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騎士団長殺し(新潮文庫)セット みんなのレビュー
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紙の本
さすが村上春樹さん
2023/06/27 14:09
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
夜中に背筋がゾッとするような時、その気持ちを乗り越えられるようになった気がする、そんな本でした。 あちらとこちらのはさまを彷徨っても、こちらにちゃんと戻ってくる力をつけたい。
紙の本
主人公以外変な人
2023/04/01 21:59
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったくもって奇妙なタイトル、その名前からして舞台はヨーロッパと思いきや日本、しかし、タイトルの意味がわからないのは私にオペラの素養がないだけの話、これはモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」にでてくる、「伝説のドン・ファン、ドン・ジョヴァンニが騎士団長の娘、ドンナ・アンナの寝室に忍び込むが、失敗し騒がれる、そこに父である騎士団長が駆けつけるがドン・ジョヴァンニは彼を刺し殺し逃亡する」という話しからきている、登場人物は村上ワールドではお馴染みの、謎の人物たち(ここでは白髪の男・免色渉、有名な日本画家・雨田具彦がそれに相当する)に翻弄される主人公という構図、ちょっと生意気な女の子、魅力的な女性たちというお馴染み人たちが脇を固める、ラストで主人公は日常を取り戻す、希望通りの帰結だった
紙の本
熱狂が去ってからゆっくり堪能。
2021/06/07 14:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえずデビュー作から読んでいるが、いつも思うのは、「どんな話?」と問われても明確に答えることができないというのが、村上作品だと思う。特に最近の作品は読み心地を愉しむという気分で対峙する。そんな作風はもちろん本作も同じ。
物語の舞台は、小田原市郊外の山の中に建つ山荘。かつて高名な日本画家のアトリエ兼住居だったそこに、主人公・私が引っ越してくる。そして、巻き起こる不思議な体験。またこのまま最後まで、村上作品の「不思議体験」を追ったまま放り出されるエンデングなんだろうか?と思いつつも、どんどん読み進む楽しさ。
しかし、本作は、ちゃんと幕が引かれてエンディングを迎えた印象。えっ!そうなの?と思って、もういちど物語の最初から読み返したくなった。
ああ、またも侮れない村上作品。
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