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推し、燃ゆ みんなのレビュー

第7回沖縄書店大賞 受賞作品 164(2020下半期)芥川賞 受賞作品

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みんなのレビュー1,905件

みんなの評価3.4

評価内訳

1,879 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

生き続けられるのは 推しのおかげ

2021/01/24 11:23

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞受賞作
読むのを楽しみにしていました。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」から始まり期待感大。
主人公は学校の勉強が出来なく、日常生活も満足に出来ない。
その出来なさは半端ではないので、読んでいて痛々しい。高校を中退して、家にもいる場所が無い。
推しを応援するためには、たくさんグッズが買って、CD を買ってたくさん投票券をゲットして応援して推し達の順位が決まるシステム。推す側はもっと買ってあげたら順位が上がったのではと考える。
主人公も推しを応援するためだったら、なんとか居酒屋のバイトも続けられる。
しかし、そんな主人公にも現実は容赦なく、家族から自立する事を求められる。独りでは食べることも、掃除、洗濯も出来ない、当然就職もできない。
ファンを殴った推しの真幸も人気は低迷しグループ解散、そして芸能界引退となる。

主人公は引退後推しが住んでいると思われるマンションに足を向ける。ベランダから女性が洗濯物を持って現れた姿を見て、自分が最も大切に集めた推しグッズと洗濯物の対比に現実に気づく。
自分が今出来ることは、放り出した綿棒を一本一本集める事。もっとやらなければいけないことがあるのに、今は、綿棒をひろうこと。
「推しがアイドルではなく、人になった。」からラストの書きっぷりが好ましい。

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電子書籍

筆力は間違いない

2021/01/26 18:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:腐男子日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

発達障害と思しき主人公の描き方、若者の会話文、地の文、それぞれに筆力はある。
しかし、話の筋としての面白さ、読後感があまり好みではなかった。文庫で読むくらいがちょうどいいかも。

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紙の本

現代を切り取ったかのような小説

2021/04/10 20:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tsug - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は文章に馴染めなくて読みにくいと感じたのですが、主人公がピーターパンの舞台のDVDを観た場面の描写が、まさに心を奪われるという感じで引き込まれ、なめらかに読み進められました。
現代を切り取ったかのような題材は、小説として素晴らしいと思います。ただ、読んでいて暗い気持ちになるというか、主人公を取り巻く環境が居た堪れない。

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電子書籍

芥川賞受賞作

2021/02/19 21:52

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代の若者の息苦しさの主張を代弁したような部分が多く、共感の面で主人公と同年代、理解したいという面で親世代にもオススメ。全く推しという文化、気持ちがわからない人には、独特な文体で理解が難しいかも

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紙の本

生きるってホントしんどい。

2022/06/30 14:04

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る

おそらくADHDとか発達障害な女子高生が生きづらさを抱えながら、推しアイドルを推すことを生きる理由にしていた。
しかし推しは炎上し、それでも変わらず推していたのに突然の引退宣言。
依存先を失った主人公がわき上がる衝動を目の前のものにぶつけ、散らばった綿棒を拾いながらまるで骨のようだと感じる。
芥川賞を受賞した現代の純文学。

そういえば純文学ってこんなのだった。
明確な悪役なんていなくて、ただどうしようもない現実がそこにあって、めでたしめでたしでは終わらない。
真面目に考えると難しい問題なので正直考えたくないやつだ。
推しに依存して生活を破綻させるような主人公の自業自得という意見や、自分の理想を押しつけてくる母親他病気を理解しない周囲の人間が悪いという感想も見るけど、実際のところ善悪の判断なんてできないんだよね。
精神障害は本人にだってどうしようもないし、だからといって病気を言い訳に周囲が全ての負担を理解して被るなんてできない。
誰だって自分がかわいいし、普通と違う人は排斥したがる。
依存先を複数に広げるのが自立だって誰かが言ってたな。
生きるってホントしんどい。

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電子書籍

推しが燃えたとき

2022/04/24 22:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:三毛松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

私の推しも燃えて消えた。
私の世界の全てだった推しだけど、推しにとってファンは全てではなかった。夢から覚める感覚がリアルに描かれている。
落とし所は自分で見つけなくてはいけない。

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紙の本

JKの日常がアイドルによって

2022/02/05 17:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

熱狂的なファンから炎上騒ぎまで、世相がうまく反映されています。主人公の女子高生に感情移入できるかは微妙でした。

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紙の本

ネタバレを含みます

2022/01/22 06:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:物語はごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る

