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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
「まんまこと」シリーズ第6弾です。
麻之助の親友で、同心の養子となった吉五郎の様子がおかしい。
吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが。。
ほか「昔の約束あり」など収録です。
紙の本
破顔一笑
2019/02/11 10:26
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
良い小説は、友人をもたらす。
共に人生を歩み、元気かとききたくなる。
離れた時間はあれども、そいつにあった時に、久しぶり!と、言い、今そいつが向き合ってることや悩みに、そいつの過去の知ってる部分を踏まえつつ、元気出せょ、と言い、そして自分も元気をもらう。
ま、ホッとするとか、嬉しくなるとか、そんな感じ。
バーチャルといえば、バーチャル。でも、その対話で、また、明日の活力を得る。一人の時間に彩りをもらえる。寂しさを忘れる。
優れた連続小説には、そんな効用もあるのかもしれぬ。
独り酒で、ひとめぼれを読んで思うこと。
紙の本
ほぼ丸ごと小十郎さま
2017/05/30 19:51
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
隅から隅まで小十郎さまの存在感でいっぱいの一冊です。今回は武家とお店の世知辛い話が多かった。最後のエピソードは犯人の事情が切なかった。
紙の本
若すぎる一目惚れ
2017/05/18 13:16
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投稿者:まんま猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとめぼれ
このタイトルで主人公麻之助の色恋かと先入観で読み始めると大間違い。まぁ初恋の完全な終結はありましたが。どちらかと言うと若すぎる一葉いちはちゃんがあまーいイケメンに一目惚れしたり吉五郎を見直したり大人になる前の思春期のお話かな♪でも麻さん相変わらず鋭い勘で活躍しますねぇ。
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今回は、小十郎さんがやけに存在感をはなってたな。そして、最終話の吉五郎の許嫁一葉との顛末はなんだか切ない。
幼い少女の初めての恋がああだなんて、、、3人組のうち、幸せな結婚をしているのは一人だけなんて、ね。
早く、みんなに幸せが訪れますように。
麻之助が無謀にも小十郎に向かっていったシーンがかなりのお気に入り(笑)
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【お気楽者の麻之助が、本気で気を揉む事態とは!?】同心の養子となった吉五郎の様子がおかしいことを悟った、麻之助と町名主の清十郎。吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが……。
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いろいろな縁があって、今回は結ばれないものが多かったけど、麻之助とおこ乃、吉五郎と一葉にはまだ先がありそう。
三悪友の中で、一番真面目で、そのせいかちょっと影が薄かった吉五郎、というかその義父小十郎、にスポットの当たった一巻でした。
こわもての小十郎を殴ろうとした麻之助におこ乃への思いを見た、と思う。
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「まんまこと」シリーズ第6弾。
麻之助もお気楽なまま第6弾までやってきた。
前作で嫁取りした親友の清十郎も子供ができ、吉五郎も地道に仕事に励んでいる。
次作くらいには、そろそろ麻之助も次に進むかな?
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内容紹介
お気楽者の跡取り息子、大いに気を病む。 思いがけずに雪見に誘われ、同心の養子となった盟友・吉五郎の様子がおかしいことを悟った町名主の跡取り・麻之助。 吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが、その目はほかを向いており……。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは。「わかれみち」/盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす。「昔の約束あり」/麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは。「言祝ぎ」/火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる。「黒煙」/行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。「心の底」/沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か。「ひとめぼれ」
内容(「BOOK」データベースより)
札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。
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お気楽者の跡取り息子、大いに気を病む。 思いがけずに雪見に誘われ、同心の養子となった盟友・吉五郎の様子がおかしいことを悟った町名主の跡取り・麻之助。 吉五郎には一葉という許嫁がいるのだが、その目はほかを向いており……。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは。「わかれみち」/盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす。「昔の約束あり」/麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは。「言祝ぎ」/火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる。「黒煙」/行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする。「心の底」/沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か。「ひとめぼれ」
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吉五郎の家を中心とした物語が展開され、養父の小十郎様が多く登場!かっこいいです。
家同士が決めた結婚だったり、幼少から許婚が決まっていたりする中、恋に落ちて暴走してしまう若者たちの、どうにもならない想いがめぐります。
前作より少し読みにくくなったような…。
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このシリーズはちょっと中弛みって印象を受けてたんだけど、久々に今回は面白かった。小十郎さん、なかなかいいキャラで、いい味が出てる。
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初出 2015〜16年の「オール讀物」の6話
神田の町名主のお気楽息子と仲間たちのほんわか難題解決シーリーズ第6作。
吉五郎の養父で定廻り同心相馬小十郎が新登場。実入りの多い同心の家に入ろうとしたり、陥れようとしたり、その影響力を借りようとしたりと、相馬家を巻き込む事件が次々起きる。
清十郎が嫁にしたお安やお虎も事件解決に力を発揮し、話のスケールがおおきくなってきた。
小十郎の伯母料理屋花梅屋の大女将お浜の孫で、許嫁が行方不明になったお雪が気になる。今後麻之助に関わってくるんじゃないかなという予感。
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「まんまことシリーズ」
妻と子を失った麻之助も、徐々に元気を取り戻し、この本では以前の様子に戻ってはいるようだが…
ふとした拍子に切なく思い出してしまうのは仕方のないことだろう。
今回は、相馬家の、吉五郎のお義父上・小十郎さんがだいぶ出張っている。
どんな時でも冷静に、判断を誤らない、素敵な人である。
『わかれみち』
お由有をつけまわす男の件と、小十郎が同心見習いの教育を押し付けられた件が、意外な絡みを見せる。
事件が無事片付き、大倉屋の番頭・四郎兵衛とお由有、八木清十郎とお安、二組の祝いの席が設けられる。
『昔の約束あり』
相馬小十郎のもとへ、麻之助と清十郎が訪ねて来た。
相馬家が絡む重要な話である。
女の勘と、女たちの活躍(途中ドタバタ)が鍵!
『言祝ぎ』
欲得ずくの縁談に狙われ過ぎな相馬家。
ここでも女の知恵が事件を解決に導く。
『黒煙』
大火事がおさまって、新たにわき上がる問題。
一番良く出来ているし、畠中作品らしい謎の展開だと思う。
人を気遣うが故に隠し通す事がらや気持ち…
最後に目出度いことたくさん。
『心の底』
小十郎の伯母上・お浜の頼みで、孫娘の許婚が行方不明になっている件を探ることになった麻之助。
欲深者や放蕩者がそれ相応の没落を見る、説話的展開。
お浜の孫娘・お雪に、麻之助はなんとなく亡き妻の面影を重ねる。
『ひとめぼれ』
少女の淡い恋と、顔だけ良くても幸せになれない女顔の美男。
長男以外は虫けら扱い、のれん分けで店でも持たない限り結婚もできない奉公人…
江戸時代のこの封建的システムが、様々な事件を呼んでいる気がする!
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今回は恋に関する物語り。許嫁や家と家との縁つなぎなど、今からは想像も出来ないような恋愛感の中に有って、存外ステキな伴侶を見つけて幸せになっていく時代だったのだろう。それにしても色恋は感情でするものですな。