。
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「雪よ林檎の香のごとく」の続編とは思わなくて、先に読み始めてあれっ?て(笑)。
あわてて文庫本買いました。
単行本、2冊同時発売だったら新装版+続編って思わないかい、普通は。
まぁ、なんにしろ「あ、こんなこともあったんだ、あの時」みたいな感じで楽しく読めました。
さて次行くぞ!!
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待ちに待った一穂さんの新刊!
大事にじっくり読もうと思っていたのに、気づいたらあっという間に読み終わっていました。
青のほうは志緒ちゃんの成人式前までのエピソードを収録。
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今や手に入らない同人誌がまとめて読めるとはなんと嬉しい。
同時発行の「赤」は成人後、こちらは成人前の完熟するまでの「青」
本編の隙間を埋めるエピソードとその後が時間軸に沿って穏やかに綴られていて、短編ならではの時間や場面の切り取り方にほろっとさせられたりドキドキしたりぎゅっとなったり。
二人きりでの北海道の一夜や文化祭などの本編の隙間時間のエピソードはどれももどかしく胸に詰まるような切なさと愛おしさ。
「キスしろよばかやろう」はこんなこと言われたら堪らないよね。
痴漢騒動での志緒パパの毅然とした態度に圧倒されながら「この家族に育てられた志緒だから好きになった」と改めて参ってしまう先生のもどかしさよ。
後にこの経験の痛みや「大人」として守りきれなかった不甲斐なさが生きてくるのがより一層せつない。
感情が育っていく最中の志緒ちゃんが日々恋をすることでしなやかに変化し続けること、その成長に目を見張りながら大人としての自分に煩悶し続ける先生とのコントラストが痛くて苦しい。
卒業式に先生をここに置いていってしまう、と感じる志緒ちゃんの純粋さが瑞々しくて切ない。
この感受性のやわらかさ眩さ鮮烈さに先生は動かされてしまったんだな。
まっすぐすぎる鉄砲玉志緒ちゃんと先生の想いの行方、青くてみずみずしく感受性豊かな志緒ちゃんの純粋さも、成長していく志緒ちゃんを時にハラハラしながら見守り続ける先生も見てて愛おしくてたまらない。
この二人に出会えて良かった、先生の人生に志緒ちゃんが現れたことと同じくらい、こうして改めて二人に出会えたのが幸せで泣けて仕方がなかった。
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【雪よ林檎の香のごとく】の薄い本やらブログSSやらを纏めた作品です。
実は一穂作品、ある時期から相性の悪さを感じて読むのをやめて
しまったのですが、このデビュー作は未だに売らずに手元に残してます。
このたび、総集編ともいえる作品が出るとのことで、少し不安では
ありましたが2冊同時に購入。
こちらは青で、志緒が成人する前までのエピソードです。
本編の行間をみずみずしく書かれたものや、志緒の卒業、そして大学入学。
大学生になって、自由にはなったけれども、もう二度と戻りはしない時間。
変わりゆく景色の中で、志緒と桂が些細なことで幸せを感じ、そして
一緒にいることの尊さを噛みしめる。
志緒の成長を確かに感じることができたり、二人と同じように読者にも
流れている時間を意識させたり……。
デビュー作時点で自分はもう桂側からものを見てしまう汚れた大人
でしたが、今回纏まった形でこうして読んでみると、過ぎた時間に思いを
巡らせ、なんだか少し恥ずかしいような甘酸っぱい気持ちになりました。
書き下ろしは桂の同級生の死をきっかけに、自分と志緒の【死】について
意識するネタになってます。
とても充実した内容でした。
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在学中、卒業までの短編集。
本編で書かれなかったあれこれ。
2人の歴史、それぞれの視点、気持ち、本編では語られなかったあれこれがつまってて、感無量。
ありきたりのような事柄も先生と生徒、歳の差、男同士というフィルターがかかり、より心揺さぶられてしまう。
2人のスゴいところは、本当に純粋に好きって気持ちだけで繋がっていること。世間に知れたら色々と失うものの方が多い関係だけど、後ろ暗さが一切なく、好きって気持ちの強さがとても強調されてると感じた。
そして、志緒が本当にどんどん大人になっていって、その成長に感動。トゲがなくなって、相変わらずめんどくさそうな子だけど、それなりに素直で良い子になってる。桂のそれが嬉しい気持ちと、受け入れながらも複雑な気持ちが入り混じっていて、ちゃんと教師なんだけど、ダメな大人な部分とか人間味溢れていて、とても好き。
本編では、15才の生徒(男)を好きになってしまう葛藤が足りない気がしてたけど、これを読んで桂の気持ちが知れてよかった。
とにかく、本編読んだら、これも読むべきだな、と思った。
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志緒age15〜18/桂age28〜31
はるのうた〜
さようならは、然様ならば。
そうしなければいけないのならば。
意志とは違う何かの作用だと、諦めるように、断ち切るように。
なるほど…ぐっと来ました(u_u)
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志緒、桂の様々な物語が読めて、よかった。
りかの志緒に対する気持ちも。
2人の世界がほんとに、かわいい。
最後の話は、色々考えさせられた。