受賞作ということ、ある程度から下の年齢には浸透しているであろう「推し」という題材に惹かれて手にしました。
私自身には全てを信奉するような推しと呼べる三次元の存在は今のところいません(ですがオタクの端くれとしてその心理は理解できるつもりです)。

文章として前半は「薄いのに読み進んでないな」と感じました。若者のリアルさか、敢えての単文という感じですが、個人的にはすすった麺が尽く短く切れているラーメンが如く。私にとって読み進めるのが苦痛なタイプかと不安に思いましたが、後半では一文ずつが少し長くなった印象があり、特に気にならなくなりました。

読後の感想の第一は、「"推し"が去ったお陰であかりは真人間になった(なり始めた)」と母に思わないでほしいなということ。
現実的に必要な目先の事柄の何事にも成果を出せず打ち込んでいるようにも見えない主人公・あかりは、母からすれば理解不能な堕落した存在で、己の恥部であると言わんばかりの言動が目立ちます(この母親自身も祖母に歪められたにも関わらず切り捨てられず追い詰められて子供に当たる問題のある人物です)(ついでに書くと夫は自分は有能と信じている事なかれ主義な印象で気持ち悪いし、姉は不器用で自分からわざわざ損な役回りに行ってしまうなサンドバッグタイプです)。さらりと流されますがあかり自身が病院で診断名を得ている描写もあります。
ですが、それでもそのあかりの目を開き耳を開き、夢中にして自発的な行動を取らせたのは推しの存在なのです。推しがいて、彼によってあかりの世界が何とか回り、外の世界と繋がっていられたからこそラストシーンの夢から醒めたような中で現実に向き合う姿勢を取ることができたのでしょう。一朝一夕で改善はしないしどこかで折れて逆戻りするかもしれません。それでも、彼女にとって推しの存在と推しに注いだ情熱は決して無駄などではなかったのです。

全編通してあかりの視点で推しのことが詳しく語られており、読者の中にも推しであるアイドルのイメージが浮かびます。
推しという概念を理解できない人も何となくイメージは掴めるようになるのではないでしょうか。
推しとの"繋がり"を目的とする人物が描かれている点も個人的には面白く感じました。終盤でのあかりの行動へのレールでもありますね。

わかる人にはわかる、わからない人には全くわからない、というタイプの物語だと思います。受賞に値するかどうかは私には判断できませんが、自分の中の"何かに夢中になれる姿を羨む気持ち"は再確認できました。

個人的に好きだったのは、主題とほとんど関係のない76ページの移動に関する描写です(この辺りから読み進めやすくなったようにも思います)。必ずしも正解ではないと思いつつ、わかるなぁとそのときのことを思い浮かべました。

理解できてもできなくても、推したる"何か"によって生かされている人はこの世に多く存在するのです。

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紙の本

推しという言葉

2021/10/24 01:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏のメロン色 - この投稿者のレビュー一覧を見る

推し活など、いまや当たり前のように使われている推しという言葉。この言葉が広く使われだしたことに、この本も一役買っているのではないだろうか。
一行目からなかなか引き込まれる。勢いよく読ませる文章に、才能を感じた。愉快な内容とは言えないけれど、かすかな光は感じた。

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紙の本

答えのない物語

2021/04/27 17:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

推しがファンを殴った。
という前情報のみで読み始めたら、思いのほか苦しい話だった。
居場所のない主人公が見つけた「魂の拠り所」だったはずの推し。
推しへの愛情は、自分の魂の救済だとしたら、その存在を失ったとき、人はどうすればいいのか。答えはありません。

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紙の本

令和らしい、本

2021/02/22 23:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:未設定 - この投稿者のレビュー一覧を見る

思っていたよりも、薄く読みやすいサイズ感!「推し」というところに注目して書いているのが今時だなぁと思いました。推しの存在がどれだけ大きいものなのか、実際に推しがいる人には共感できるところも多いのではないかと思いました。

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紙の本

文学?

2020/12/30 21:17

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

アイドルを「推す」高校2年生の少女。CDやグッズを買うことによって、グループのメンバー、真幸くんの地位も上がる仕組み。令和ならではの着想かも知れぬが、その分スマホなどを扱いなれていないと理解しにくい小説でもある。文藝賞、三島由紀夫賞を最年少で獲ったのだから、それなりの才能なのだろうが……そもそも純文学はよく判らない。

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2020/11/19 01:30

投稿元:ブクログ

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2020/10/08 21:57

投稿元:ブクログ

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2021/09/20 16:11

投稿元:ブクログ

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