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34 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

2000年代の読書ガイド

2019/03/12 22:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:slummy - この投稿者のレビュー一覧を見る

今世紀の国内小説を概観できた気にさせてくれる本。気持ちが良いほどの毒舌は相変わらずだが、この本で紹介されている小説の幾つかはたぶん、これから読む。

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紙の本

文学は「炭鉱のカナリア」か

2019/01/23 15:27

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「炭鉱のカナリア」という言葉があります。
 昔炭鉱夫が坑道にはいる際、カナリアを持っていったそうで、それで坑内に有毒ガスが発生していないかを調べたといいます。
 そこから、危険が迫ってくる前兆のことを指す言葉になりました。
 文学にも「炭鉱のカナリア」といった側面があります。
 これからの社会を予見するような作品を提示することも、文学の一つの側面でした。
 もちろん時代のあとを追うこともしばしばあります。
 さらに社会という時間が早くなっている現代では、文学は「炭鉱のカナリア」たるものになっているでしょうか。

 この新書はとても刺激的な文学史になっています。
 あまりに多様化し過ぎた文学の世界を、1960年代から2010年代という、まさに「同時代」の小説を丹念に追っていきます。
 ここには吉行淳之介は登場しません。ちょうどその辺りからあとの文学史になります。
 最初が庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』辺りから始まると書くと、案外この文学史の目線がわかるような気がします。

 「自分の生きている時代の性格を知りたい」。きっとそれは私たち読者の思いでもあり、著者の斎藤美奈子氏のそれでもあります。
 文学という「カナリア」は時にかぼそい声で鳴いたかもしれないし、鳴くことさえなかったかもしれない。
 これはそれをたどる「同時代」史でもあります。

 この新書では作家より作品が中心に書かれていますから、結構芥川賞受賞作が多く登場します。
 その時々の芥川賞の受賞の意味を読み解くにも、いい一冊になっています。

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紙の本

ある時期からの日本の小説を、ざっと見渡す。

2022/10/03 17:27

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある時期以降の日本の小説を俯瞰するような本がない。
そういったことでこの本は編まれたのですが、いかんせん新書であり、枚数は限られるし、締切もタイトだったことだろう。
いわゆる文学系を中心に、エンタメ作品もいろいろ紹介している。

ベストセラーを扱うは良いのですが、もうちょっとジャンル小説の動きに触れてほしい。

ミステリ・SF・ホラー(とポルノ)は、ファンタジーや少女小説に比べて、ほぼ取り扱われない。
これには理由があるはずだ。
たぶん、社会性の欠如と、内面を抉るようなものが、あまり重視されない、おもちゃ的な部分が、まあいいやと捨て置かれたのだと思われる。

その一方で、感動ポルノ、自慰小説のようなものは、とりあげてあるが、これは批判的、あるいは馬鹿にしてのものであるし、そのようなものを求める日本のあり方について思うところがあるのだろう。

しかし、漫画についてほぼスルーした結果、非常に歪な見方になってるように思われる。
24年組や、ニューウェーブなどの漫画の影響を強く受けた世代の小説家、大友克洋でタイトルが上がるのが『AKIRA』であることなど、いろいろ、なんだかなあとおもう。

最後の方で、『君たちはどう生きるか』が、なぜかベストセラーにとあったけど、宮崎駿の新作として、同じ題名が挙げられたからなのを知らないのこの人。

ヘタレの純文学から、ディストピアと戦争を意識する現代まで。

日本人の意識は一部だけ尖ってきている。
それが繊細な少数であるとしても、それこそが文学が存在する言い訳となるだろう。たとえそれが当事者性からの回避であり続けても。

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紙の本

小説から歴史を学ぶ

2022/03/23 14:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすが斎藤美奈子さん。書きっぷりがいい。硬い話も分かりやすく、つまりこうでしょ!ということを押さえてくれている。
戦後史と言うには今に近い1960年以降の小説を、年代事に社会時評のような形で紹介している。
目次にあるように、70年代ー記録文学の時代、とか2000年代ー戦争と格差社会、など。小説をこんなふうに年代で分けたら見えてくることがあるのだなと感動した。
そして紹介されている本を、次々読みたくなる。

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紙の本

日本の同時代小説

2020/07/09 02:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2010年代までの日本の小説について、傾向と主な作品・作家を記している。また日本近代文学の伝統とも言える私小説の系譜を継ぐものとして、芸能人の伝記も紹介している。文学史ではこういった本は軽く扱われがちだが、ここでは比較的フェアだと思った。

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紙の本

斉藤美奈子節

2019/06/17 10:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

斉藤美奈子さんの著作が好きで、よく読んでいます。
膨大な読書量に裏打ちされた辛口の本のレビューが特に好きです。
今回の本は、現代小説をテーマに、社会的なコンテクストを踏まえ、その背景からあ生まれた小説群という捉え方で、かなり面白かったです。

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紙の本

安定のわかりやすさとおもしろさ

2019/04/07 20:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに斎藤女史の本を読んだ。安定のわかりやすさとおもしろさで、自分の中にある雑多な読み物がすっきり整理されていくのが心地よい。オススメです。

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2018/11/17 20:54

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2019/01/02 19:33

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