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紅霞後宮物語 第8幕 みんなのレビュー
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紙の本
司馬淑妃一家は愚かだけど・・・
2018/06/15 18:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tolk - この投稿者のレビュー一覧を見る
小玉の出番は少なく、暗くて重い話が連続していてぐったりする上に、つじつまが合わないようなところがちらほら。
司馬淑妃の宮に行くように仕向けられた男が行動を起こしたのは、満月の夜なか、新月の晩なのか、普通に考えれば見つからないようにするために、新月にすると思うけれど、どちらが正しいのだろうか?(第八幕121ページと122ページ)
前作の第七幕では、康の結婚制度で近親婚が盛んだが、同母の者とは固く禁じられていると書いてあった(第七幕32ページ)のに、第八幕だと無難な結婚相手は異父兄弟たちのうちの誰か(第八幕126ページ)になっているし、混乱した。
「鳳にも違う選択があったのではないだろうか。」ということは、読んでいる間中ずっと引っかかっていた。司馬淑妃一家は愚かだけど、悲惨すぎる気がする。
この第八幕で第一部が終わったようだが、続きはどうなるのだろうか。
紙の本
後書きによると第一部完
2018/11/04 09:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初若青って誰?と思った。次の巻から人物関係図が載るそうで良かったです。後宮の登場人物が二つ名前があるので混乱する。淑妃ならそれだけでいいわ。それにしても10歳近くの皇子ならもう母親と離して帝王学が始まってるだろうと思うのだけど、淑妃の影響下におかれたままというのがな。子供が惨たらしく殺されるのは読んでて辛くなります。小玉の淑妃への憎しみって文林の子供を破滅に追いやったことなんだろうな。
紙の本
登場人物紹介が欲しかった
2018/06/18 11:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が多いので読んでいる間かなり混乱しました。是非とも巻頭に登場人物紹介が欲しいところ。
今回はとにかく重い話の連続で、しかも小玉の出番があまりないので読んで沸き立つような気持ちにはならないのが残念。
司馬叔妃一家は愚かとはいえ悲惨過ぎでした。両親からまともに愛されなかった皇子が気の毒で読後はぐったり。
ここ最近は小玉が失う話が続いています。大事な人たちが死んでいき、もしかしたらお腹にいたかもしれない存在、白夫人、その愚かさを憎んだ女とその不憫な子供も。
斜陽の時を迎えた国で小玉は更に大切なものを失っていくのでしょう。最後、彼女の手に何が残るのか見届けたいと思います。
紙の本
娘のために購入
2018/06/21 22:08
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の分は電子書籍で購入。
とりあえず、一区切りつきましたが、今後、どう展開して最終的な場面まで話が進むのか、やっぱり気になります。次の巻が出るのは来年かなあ。
いくらでも待つので、読み応えある物語を期待しています。お願いします、作者様!
電子書籍
どんどん人が死んでいくシビアさも魅力
2018/06/16 07:58
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
辰国皇后であり武官である関小玉が隣国・寛との最前線で矢傷を負って、矢の汚れによって症状が悪化し、かなりピンチに陥っているところで「次巻に続く」になっていて、「なんでまた次が出ていないんだ?!」と悶絶してからさほど日数が経ってないのに新刊が出たので、喜んで一気読みしました。
第八幕は宦官武官である賢恭が小玉に代わって軍を指揮し、辺境民族の協力を得て隣国・寛との戦いに挑むところから始まります。小玉は病状が一時期悪化したものの、治療の甲斐があって徐々に回復していきます。
これまでも小玉の親友の明慧が任務で皇子を守るために命を落とし、第七幕では明慧の夫が小玉を守るために命を落とし、この巻では皇后のお世話係である梅花、後宮で皇后に一番派手に反発していた司馬淑妃そしてその息子・鳳が命を落とすことになります。
この主人公の敵も味方もどんどん人が死んでいくシビアさや容赦のなさもシリーズの魅力の一つであると思います。主人公の関小玉は基本的に心優しい人ですが、皇后という立場をよく理解しており、一時の感情や同情に惑わされずにシビアな決断を下せる成熟した人間であることも魅力的です。
電子書籍
期待が高かったので
2018/06/15 17:38
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
一読したときには、若干肩透かしをくらった格好でした。戦場がメインかと思っていたので。でも、二度目に読み返したときには、納得しました。女たちの戦いが読み応えありました。
ただ、賢恭との会話くだりだけはいただけませんでした。この部分はどうあっても要らなかった。もしくは別の表現が欲しかった。それだけが残念です。
第二部がどうなるか、やっぱり期待して待っています。
電子書籍
第一部、完。
2021/09/27 11:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鍋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにて先生曰く、寛と康との戦を終えて今巻で第一部完とのこと。
沈賢恭は国母と称していたけれど金母の件があったからか、私は小玉が軍に対して「わが子らよ」と呼びかけるたびに少しゾッとします。
梅花さまが何か失策したというのは匂わされていましたがようやく何なのかが判明。梅花さまが失敗するほどの予測不能なアクシデントは恐らく鳳だと予想していましたが、案の定そこから鳳のしたことも明るみになり、最期は祖父の手にかけられて亡くなることに。司馬氏(父)は娘(若青)のことを大層愛していたので、鳳が祖父の元で育つことができれば愛を受けられたかもしれません。それができないのが後宮の仕組みなのですが。
雅媛と真桂の「お友だち」発言は可愛らしかったです。二人が頬を染める愛らしい姿が目に浮かびました。紅燕のことを頼むと雅媛は言い残していきましたが何なのでしょう。如何せん彼女はゆくゆくは丙に嫁ぐと記されてるので幸せになれることでしょう。雅媛も異国で二人の子に恵まれ、執筆活動も捗り幸せな人生となったようで何よりです。
そして梅花さまの旅立ちかたは美しかった。梅の花が咲いたいい天気の日に、初めて自分から好きになった人間である小玉に看取られて。小玉に夫婦の形を教えてくれたときと同様、死にも色々あり、このような優しい死もあるのだと教えてくれました。
人を殺してきた故に自分たちはろくな死に方をしないと思っていた小玉が、自分やそれよりも文林に対しても梅花ような優しい死があるようにと考えられるようになりました。さすが梅花さま。こちらも文林が先に逝くことは以前に記されているのでそのとき小玉が隣にいられるといいですね。
余談ですが、第零幕の面々が生存していることが話の中でわかると嬉しくなりますね。