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皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史 みんなのレビュー

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9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

皇位継承につきまとう不確実性と不合理性

2024/01/15 16:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近よく読むようになった倉本氏の著作。
神話時代から院政期までの千年にわたる幅広い時代の皇位継承を扱った作品で、かなり詳細な系図と各皇子を取り巻く当時の政治状況が時代別にまとめられている。

著者の『公家源氏』でも思ったことだが、皇位継承のそれぞれの状況はわかるが、歴史的な考察や一貫したシステムといったものは読み取れなかった。
だが、それこそが皇位継承に実は何の規則性もないのだということではないだろうか。
外国語の文法を学ぶときに、様々な規則や語尾変化などを必死に覚えたものだが、そこには必ず力わざで暗記するしかない例外や慣用句などが存在したのと、どこか相通じるものがあるように思う。

実際6世紀以前には、大王とよばれた現在の天皇の祖先には、継承に血縁が絶対条件だったとも思われないし、各地の有力豪族が群雄割拠していたはずで、時々の政治状況により様々な系統出身の大王が現れては消えていったのが実情のような気がする。
それを7世紀後半に至って、天武天皇が律令制を政治の根幹に据えるにあたって、一つの家系が連綿と皇統を継いできたように創作したために、父系を軸としたすっきりした構造になったのではないだろうか?
その過程で、母方の身分や出身家系(皇后は皇族出身でないといけないなど)、あるいは天皇の生前に皇太子という次世代をはっきり決めておくシステムが導入されることとなった。

しかしそうはいっても、政治はある時代の要請によって決められた一つのシステムだけで制御できるものでもなく、各時代の都合で様々な調整や、時によっては強引な変更が加えられる。
その大本のシステムがまだしっかり根付いていない飛鳥時代から奈良時代にかけては、皇位継承のたびに数多くの皇子が犠牲となっている。平安初期の「平城天皇の変」が収まったあとにようやく皇子の死を伴わない継承が実現されるようになった。
これが何を意味するのか、とても興味深いところである。律令制についても、皇位継承についても、日本の実情に即したより柔軟なものに移行したということなのか、このころから中国一辺倒だった文化においても、仮名や床に座ったりする生活慣習が現れることが、何か大きな流れが当時の記録の裏に見え隠れするのが面白い。

そして皇位継承に敗れた側には死ではなく、著しい名誉棄損が降りかかる。物語などのなかに怨霊の祟りだの、それによる狂気だのというネガティブキャンペーンが大々的に展開されるようになるのだ。
これをもって平安な時代の到来と言えるかどうかは、まだまだ答えが出ていないと思う。

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電子書籍

脈々と受け継がれて

2022/05/03 18:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

皇位継承を巡っては古来から、血を血で洗う争いが繰り広げられてきたことを痛感します。「開かれた皇室」を目指しつつ、関係者にバッシングが浴びせられる現代とも繋がりがありました。

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紙の本

皇子と聞いただけで悲しい気持ちになってしまう

2021/10/10 21:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

澁澤龍彦氏の小説「高岳親王航海記」では難を逃れた皇子が東南アジアへ行った設定になっていた、他にも有間皇子や大友皇子、大津皇子と皇子と聞いただけで悲しい気持ちになってしまう。この本はその気持ちをさらに強くさせる

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2020/09/08 22:09

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2020/08/08 21:17

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2020/09/12 13:36

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2020/10/26 09:02

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2022/02/19 01:21

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2023/05/14 15:17

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