紙の本
え?湊かなえさんの作品?
2018/09/23 02:57
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投稿者:Takashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえさんがまさかの青春物?!とビックリして最新刊 、10周年記念作品。即買いしてその日に読了! 放送部で繰り広げられる葛藤や嫉妬などの心理描写はさすが。SNSでのイジメ等テーマ性も◎。終章に用意された展開に涙。読後はまさかのスッキリ!イヤミスの女王どこへ(笑)
デビュー10周年に「未来」と「ブロードキャスト」の相反する2作品を持ってこられると、ますます湊かなえさんの世界に引き込まれるな。「告白」から出版される度に「ひいっ!」と思いながら買ってしまってたけど、新境地だなぁ。
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投稿者:ねこぬん - この投稿者のレビュー一覧を見る
初め学校が舞台のイヤミスかと思いきや、がっつり部活青春小説!爽やかで、グイグイ読み進められました。
丁度息子が放送部に入ったタイミングだったので、頭の中でリンクもしてしまい応援したい気持ちが入り込んでしまいました。
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
交通事故に遭い、陸上を続けられなくなった主人公が放送部という新しい目標を見つけるという話である。何も知らなかったラジオドラマの作り方など、面白い話の展開に引き込まれてしまった。
紙の本
爽やかな部活モノ!
2022/09/03 16:54
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさかの学園モノ、部活モノ。
たくさんいる登場人物の
細やかな心情描写がさすがでした。
物語の基本構成を説明するシーンで、
わざわざイヤミスをつけ加えてたのに
(基本じゃないですもんね?)
クスリとしました。
紙の本
爽やかな青春小説
2020/07/18 09:01
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえさんの本としては異例の爽やかな青春もの。中学校時代は駅伝で活躍した少年が、高校の合格発表の帰り道に交通事故に遭って走れなくなり、たまたま誘われた放送部でラジオドラマに取り組む話。放送部の活動内容は興味深かったし、読後感も良かったです。ただ、どことなく著者の他の作品と違ってぎこちない感じがして、著者は実験的にこういう青春ものを書いたのではないかという気がしました。
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湊さんご本人もラジオドラマ大賞受賞されてるからか、設定は高校生で、放送部のことについて知識がなかったけど、すごくわかりやすく。面白かった。
主人公の足を事故で故障させる必要あったかな、、ってちょっと疑問に思ったけど。そこまでしなくても放送部盛り上がったんじゃないかなーとか。
陸上と放送部とで揺れる、THE青春な感じが面白かったです。
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イヤミスでは無い湊かなえ作品。でもラストで分かる思いもよらない真実には相変わらず「おぉ…」と思わされます。
高校の放送部が物語の舞台。随所に出てくるのが「本質が分かっていない」会話。
相手の弱みを気にしすぎていることが逆に相手に不快感を与えていたり、謝るべきはその事じゃないってことだったり。
読んでいてそんな風に感じた場面は日常にもたくさんあるなと感じた。
作品の中でちょこちょこ出でくる放送部の作品がどれも面白い切り口で、そんな所もさすが湊かなえ!と思いました。
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湊かなえの作品なの???悪い意味で裏切られた。
今後もこの方向で行くのなら、もう読むことは無いかな。
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圭佑は陸上部に所属している中学生。陸上の名門高校に入学するが、足に怪我を負っている。陸上に対する思いがくすぶる中、同じ中学だった正也のに誘われ放送部に入部することになり、全国高校放送コンテストを目指す。学年による対立、クラスのいじめ、圭佑の夢…青春の物語。湊かなえさんが書くだけあり、文章は滞りなく読めるし、それなりに感動が待っていますが…普通で特に色はなし。いや、期待し過ぎてしまったか。湊さんはイヤミス路線やめるのかしら。『未来』で新しい局面にきたかなと思ったら、青春物。いろんなもの書けるようにしている過程なのかな。読んではいますが、今までの作風はあんまり好きでないんで、新しい湊さんのかたちに、未来に期待。
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後味の悪いミステリー「いやミス」で人気の著者が書く学園青春小説! いやミス感ゼロの爽やかな読後感。駅伝選手だった主人公が、怪我で高校の陸上部に入ることを諦め、同級生に誘われ流されるまま放送部に入部する。放送部内でのメンバーの意見のぶつかり合い、先輩後輩の垣根、顧問への不満、全国大会目指して真剣に取り組む姿勢…。誰もが一度は経験した事があるだろう遠い昔の部活での出来事が懐かしく蘇ってきた。実は私も中学・高校と放送部だったのだ。スマホ世代の若者たちがラジオドラマに一生懸命に取り組む姿が素晴らしい。清々しい青春ストーリー!
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青春小説の爽やかな空気感は残しつつ、それぞれの人のもつ心情や感情、考え方の描写は湊かなえらしさを感じました。
正也は悟ってる感があるなぁ。
読了後、スッキリする爽やか小説でした。
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高校の放送部の青春小説。
作者の新境地へのチャレンジ作と思います。
超どストレートの青春小説で、有川浩?あさのあつこ?森絵都?藤谷治?誉田哲也?
と作者名を確認しなおしたほどです。
登場人物の紹介も無理なく、部のメンバーのキャラと名前が一致するのは、ミステリー作家ならではの手腕かなと思います。
特に多くのコンクール参加作品の説明がコンパクトにまとめられ、見てみたく(聞いてみたく)なるようなものもあり、それぞれの作品を膨らませば小説にもなるかもしれないと思い、作者が持っていたネタの多さを感じさせました。
続編やシリーズ化も考えているようなので、この作品の反響が見ものです。
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湊かなえさんの作という事で少し構えて読み始めたが 内容はいたって清々しい青春小説♪
後半の「選評」の長さはちょっと退屈(汗)
若者は選択肢がたっくさんある!興味ある事をどんどん挑戦していこう!!
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湊かなえ初の青春学園もの!陸上部であった主人公が怪我により陸上を続けられなくなってしまった。ひょんなことから放送部へ入部することになり、そこで自分の美声を知り、大会で活躍する。なかなかおもしかった。
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新しい湊かなえさんに出会える本。
文体は異なりますが、私の好みでいうと、有川浩さんの青春小説に似た雰囲気です。それだけ今までの湊さんとは違っています。
でも、心理描写は湊さんならではですが、青春小説を意識しているようでかなり抑えた書き方だとは思います。その分スラスラと読めます。
小説の中に、ラジオドラマの脚本が出てきていますが、こちらもぜひラジオドラマとして聞きたいと思える内容です。他の学校の作品として紹介されたラジオドラマたちも、「聞きたい!」と思わせるものです。
今まで「イヤミス」だからと敬遠していた人にも是非読んでほしい一冊だと思います。