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紙の本
朝が来る
2024/05/08 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供ができない夫婦が特別養子縁組で男の子を迎え入れた。ある日夫婦の元に生みの母が子供を返して欲しいと訪ねてきた。子供をかえすことを拒否すると金を要求される。ありがちな内容かと思いましたが、全然違いましたね。中学生で子供を産み、両親や同僚たちにことごとく裏切られてきた人生には同情しました。そしてラストもよかったです。辻村さんの作品が好きになってきました。
紙の本
特別養子縁組
2023/05/30 15:49
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
満ち足りた生活をしていた夫婦が出産を希望し、不妊治療の果てに特別養子縁組を選択する話が前半、後半は特別養子縁組の子どもを出産した少女があらすじ部分に行き着くまでと行き着いた後の少しの時間の話で、最後が凄いです。
電子書籍
淡々と
2021/12/30 02:15
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投稿者:はらみ79 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供を養子に出す側と、受け容れる側の人生が交差するまでの出来事が淡々と、でもボリュームを持って(特に養子に出す側)書かれています。
筆者の取材力、想像力に熱いものがこみあげてきました
電子書籍
「広島のお母ちゃん」、その一言にありったけの愛が
2020/10/25 18:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画公開直前に、まさに一気読みでした。
辻村深月さん原作、川瀬直美さん監督の映画です。
特別養子縁組。
実の子どもを持つことが出来なかった夫婦と
自分の子どもを育てることが出来なかった14歳の少女が
いろんな奇跡が重なり、出会うことになる。
夫婦は迎え入れた男の子を朝斗と名付け、家族三人の生活を営んでいた。
当時、14歳だった少女は…。
ある日、夫婦の元にかかっていた電話で、朝斗を取り巻くおだやかな環境に、
突然、大波乱の嵐が巻き起こる。
その電話は誰からだったのか?
その電話の目的はなんだったのか?
謎の連鎖が続きます。
いろんな葛藤が、いろんな形で現れます。
多くはここでは言いません。
ただ、
「広島のお母ちゃん」
その一言でがズシンと響いた。
ありったけの愛が込められたこの一言で、
すべてが救われた気がしました。
紙の本
ほんの少しのズレで…
2020/10/13 10:40
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひかりサンはほんの少しズレた。13歳の時に。
そのため、墜ちるところまで墜ちる。
人生は怖い。
でも朝が来る。
うん、すごい小説。一気読みでした。
紙の本
良い作家の描くこどもは、抱きしめたくなるほどにかわいい
2020/10/10 22:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
栗原佐都子を描いた章と片倉ひかりを描いた章に分かれている。佐都子サイドから書かれた章を読んで、どう考えてもひかりに感情移入することはないな、私は健気に踏ん張っている佐都子と夫の清和を応援すると心に決めていたのだが、ひかりサイトから書かれた章を読み始めてから雲行きが怪しくなってきた。いつの間にか、親に見放され一人ぼっちで友達もいないひかり、だれか彼女を助けてやってくれと願いながら読んでしまっていた。この終わり方はいい、私自身が想像している佐都子とひかりと息子の朝斗の未来以外にないと結論付けて納得している、それにしても朝斗君はかわいい、ひかりに成り代わってここまでいい子に育ててくれた二人に感謝する。最後に、初潮がくるまえに妊娠することがあることを知って愕然としたことも付け加える。
紙の本
ひかりにも朝が来てほしい
2020/08/26 13:29
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実母と育母の子をめぐる争いかと思いきや、全く違った。
出産を機に、自分と家族や周りの人達と違和感を感じるようになったひかり。自分が出産し、赤ちゃんを手放した無力感、喪失感を誰も理解してくれないし、認めてもくれない寂しさ。周りと、乗り越えられない程高い壁ができ、どうにも出来ない焦り。それが、刺さるように伝わってくる。絶望感の度合いは全然違うが、重松清の「疾走」を思い出した。
朝斗の両親が「きちんとした人たち」だったのが、救いだった。
紙の本
タイトルに深い意味が込められていました。
2020/06/09 19:36
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めて止まらくなり、ざっと読み上げ、再度じっくり読み返しました。 ここまで引っ張られる小説も珍しく、筆者の力量に頭が下がります。
読書中は、心に重しが乗っかているような気分になり、ひかりの気持ちを理解しながら読むと、自分にも思い当たる節があり、家族に対する態度を反省してしまいました。
辻村さんの、他の作品をこれから読むのが楽しみです。
紙の本
ハードカバー版で読んで・・・
2019/07/10 19:00
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりに感動したので文庫版も購入(笑)。
世の中には、色んな形の「不幸」がある。
自業自得なものから避けられない運命まで様々だ。
私は最初、「ひかり」の目線で物語を読んでいた。
でも読んでも読んでも救いがないひかりの人生。
どうしたらいい?読者も苦しい。
ラスト、現れるもう一人の主人公に
まさに「光」を見た!
最高傑作です、本当に。