紙の本
季節を追って
2019/10/23 14:00
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
安西水丸さんのイラストが印象的なグルメエッセイ。アスパラガスやきゅうり、さんまなど,季節を追って食を楽しんでいることが伝わってくる
紙の本
美味しさ
2016/11/07 12:38
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投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のファンでありかつ、タイトルにひかれて購入。 タイトルの海苔弁当気になって調べたのですが、16年10月時点では、東京駅中での販売はしていないようで、非常に残念。
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とにかく海苔弁がたべたくていてもたってもいられなくなる。
作って食べてみたものの、海苔がぱりっと縮んでしまい、いまいちな味に。子供の頃に食べた、懐かしい海苔弁が作れるよう、がんばろうと思わされた。
平松さんのこのシリーズは制覇すべく少しずつ読んでいるが、読み終えて再読したくなる中毒性があるなと思う。
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安定の面白さと美味しそうな食べものの数々。
あっ、でもひとつだけ「これはない」と言っているのがあって、珍しいなと思った。ピーマンうどん。これからも美味しいピーマン「だけ」作ってねと言っているので、もちろんちゃんとフォローはされているけど。
北陸の「もみわかめ」は以前頂き物で食べたことがあり、たしかに美味しかった。そして本当に減らない(笑)
こんなふうに作られているのか~、と思うとまた食べたくなって・・・。
なんかそういう魅力、引力があるよね、食べもののエッセイって。
平松さんに限らず、バックボーンまでよく見ておいしく食べる人の書いたものは、だいたい楽しいし体験したくなる。
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【急逝した水丸画伯のイラストも多数収録!】新幹線で食べる海苔弁の美味さ、油揚げが人格者である理由、そしてかまぼこ板の美学とは――。食を愉しみ、食を哲学する名エッセイ。
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大好きな平松さんのエッセイ。
そう言えば私海苔弁て食べたことないや と思いつつ読んでみる。作りたいなって思うことはあってもあまりに簡単なためかやっぱりまだ作ってない。から食べてない。
貝づくし 粉わかめ さぬきうどん 丁寧なジェノベーゼ
毎度毎度お腹が空く。
青いレモンは読んでいるだけでエラが痛くなってきた。空腹の身にはなんとも辛い。と言ってもウミネコのエサに手を出してはダメでしょ。
ニラどっさりお味噌汁作らなきゃ。
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食欲の秋にどんぴしゃり。あまりたくさん食べることは出来ないけれど、少しでも美味しいものを多く知りたい!食べたい!な、食いしん坊の私にうってつけ。読むだけでお腹が満たされます。食べることへの執着心が増す、食への愛が溢れたエッセイ。これからは、もっとゆっくり味わって食べよう。…できる限り。まずは、お腹を満たすためだけの食事は止めようと思います。
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表紙のシンプルさに、ガツーン!
海苔弁のシンプルさをダイレクトに伝えているわけだが、私のような素人が描こうとしたら、欲張って、どうにかして断面を見せようとか思ってしまうんだろうな…
もちろん、平松洋子さんの食のエッセイなのだが、1編ごとに安西水丸氏のイラストが載っており、それは文章との絶妙の相性を見せている。
一方、平松さんの文章の方といえば、この人の食べ物の描写はどこまで高みを目指すのだろうと驚く。
あらゆる食材を描いて、(いろいろ読ませていただきましたが)かぶらない。
そして、美味しさの描写もかぶらない。
たとえば、さんまの描写、『ぎらりと光る蒼い刀が並ぶ』
たしかに秋の刀の魚とは書くが、新鮮さがぴちぴちと伝わる。
とんかつの衣を剥がして食べるダイエット中らしき女性の行為…『全裸のとんかつ』と、脱ぎ捨てられた衣の積み上がる様…これにそえた安西氏のイラストがまた…!
グリンピースなどの超脇役、ちょっと乗っけるだけの使い道しかない(しかも子供たちには割と嫌われている)それも話のネタに。
そして、「とん」と「ぶた」の呼び方についても疑問が解けた気がするし、「ニッキ」は「シナモン」の、日本の昭和の呼び方だと思っていたら、違う植物だったこともはじめて知った。
知識とネタの宝庫だ。
美味しい物の描写がすばらしいのと対をなして、「ドリアン」の描写がものすごい!
本から悪臭がわき上がる気がした。
ドリアンとアルコールが合わないのは、何か成分がケンカするアレルギー症状を起こすのかと思ったら、発酵が急激に進んで(特にビールなどと合わせると)ガスが大量発生するんですって!
