紙の本
ここが原点
2018/06/13 15:12
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し文章が拙い印象があったり、
読者への情報量の制限があけすけだったりするのだけれど、
それも致し方無いか。
「八咫烏シリーズ」の大本はここにあって、
当時高校生だった作者が書いたものを修正したものだそう。
とうとうこれで「山内とは何か」が明かされて。
ここからの展開がまた気になる。
紙の本
山内村から<山内>へ
2023/07/01 19:57
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怪しい儀式に巻き込まれ、訳の分からない役目を負わされた女子高生が中心のお話。
本編と関係ないのかなって思いながら読み進めると、やがて八咫烏と猿の関係や禁門の謎などが分かってきます。
紙の本
前任の玉依姫
2022/10/10 20:13
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前任の玉依姫の話がとても印象的でした。
すれ違いのために、長年の濁りが山神をむしばんでいき…
美女と野獣の幸せになれなかったパターンです。
紙の本
ハッピーエンド?
2021/09/10 12:49
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回舞台や主人公が変わるこのシリーズ、今回の主人公は現代のJK?でも読み進むとちゃんとこれまでのはなしとつながっていて、八咫烏の存在する世界の謎が次第に明らかにされます。玉依姫ってそういうことなんですね。
大団円かと思えた最後の最後にまたもや一ひねり。これはハッピーエンドなのでしょうか。
電子書籍
2つずつの魂の交錯
2021/08/10 12:43
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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
椿と英雄、志帆と玉依姫。それぞれがそれぞれの選択で一つになることを選び、在るべき形へと成る。
八咫烏も大猿も今回はサブキャラで、また、これまでと全く違うテイストで、山内(烏の住む世界)と山内村(人が住む世界)が入れ混じり楽しませてくれた。
一つ疑問に残るのが、『どの烏が山神に殺されたのか』だ。あそこにいたのは雪哉、千早、茂丸、明留、澄雄だろうか。前巻の続きとして、彼らの成長を読めると思いきや、名前も出ずに殺された。次巻の展開が読めない。
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烏シリーズ第5作は、エピソード0でした。
突然人間界から始まって、んんっ?となりましたが、それでも惹き付けられて一気読みです。面白かったです。
山内が何なのか、烏と猿の関係は…など、これまでのことがわりと明かされました。
八百万の神を畏れ敬わなくなった現代…時代のせい、と言われればそうかも、と思ってしまいます。だから、こういうお話が好きなのかもしれません。妖怪とか。
最後にはまたどんでん返しがあって、この作家さんはやっぱりミステリーなのね、と思いました。好きです。ラストも良いです。
次巻で第一部終了。楽しみです。
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八咫烏シリーズ、エピソード0!
このシリーズは年一で発刊されるので、ここ数年の年一のお楽しみとなっています。
単行本が出版された時点で、このエピソード0は賛否両論というのは知っていて、どうやら今までコテコテのファンタジーだったのが変わる、と。そんな前評判を聞いていたので、ドキドキしながら(私もこのシリーズの熱、冷めちゃうのかなぁなんて思いながら)読み進めました。
初っ端から人間界、しかも奈月彦が完全な脇役というのにはやはり衝撃はあった。あぁ、金烏ファンは衝撃受けて当然だろう、なんて思ったけど、私はストーリー自体に惚れ込んでいるファンなので、これはこれで全然あり!そりゃあ、好きなキャラ(雪哉)は全然出てこないし、ますほ久々の登場でも全然喋らない(言葉が違う)し。
でもでも、この先の展開どうなるの!?という物語の引力は凄まじく、あれよあれよという間に読み終えてしまいました。
これで一部完って、二部はどんな展開なんだろう?今から来年が楽しみ。
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【大ヒットシリーズの世界の謎が明らかに】八咫烏シリーズはここから始まった――女子高生・志帆が、故郷の山奥で遭遇したものとは。ついに明らかになる異世界「山内」の秘密。
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八咫烏シリーズの5冊目。
外伝みたいなお話かと思ったが、作者が語るところによれば、この話が一番最初に書かれ、ここから八咫烏シリーズに展開したみたい。
元よりマンガみたいなシリーズであるが、今回はまた輪をかけたお話で、村人に生贄を要求する山神とそれに仕える烏と猿、そして生贄として差し出された女子高生という図だが、この差し出された志帆という子が何ともけったい。
天狗が出てきたり、途中からは日本古代の神々の話になり、これは「RDG」に似てきたなと思っていたら、巻末には阿部智里×萩原規子の対談が載っており、さもありなん。
荒魂やら和魂、生贄譚と巫女、八百万の神々への信仰など、色々語られる割に分かったようで分からない話で話を締められ、何だか消化不良だわな。
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主人公は女子高生の志帆。かつて、史帆の祖母が飛び出して行った山内村を、訪ねてみると、恐ろしい儀式に巻き込まれてしまうことに。
儀式は、人身御供として山神に捧げられ、その母親としての役目を負わされるというものだった。
前回の終わりで出て来た山神、そして、味方がわからない八咫烏の長である奈月彦と大猿。
話が進むにつれて山神が化け物から人間らしくなり、そして、ちゃんとした神となる。その過程の志帆の献身さがとっても良かった。
また、ずっと八咫烏視点で話を読んで来たので、この話は違う視点になりおもしろかった。
ただ、山神と「英雄」の関係には途中の荒魂と和魂というバレバレの伏線がちょっと残念だった。
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前作までとは趣が違う。正直言うと,こちら側との関係を持ち出してほしくなかった。せっかく作り上げた世界観が薄れてしまう。
あらすじ(背表紙より)
高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。そこで志帆を待ち受けていたのは、恐ろしい儀式だった。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶体絶命の少女の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か?ついに八咫烏の支配する異世界「山内」の謎が明らかになる。荻原規子氏との対談収録。
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『八咫烏シリーズ』の最新刊。
本書で作中世界における重大な謎が明かされる。謎自体は割と予想の範囲内ではあるのだが、パズルを嵌めるように明らかになって行く手順が良かった。デビュー作でもあり、シリーズ第1作の頃からそうだけども、ジャンルとしてはファンタジーでありながら、構造としては完全にミステリ。
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架空の山内でのお話だったのに、今巻では突如として現代日本が舞台となったことで、
不思議な世界が実はいつでも自分の隣にあるのではないか、と妄そ……空想してしまいます。いい大人が。
八百万の神さまを畏れ敬い、祀ることのなくなったこの国。時代の流れとひとくくりにするのは淋しさを感じてしまいます。
せめて自分は、様々なものへの感謝を忘れないようにしたいです。
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前作が経草院での雪弥の話だったので、その前の『黄金の烏』の話は記憶が薄かったのだが、すでに終わりのところで人間界に山内が飲み込まれていっているという描写があったのだなぁ。
突然に現代の話になって、いままでの雰囲気とはちょっと違うように思ったけれど、山内が何故できたのか、八咫烏と猿の関係なども明らかになった。
英雄の正体は、なんとなくそうではないかと思っていたとおりだったが、途中に古来からの日本神話の神々の話が挟まれているせいか、納得できるものだった。
ずっと文庫で追ってきたこのシリーズだが、一部完結となる次の話が待ちきれない。
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こちらの世界では志帆。山内の世界では…
少女の選択が先の道を造る。自覚を持ち、覚悟が要ることだ。そうして出来た道はしなやかで強いものになる。進んで行こうどこまでも、椿と共に。