紙の本
あなたのお家の猫ちゃんは
2023/09/27 14:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネコの模様のあれこれについて、カワイイ猫の写真と共に解説していてよかった。特に、模様からその猫がどんな遺伝子型を持っているかを推測するのが、これから猫を見るにあたって新しい視点が持てて良かった。
紙の本
楽しく読みました
2019/11/09 18:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅行で訪れた先にいた三毛猫ならぬニ毛猫の不思議な毛の色を見てから猫の柄がずっと気になっていました。本屋でこの本を見つけて早速、我が家の猫に協力してもらいながら、本を片手に毛を観察して読みました。学生の時は生物の授業で遺伝の単元が苦手で勉強する気がまったく起きなかったけれど、自分が興味があることだからなのか、放り出したりせずに読み切ることができました。何より猫の写真付だから猫好きの自分にとってはそのページを眺めているだけでも癒やされました。旅行に行って猫に出会うのがさらに楽しくなりそうです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふだん何気なく見ているネコの色や柄について、主に11のパターンに分けて分析した興味深い一冊。遺伝子についての解説も結構緻密です。単純にネコの写真集としても楽しめる本でした。
紙の本
猫柄解説
2020/05/17 10:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな柄のネコちゃんがたくさん載っててカワイイです。
写真を眺めるだけでも癒されるけど、ネコの柄って遺伝子で決まるみたいで、その辺の解説もしっかりあり興味深い。
紙の本
可愛い猫で遺伝学。
2020/03/10 08:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネコの写真集?
出版社が化学同人ですよ、ただの写真集とは思えません。
本書は猫の毛色の遺伝学。決して難しくはない楽しい遺伝学です。
「三毛猫はほとんど雌」はけっこうよく知られています。三毛という毛色が「雄か雌か」という遺伝と関わっているということ。その辺ももちろん出てきます。毛色の表現一つでも「アグチ毛」は知らなかった、なんて新しいこともたくさんありました。
遺伝子の話の部分は「難しい」と思うところもあるでしょう。それでも知ってから写真集の部分を見ると親子の関係なども「なるほど」と面白くなります。
写真も、毛色を示すための猫の写真なのですが、楽しいです。説明文に毛色や遺伝のことだけでなくその写真のしぐさへのちょっとした説明もあるし、撮った時の情景が書かれていることも。著者がネコ好きであることがにじみ出ています。
単色も縞柄も、ブチもある動物ってあんまりないかもしれない。そういう風に考えてみたらネコがもっとおもしろくなりました。
投稿元:
レビューを見る
猫の模様から遺伝子の仕組みが分かるサイエンス図鑑
たくさんの可愛い猫写真と丁寧な説明で楽しく学べます。
学べ、、、るはずなんですが、なにしろ私、遺伝子配列を見るだけで軽い眠気と吐き気に襲われる超文系、というかポンコツ脳。
細かいことは読んでもよくわかりませんでした。力不足で無念。
とりあえず家の猫の模様の遺伝子配列は、
wwooA-C-D-SsT-L-
だろう、という事が分かりました。
あと、キジ猫の毛の一本の毛が濃い茶と黒のシマシマになっているのをアグチ毛というのを初めて知りました。
理系アレルギーが無く、猫が好きな方なら興味深い本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
中学生になったとたん、理科が苦手になった生徒にも(かつてそうだった私にも)、ちょっとは興味が持てるような一冊。
白・黒・茶・アグチ(キジ)の毛色の遺伝がどのように組み合わせっているか、可愛いネコの写真とともに説明されている。
巻末にはアメショやヒマラヤンなどの外国種のネコについてや、遺伝当てクイズなどもある。
正直、なるほど!となる前にネコ様の写真にメロメロ。
2019.11.20
投稿元:
レビューを見る
表紙からは想像出来ないくらい、結構本格的な内容。
ネコが可愛いだけの図鑑のつもりで借りたけど、とんでもない。
遺伝に関する入門書的な位置づけと言っても良いと思います。
投稿元:
レビューを見る
8/29 日経新聞
夕刊 竹内薫さん書評で大反響!
ロシアンブルーの灰色の毛並みは、実際は薄い黒!?
