紙の本
ラオスにいったい何があるというんですか?
2021/03/03 12:31
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹の紀行文集。ラオスだけでなく、アメリカやギリシャ、熊本など各地を旅した文章を収録している。初出の時期的には1995年から2016年まで。かつて一時期過ごした場所にもう一度行くという文章が多く、ギリシャとイタリアは『遠い太鼓』、アメリカは『やがて哀しき外国語』にそれまでの経緯のような文章が収録されている。しかし未読でも十分楽しめるし、最低限の解説はのっている。
内容はやっぱり表題にもなっているラオスがよかった。「仏教国と村上春樹」ってなんとなく面白い。
紙の本
エッセイ集
2023/06/27 15:06
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹さんの美しい比喩が、見たことのない景色を脳内に彩りを持って上映してくれる、そんな旅行記です。
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行ってみたい。
2018/05/07 12:05
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹さんならではの視点。
ボストンもギリシャも全部、行ってみたい!
紙の本
読んで楽しい
2023/12/27 15:28
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹のエッセイはふざけているようで真面目なものが隠されているものと、見ての通り緩いものとがあるが本書は後者であろう。無理をしてよむ必要はないが、読んで楽しいものでもある。
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【村上春樹の紀行文集、待望の文庫化!】ボストン、ニューヨーク、アイスランド、ギリシア、トスカナ、ラオス、そして熊本…旅の快楽がぎっしり詰まった紀行文集。写真多数。
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久しぶりの村上春樹。いやあ、やっぱり、しっくりいく。どうしてなんだろう。名前によるマジックか? ほかの作家が同じようなことを書いていたとして、素直におもしろいと思うのだろうか。ふしぎだ。旅はしてみたい。けれど、お金と時間と勇気と・・・いろいろなものが足りずになかなか出かけられない。それで、こうして紀行文を読んで疑似体験をする。アイスランドとかいいですね。あのだだっ広い温泉につかってみたい。フィンランドは、どう考えても行ってから小説「多崎つくる…」を書いていると思えるのだけれど、あれは想像らしいですね。そんなことができるんだろうか。ラオスなあ。ミャンマーには知り合いが住んでいて、「来たら」と言われるけれど、行けるかなあ。まあ、熊本の夏目漱石の家をめぐる旅とかが一番現実的ではないでしょうか。海外にもいつかまた行ってみたいけれど。
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エッセイでも、村上春樹独特の言い回しが満載。
それほど彼の作品を読んだことはないけれど。
こんな風に世界のあちこちに行ったり住んだりその土地の人々と話したりする人生送ってみたいなあ。
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【読了2018/05/20】
村上春樹の紀行文は、「なんで旅なんかしたくなるのか?」という、日常生活では自虐気味に想起される問いに言葉を与えてくれる。そして描写される旅路の豊饒さに魅せられて、「ああ次はこんな豊かな旅をしたいものだなぁ」と勇気づけられる。
ルアンプラバンを再訪できたら、今度は早起きしよう。
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遠い太鼓が好きなので、続編としても楽しめました。
村上春樹は定期的に読みたくなり、読むとなぜか会社やめたくなるんだよなぁ。
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旅行記。
アイスランドやアメリカの二箇所のポートランド、ギリシャのミコノス島とスペッツェス島、ラオスなど、なかなかマイナーな国の旅行記。
面白いとは思うけど、書き方が真面目というか硬いというか。
これが村上春樹の独特の言い回しだとしたら私には合わない。
素直に入ってこなくて、内容は興味あるのに全然読み進まなかった。
残り3ページなのにそこでやめてしまったりした。
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村上春樹の紀行文集。
旅の度に途切れ途切れに読んで、お盆の帰省で読了。
JALのAGORAだとか、旅を意識した雑誌に寄稿した文章なので、その地に行きたい気にさせる。
紀行文でも春樹は春樹なので、酒と音楽、そしてランニングが欠かせない。
ここで取り上げられているのは「かつて住んでいた場所」再訪っていうのが多かったので、ちょっとマニアックな旅なのも面白い。
丁度、SHOE DOGも併読していた時に、ポートランドのところを読んだので、会わせてイメージしやすかった。ナイキの本社にも春樹が行っちゃっていたし。
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独特の身を委ねられる佇まいがあり、わたしはこういう紀行文が好きだ。村上春樹は健康だなと思う。物事との健康な距離感がある。
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書き記し方には意外に今ひとつ引き込まれないが、考え方のところで面白い部分も。
「旅は、先がわからないからこそ」とかにも共感するし、食・住に関する記述にはひとつひとつ意味を感じる。
アイスランドの風景の記述(緑の苔と白い滝)やフィンランドの内陸(これを見ずして…)、あるいはイタリアのキャンティのドライブのこと(人生のハイライトになる)、等。
惹きつけられるエリアは確かにある。
しかしそれ以上に印象に残ったのは、(はじめにも少し書いたが)
「旅は、何があるかわからないからこそする」
「何かに役立つかもしれないし、そうでないかもしれないが、それが旅、それが人生」
「風景は、写真と違い、立体として鮮やかに残り続ける」といったこと。
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村上さんの紀行文集はこれまでいろいろ読んできたけど、
今回の作品も結構好きです。
実のところ村上氏の作品に関しては小説よりもエッセイとか紀行文の方が好きだったりします。
さりげない表現で、目の前に風景が浮かんでくるような、決して大げさでなく、見たものをありのままに描かれているところが良いですね。
24年前に住んでいたことのあるギリシャの今と昔を比較しながら当時の知人を訪ねたり。彼の小説の独特な雰囲気はこうした海外での生活や体験がベースとなって生み出されているんですね。でもフィンランドについては例外だった!それもビックリでした(笑)
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著者が訪れた街について色々と気の向くままに書かれている紀行文です。著者の世界というか雰囲気が好きな人ならば楽しめるのではないかと思います。わたしは充分楽しませていただきました。ラオスも入っていますが、それ以外にも著者がいっとき住んだ街を再訪された話とか、料理が美味しい街とか書かれています。読むと、そこに行き、同じように食べて観光して見たくなるような、そんな魅力が詰まった本だと思います。