胃が爆発しますよ、すごいこと聞いた(読んだ)
そして…美味しくも不味くも無い残念なものも、1点だけ書かれている。
この、ぼんやり残念感…
そんなものも律儀に取り上げているのが、もう神である。
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池波正太郎御大に始まり、グルメエッセイをこよなく愛する僕にとって、著者の本は一種の精神安定剤のようなもので、何も考えずにぼーっとしながら読むことができる。
挿絵は惜しくもなくなってしまった安西水丸で、83編の様々なエッセイに合った独自のイラストレーションが楽しい。
タイトルにもなっている海苔弁は、東京駅構内のスーパー「KINOKUNIYA」のスペシャルな商品が紹介されており、次の出張のタイミングでぜひ買いたいという気にさせられた。
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週刊文春に掲載されていた食事に関するコラム
83回をまとめた一冊。
本書のタイトルもインパクトありますが、
83個のコラムのタイトルもインパクトのあるものが
多数あります。
1つ1つの話は非常に短いエッセイですが、
筆者の経験や分析が散りばめられており、
話題になっている食事が食べたくなる内容ばかりです。
パラパラ読めてお腹の空く作品です。
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今回もとてもお腹が空きました。
前作までとは違って短いエピソードがたくさん入った一冊となっていましたが、面白かったです。
レモンスパゲッティやにらの味噌汁、作ってみたいなぁと思うものもありました。
「人生の救い」も読みたくなったし、石井好子さんのレシピ本はわたしも好きです、となったり、美味しいものを知ることだけではない世界が広がります。
安西水丸さんの挿絵もほのぼのでかわいかったです。
シリーズ続きも楽しみです。
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ブクログのタイムラインでフォローしている方が平松さんの「あじフライを有楽町で」にいいね!をしているのも見て、本屋へ。
本書と「あじフライを~」を纏めて購入。
「あじフライを~」のタイトルから「サンドイッチは銀座で」「ステーキを下町で」の続きかと思ったが、別シリーズだった。谷口ジローさんとのタッグは、お店探訪や取材旅行中心で編集者が同行していたが、本書は平松さんの食に纏わる身辺エッセイ。「サンドイッチは~」より文書は短め。それでも、熱量の高い文章がグイグイくる。
(引用)
鍋のふたを開け、できたての熱々をつまみ食いする瞬間は油を舐める猫とおなじで、夜中にニヤリとほくそ笑む姿が怖いのは自分でも気づいている。
絵が浮かんで笑った一文。
すり鉢で作るジェノベーゼとか、茄子やみょうがの話など美味しい話が満載。表題作の海苔弁には、中学の頃、母親に作ってもらった海苔弁を想い出した。やっぱり二段重ねだった。あれは心が躍ったなあ。
谷口ジローさんと安西水丸さんのイラストは対極的と思うけど、平松さんの文を読んでいる最中には、目に入ってくるイラストが輝いてくる印象。
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うちでは母親のレパートリーにのり弁という概念はなく のり弁を初めて知ったのは たぶん高校生の時 友達のお弁当で見た時だったと思う。でも実際に自分で食べたのは それよりずっとあとで お弁当屋さんのお馴染みののり弁。のり弁の上に白身魚のフライとか ちくわの青のり天ぷらとかが乗ってるポピュラーなやつ。美味し〜と思って しばらく食べ続けた記憶が。何にしろ 気にいると飽きるまで食べ続けてしまう。そういえば最近のり弁食べてないな。今度ほっともっと行ったら のり弁にしよ。
全くレビューじゃないな 笑。
どのエッセイも平松洋子さんのこだわりが詰まってま〜す。オススメ。
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ごはんが美味しそうに感じられる本!これを読むと、自炊も俄然やる気が出てくる。
なので今度の週末は、卵焼き、焼き魚、きんぴら、ほうれん草のごま和えを入れたのり弁作って、近くの山でランチしよう。
あとはぱらぱらと。
わたしはミニカレー断然賛成派
目玉焼きへのこだわりは、同じく皆無
ビアガーデンじゃなくていいから、ジンギスカンと冷え冷えビールで乾杯したーい!
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平松洋子さんの食材への目線が伝わる一冊。買ったことあるものも視界に入ってただけのものも、これを読めばあら不思議、スーパーでの食材たちが活き活きして見えます。