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謎解きの答え
2019/09/25 08:34
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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
「我々はどこから来て、どこへ行くのか?」の答え・・・。
原始スープの話は面白かったし、エントロピーの法則に基づくシミュレーションの話にも興味は引かれたが、正直、「なるほど!そういうことか!」と膝を打ちたくなるような答えではなかった。
確かに、議論をよぶ内容ではあったが、殺人を犯してまで公開を阻止するほどではなかったのでは?と思っていたら、その違和感を解消するオチが・・・。
まさしく「我々はどこへ行くのか」の答えが当たっていることを証明しているかのような片付け方は見事!
それにしても、スペイン国王とかグッゲンハイム美術館館長とか、実在の人物とは違えど、そこまで書いちゃって大丈夫?と心配してしまう描写もあり、でもそこが、物語にリアリティをもたせていて、読んでいてワクワクする。
今回は、謎解き(暗号)という意味では、少し物足りなかったが(47文字の詩なんてヒントが早々に出てしまうし)、それでも、AIがフィーチャーされている今にぴったりの内容で、とても楽しめた作品だった。
オリジン 下
2019/04/27 13:21
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウインストンがラングトンと友達のような関係が築けたと思っていたのにカーシュの死の真相がウィンストンにあったことかせわかり未来はやはり科学によるマシンに支配させてしまうような気がしました。未来を予測する一冊になっていたと思います。
ミッション
2019/04/08 16:28
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回困難なミッションをやり遂げる教授ですが、今回は情報のリークまで絡んで一層大変。誰を信用すればいいのかも初読ではわかりにくいです。
アシモフ的ではないAIも困ったものです。
まんまとやられた
2019/07/16 21:43
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
カーシュのプレゼンテーションそのものは明かされてしまえばあっと驚くというものではなかったが、成る程と頷いてしまう説得力があった。事実であるかは置いておくとして、筋の通った主張である。結末はなんとなく予感していたが、なかなかグロテスクな展開である。こういった展開自体は他の作品でもみられるものだが、上巻、中巻と読み進めてきたからこそ絶大な効果を生んでいる。ラングドン教授の気持ちにより共感できるのだ。ダン・ブラウンにまんまとやられたと言わざるを得ない。
終始思わせぶり
2020/01/05 12:21
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の行き着くところを解いたカーシュのプレゼンの内容は興味深かった。
だが、とにかくスペイン国王の行動が何から何まで思わせぶりでイラついた。
進化論か神か、科学か宗教か。
2019/06/11 13:23
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
AIは、人間の知能を超えられるのか?
ダン・ブラウンのロバート・ラングドンシリーズ。今回のテーマは宗教と科学・・・・と言えようか。
カーシュが造り出したスーバーコンビューター「ウィンストン」、彼との繋りを保てていたカーシュのタブレットは、既にない。
しかしラングドンの聡明な知識と閃きで、なんとかウィンストンの居場所へと向かう。そして、カーシュのメッセージを、全世界に流す。
このウィンストン、カーシュの助手という認識がずっとあったが、最後の最後に種明かしされたときは複雑になった。果たしてそこまで賢いAIは、今後生まれることは有るのだろうか。
正直なところ、まやかしや大袈裟とも言えないと私は思うのだ。それと同時に、未来に対しての不安を抱くのだ。
もちろんこれは小説ではあるが、そう遠くない将来に、ウィンストンのようなスーパーコンピューターが出てきていても不思議てはない。
問題なのは、それをどう活用し、何をさせたいかである。
時として、科学が暴走し歯止めが聞かないことが起きる。古くは原爆、放射能の発見、PCBのように。
その歯止めを考えるのも人間である。便利なツールを使うのは自由であるが、ハザードは常に設けていたい。
ラングドンが最後に「人間らしくなった」と称したように。