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高い評価の役に立ったレビュー
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/12/13 16:07
恩人
投稿者:かぐや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ああ、また救われてしまった。
辻村さんは、この本の子供たちだけでなく読者までをも助ける力を持っているんだな、と。
まさに心が震える小説でした。
私はいじめにはあっていませんでしたが、体調不良をなかなか理解してもらえない時期があったので、気づいたらその時を重ねて読んでいました。当時の自分を迎えにきてくれた、と本当に本当に救われたと思います。
辻村さんにはたくさん助けられたので、心から"恩人"だと、そう思います。
最後の勢いがすごかったです。からだじゅうがビリビリしました!
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/07/21 12:45
伝えたい
投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんとうに、しんどい時って、「助けて」といえない。
普段、なんとはなしに過ごしてる人だって、本当はいろいろ抱えていて、見えてる姿が全てじゃない。
思ってることなんて、目に見えるわけじゃない。
でも言葉にしなければ、相手に伝わらない。
しんどくて、しんどくて、立っていられないとき。
「誰か」が、自分のことを見てくれてるなら。それに気づくことができたなら。
人はまた、前に進めるんじゃないかと思わせてくれる本です。
電子書籍
☆感動した☆
2024/05/05 13:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年、中学1年生の安西こころは、同級生から受けたいじめが原因で不登校が続き、フリースクールにも通えず、家に引き籠もる生活を続けていた。
5月のある日、自室の鏡が光り、吸い込まれたこころは、狼面をつけた謎の少女《オオカミさま》が仕切る絶海の孤城で、自分と似た問題を抱える中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキと出会う。
子供達を《赤ずきん》と呼ぶ《オオカミさま》は、この孤城の中に隠された《願いの鍵》を見つけられた1人だけが願いの部屋へ入ることができ、どんな願いでも叶えられると説明する。ただし、孤城には、日本時間の午前9時から午後5時までは鏡を通って現実世界から来て良いが、それ以降に孤城に1人でも残っていると、その日に城内にいた者は連帯責任で狼に喰われる、そして、誰かが願いを叶え、この城から出た時点で全員の記憶が消えるというルールがあった。
ある時、アキがこころと同じ制服を着て城に来たことで、リオンを除く全員が雪科第五中の生徒であることが判明する。また、リオンも同じ中学に通うはずだったが、ハワイにサッカー留学させられている事実もわかった。
マサムネは、三学期の始業式に、みんなに一日だけでいいから学校で会いたいと申し出た。しかし、当日学校に行くと、誰とも会えず、それどころか、お互いの在籍すら確認できなかった。
マサムネは、自分達はパラレルワールドの住人だから現実の世界で会えないのだと推理するが、どうやら違うらしい・・・
こころは、仲違いしていたクラスメイトと和解し、クラスメイトの家で童話『7匹の子山羊』という山羊が狼に襲われる絵を見て、あることに気づく。だが、同じ頃、アキが5時を過ぎても城に残っていたために、ルール違反で狼に喰われた。そして、同じ日に城にいたリオン、フウカ、ウレシノ、マサムネ、スバルも連帯責任で狼に喰われてしまう・・・
前半は、思春期の中学生を描く群像劇のような感じで進んでいくのだが・・・
後半、孤城の禁忌を破ることで、様子は一変する。果たして、こころはアキ達を救うことができるのか? 孤城に奇跡は訪れるのか!?
物語がスっと入ってきて、感動した。
紙の本
☆感動した☆
2024/05/05 13:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年、中学1年生の安西こころは、同級生から受けたいじめが原因で不登校が続き、フリースクールにも通えず、家に引き籠もる生活を続けていた。
5月のある日、自室の鏡が光り、吸い込まれたこころは、狼面をつけた謎の少女《オオカミさま》が仕切る絶海の孤城で、自分と似た問題を抱える中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキと出会う。
子供達を《赤ずきん》と呼ぶ《オオカミさま》は、この孤城の中に隠された《願いの鍵》を見つけられた1人だけが願いの部屋へ入ることができ、どんな願いでも叶えられると説明する。ただし、孤城には、日本時間の午前9時から午後5時までは鏡を通って現実世界から来て良いが、それ以降に孤城に1人でも残っていると、その日に城内にいた者は連帯責任で狼に喰われる、そして、誰かが願いを叶え、この城から出た時点で全員の記憶が消えるというルールがあった。
ある時、アキがこころと同じ制服を着て城に来たことで、リオンを除く全員が雪科第五中の生徒であることが判明する。また、リオンも同じ中学に通うはずだったが、ハワイにサッカー留学させられている事実もわかった。
マサムネは、三学期の始業式に、みんなに一日だけでいいから学校で会いたいと申し出た。しかし、当日学校に行くと、誰とも会えず、それどころか、お互いの在籍すら確認できなかった。
マサムネは、自分達はパラレルワールドの住人だから現実の世界で会えないのだと推理するが、どうやら違うらしい・・・
こころは、仲違いしていたクラスメイトと和解し、クラスメイトの家で童話『7匹の子山羊』という山羊が狼に襲われる絵を見て、あることに気づく。だが、同じ頃、アキが5時を過ぎても城に残っていたために、ルール違反で狼に喰われた。そして、同じ日に城にいたリオン、フウカ、ウレシノ、マサムネ、スバルも連帯責任で狼に喰われてしまう・・・
前半は、思春期の中学生を描く群像劇のような感じで進んでいくのだが・・・
後半、孤城の禁忌を破ることで、様子は一変する。果たして、こころはアキ達を救うことができるのか? 孤城に奇跡は訪れるのか!?