遺伝の仕組みをわかりやすく説く一冊です。
投稿元:
レビューを見る
ネコの模様の仕組みは、学校で習った遺伝のとおりで、目新しくはなかったけど、色んな柄のにゃんこを見られて良かった。
投稿元:
レビューを見る
日本の猫の伝統的な毛並みを多くの写真とともに紹介。そのために、シャム猫やロシアンブルーなどの外国の猫の紹介はささやかである。
それだけではなく、それぞれの模様になるためには優性・劣性(今は顕性・潜性と言うのだっけ?)遺伝子がどのように関わってくるのかも紹介している。
それぞれの遺伝子がどういう効果を持つのか、例えば毛を白くする遺伝子は文字の色も白く、縞を作る遺伝子は文字の色もシマシマに変えているため、視覚的に分かりやすくしている。
この本があれば猫の柄の種類を判別したり、性別を判定したり(わかるのは一部の雌猫だけだが)、遺伝型を推測したり、親の遺伝型を推測したりすることができる。
メンデルの法則を習ったことがある人なら理解しやすいだろうし、この本を元にして遺伝学を学ぶのも良いと思う。
遺伝学に興味がなくても猫の写真は多く載っているので、写真を楽しむこともできる。
投稿元:
レビューを見る
昔から,1匹のお母さん猫から,色々な柄の子猫が生まれるのを不思議だと思っていました。
個人的には茶トラ柄が一番好きで,一体,猫ちゃんの毛色はどのように決まるのだろうと思い,本書を手に取ってみました。
野良猫で一番よく見るキジトラが,アグチ毛というのは初めて知りました。
具体的な遺伝の話はなかなか複雑ですが,それはさておき,かわいい猫ちゃんの写真を眺めているだけでも,癒されました。
投稿元:
レビューを見る
ニャンコである。
図鑑である。
かわいいネコ写真満載である。
でもそれだけではないのがこの本のミソ。
ネコの色や柄がどうして生まれるのか、不思議に思ったことはないだろうか。
このお父さんとこのお母さんからどんな模様の子が生まれるのか。
この子のお父さんは不明なんだけど、いったいどんな色柄だったのか。
この本を読めばだいたいわかるという仕組み。
ネコの毛は、主に、白・黒・茶からなる。黒には1本の毛が全部黒のものと、根本と先端が黒で中間が茶色(アグチ)のものがある。
そしてネコの主な模様はといえば、キジ(縞)、単色、ブチ、二毛、三毛である。
細かく分ければもっと分けることはできるが、基本はこうなる。
で、それぞれを支配するのは、遺伝子である。
ネコの毛色とその配置を決める遺伝子が、そのネコの模様を決めていく。
W遺伝子は毛を白にする。
O遺伝子は毛を茶色にする。
A遺伝子は毛をアグチにする。
C遺伝子は体全体に毛の色素を作る。
D遺伝子は毛の色全体を濃くする。
S遺伝子はブチを作る。
といった具合。
これらにはそれぞれ優性遺伝子(大文字)と劣性遺伝子(小文字)があり、個体はこれらをペアで持つ。例えばWの場合はWWとWwとwwを持つものがいるが、Wが1つでもあれば白い個体になる。wwの場合のみ、白い毛の発現が抑えられて、別の色の個体となるわけである。
これらの遺伝子の働きが組み合わされてネコの色柄が生まれるのだが、1つおもしろいのは、Wである。この遺伝子は、働きが強く、Wが1つあれば、ほかの色は抑えられて、その個体は白ネコになる。
でもあれあれ? 白ネコってそんなに多いかなぁ・・・?
そう、白の遺伝子Wは遺伝的には優性だけど、それは生存力の強さとは一致しない。
白い個体は自然界では目立ち、また、Wは聴細胞の発育不全とも関連すると考えられている。白ネコは実は生き残るには不利なのだ。
その他、二毛や三毛はどうしてメスだけなのか、など、ネコの毛色のあれこれがいっぱい。
巻末には遺伝子当てクイズ付き。
かわいいネコの写真でちょっぴりお勉強、の図鑑です。
投稿元:
レビューを見る
アグチ毛って初めて知った!!
我が家のキジ三毛の毛をプチっっ
確かにアグチ毛だ!!
遺伝子の仕組み(メンデルや分離など)は知っていたけど、こうやって猫の模様は遺伝子で規定されるんだー、と楽しく読めた。
なにより写真がかわいい!!めっちゃかわいい!!
写真だけ繰り返し眺めてしまった・・・
チャトラのシマはアグチ毛ではなく、こい茶色とうすい茶色の毛なのは意外!!
キジはアグチなのに。
投稿元:
レビューを見る
写真を載せているだけでなく
猫の毛に、白・黒・茶のほかにアグチ毛という中間が茶で根本と先端が黒という毛があることと、遺伝子に毛の色に加え、毛の色の配分(全体かブチか縞かなど)と毛の長さを規定するものがあることが解説されていて、その組み合わせで発現する模様の猫の写真を載せている。
巻末に、この雄雌の毛色の組み合わせでどういう子猫が生まれるかを考える問題がある。