物語がスっと入ってきて、感動した。
紙の本
むつかしい問題
2024/03/28 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て原作に興味を持ちました。
流れは映画とほぼ同じですが、細かい描写が原作の方がおおく、主人公の心の動きがよりわかりやすいと思います。
字が小さく、太いので読みごたえがあります。
紙の本
本屋大賞受賞作
2024/01/16 00:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エンタメ作品としてもおもしろいし、勇気や希望をもらえた。伏線の回収がきれいだった。ぜひ、一度は読んでほしい。
紙の本
人生はどこかで交差する。
2023/06/16 14:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校を不登校となって自室に引きこもる安西こころ。鏡が光って不思議な場所に引き込まれる。こころと同様、何かしらの事情を抱えた中学生たちが集められた。かがみの城にあるじらしいおおかみの仮面の女の子が言う。
「願いを叶える鍵を見付けろ。期限は三月三十日まで」
昼間の時間に鏡を通り道として自由に城に出入りできるようになり、不思議な一体感を感じられるようになるが、城に出入りできる期間は限られている。現実の生活の今後にも決断は迫られる。
過ぎてしまえば懐かしくなるが、当事者であったころは死ぬほど悩んだ多感な少年少女の時代。
電子書籍
一気読み
2023/05/17 14:21
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投稿者:mu - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わって結構経つけど、映像化されたのを機に思い出しました。
これ、アニメ映画化に向いてそうだなーと思っていたら本当に実現されてちょっと感慨深い。
映画は観てませんが、小説の方はとても読みやすく、いつのまにか没頭して夜中に一気読みしてしまいました。
電子書籍
誠実な作者
2023/04/09 16:03
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投稿者:みやか - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品名は色々知っているけど、作者の著書を初めて読んだ。
読みやすい文章。途中の伏線も丁寧で展開の予想はついてたけど、とても面白く読めました。
誰かに救われた手が、また誰かを救う展開は素晴らしく。
映像化でうまく演出されたら最後らへんは泣く自信がある。
映画化されたアニメを見るかどうか悩ましい。
良い物語だった。若かったら共感しすぎてたと思う。
紙の本
私の大好きな作品になりました
2023/03/16 17:53
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投稿者:りさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は心理描写がとても細かくて、読んでいて心が苦しくなりました。ですが、登場人物の人間関係がどれも実際にありそうな話ばかりで、生きづらい人こそ読んでほしいと思った本です。あまり長い話を読むのは得意ではない私でも、ページをめくる手が止まらないほど面白くて感動する本でした。
電子書籍
最高です…!
2023/02/25 19:05
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投稿者:ゆうご - この投稿者のレビュー一覧を見る
始まりから終わりまで全部が最高すぎました…。全てに臨場感があって、どきどきはらはらしながら読むことができます!自分がつらくて仕方なかったときに読んで、共感したところやなるほど…と感じれるところが多くてすごく好きな本です!
紙の本
どっしりしたストーリー
2023/02/01 22:14
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
どっしりとしていて読み応えたっぷり。
映画の印象と違うこともなく、映画で興味を持った人は読み進めることをお勧めします。
紙の本
伏線すごい
2023/01/21 09:37
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投稿者:緑間くん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の頃は気づかなかったけれど、後から読み返すと、めっちゃ伏線があることに気づきました。
全ての文に気を配れば、真実に気づけるかも.....
紙の本
最高です
2022/12/05 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bug - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気読みしてしまいました。私が辻村深月さんにハマったきっかけになった本です。
おもしろくて、感動して、心に残ります。はじめは、よくある不登校の話かと思っていたら、突然ファンタジーのようになりました。でも、それがまったく不自然ではなく、ファンタジーが苦手の人にも抵抗なく読めると思います。
実際に不登校の子どもたちにも支持されている作品ということなので、それもすごいと思います。こんな鏡があったらいいなあ。
紙の本
【今は孤城のような心でも、時を越えて大切な仲間に巡り合う】
2022/11/01 17:51
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれに学校に通えない理由を抱えた少年少女が、自宅の鏡を潜り抜けて不可思議なお城に招かれる物語。
子供にとっての学校という場所は大きな拠り所になる。
その拠り所を失った子供達は深く絶望に駆られる。
逃げたり、期待している内に自分という物を見失い、敵軍に囲まれて一人で孤立している様に思える。
こころ達は、そんな寄辺の無い気持ちを抱えて、城に訪れる。
提示された鍵と願いの謎。
そして、向き合うべき各々の境遇。
これからを生きる事で、仲間と助け合い支え合えるのだ。
紙の本
アニメ化も楽しみ
2022/10/24 15:36
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村さんの中でも大好きな
ファンタジーとミステリーとジュブナイルもの。
全部ミックスの贅沢なこの作品、
アニメ化も楽しみです。
「ああいう子はどこにでもいるし、
いなく、ならないから」
紙の本
中学生時代を救われた
2022/05/22 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に素晴らしい作品でした