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hontoレビュー

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真説日本左翼史 戦後左派の源流1945−1960 みんなのレビュー

  • 池上 彰 (著), 佐藤 優 (著)
  • 税込価格:9909pt
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2021/06/16
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー49件

みんなの評価4.0

評価内訳

49 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

2022年は日本共産党創設00周年

2021/06/28 21:29

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、おなじみの元NHK記者と元外務省職員による対談により構成され、第二次世界大戦後の1945年から1960年までの日本の左翼運動の歴史を日本社会党と共産党の動向を柱にして論じられた内容である。「コロナ禍で格差や貧困といった社会矛盾の深刻化により左翼運動は世界的に見れば明らかに復活の兆しがある。その波は遅かれ早かれ日本にも必ずやってくる。だからこそ、今のうちに日本の左翼の歴史を振り返り、過去の功罪を再検討してみよう。」というのが、本書執筆の動機らしい。単に時系列で事象を列記するだけでなく、様々なエピソードや著者の感想が盛り込まれ、堅苦しい内容であるが、それを感じさせないのは、両対談者の識見・経験がなせる技か。エピソード・感想の一例は次のとおりである。◆戦前の思想犯への弾圧で逮捕・投獄された人々で、敗戦で釈放されるまで転向しなかったのは、向坂逸郎や宮本賢治などごくわずか。当局の側は、これらの一つ筋を通す人に対しては面倒臭い野郎だなと思いつつもそれなりに敬意を払っていた。このあたりの雰囲気は現在の官僚も一緒。官僚たちは、いわゆる御用学者のことを役に立つ連中だとは思っていても、全く尊敬していない。◆戦後に公職追放が解かれて政治活動を再開した岸信介は、社会党入党を希望して実際に申請もしたが断られた。◆戦後の社会党は高水準の知識人が結集、党としてのトータルな知力も非常に高かった。1974年に刊行された『日本社会党の三十年』は理論的完成度が際立って高い本である。これほどの本を作るのは今の社民党には不可能であろう。
今後、60年以降を対象とした対談が続編として刊行されるようだ、期待したい。

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紙の本

右傾化即ち左派衰退の理由

2022/03/16 08:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:魚太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

自民党右派が権力を掌握し、世の中がなんとなく引きずられている現在。社会が右傾化するとはすなわち、左翼が衰退するということである。その理由を知るためには、左派衰退の歴史と経緯を知る必要がある。その時現在の現実認識の甘さ、稚拙さ、将来展望の浅薄さ、そして基本理念の脆弱さがあったことがその原因と思われる。歴史と社会を俯瞰する視座を欠いていた。結局左翼は、社会の中のごく一部でしか在りえなかったのだと知る。勉強になる一冊。

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電子書籍

知らなかった事がいっぱい

2022/10/12 21:00

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シュウハオ - この投稿者のレビュー一覧を見る

学校の授業では絶対やらない内容で刺激的で面白かった。右翼、左翼、社会主義など聞いたことはあるけど、ほとんど内容を知らなかったので勉強になった。日本のことなのに知らない事が多いと改めて感じた。いろいろ解説がされているけど難しい内容。シリーズになっているので、この後の本も読もうと思う。

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紙の本

日本の左翼史を大まかに掴める好著(佐藤氏の「共産党アレルギー」には違和感(臭味)というか、何故そこまで言うか?感あり)

2022/07/22 23:11

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

わが国におけるいわゆるマルクス・レーニン主義や日本共産党の勃興と停滞、旧社会党の歴史的役割とその消長(緊張を忘れて「ぬるま湯的な体質に安住し」(215頁)、ミニ自民党化)、新左翼誕生の情況等について、小ネタ的な部分も含め、一渡り平易に俯瞰してくれる一書。直接的な記述はないが、ついぞ二大政党制が構想され根付くこともなかった日本の政治風土についても、間接的ながら大いに考えさせられた。佐藤氏の「おわりに」における考察(226~8頁)も同感でした。続巻も楽しみ。

「右翼にしても左翼にしても、思想や政治運動というものは、その時代時代に特有の社会構造に対する反作用として出てくるものです。政治の腐敗や社会に対する不満が高まると、急進的で改革を叫ぶ左翼が活発になりますし、改革が行き詰まると漸進主義的で歴史に回帰する保守的な主張が増えてくることは、フランス革命をはじめとした歴史を見れば明らかです。現在の世界で顕になっている社会の機能不全に対して、人々が左翼的な思想に再び注目し、左翼勢力が台頭する可能性は非常に高いと思っているのです」(16~7頁、佐藤氏、いまや「牙を抜かれて腑抜けと化した」日本人一般がそこまでいくかについては、個人的には疑問あり)。
「この章では共産党の五〇年分裂まで話してきました。・・・ とりわけ共産党が占領軍内部の路線対立やソ連=コミンフォルムの意向に悲しくも振り回され、主体性を取り戻せないままに暴発を余儀なくさせられた、という点に集約できそうですね」(140頁(同旨144頁)、池上氏、GS対G2の構図や「連合軍=解放軍」と規定した琉球出身徳田球一の判断ミス(114頁)などを指す)。
「一九六〇年には、第三章でもお話ししたように三池炭鉱で大規模争議も行われており、ここでも社会党は闘争の中心になりました。・・・ 炭鉱(ヤマ)の現場などというのは、死者が日常的に出るような場所ですし、炭鉱労働者の団結というのは他の業種と比べても格別に強いものがあった。だから社会党のほうも彼らから感化を受けることで相当に戦闘化していき、それが安保闘争の先鋭化にも影響しています」(190頁、佐藤氏、評者の叔父の一人も炭鉱労働者だったので、ここはニュアンス含めなるほどと思いました)。
「共産党が私を嫌いな理由の一つは、私が社青同出身だということを明らかにしているから、というのもあるかもしれない」(201頁、佐藤氏)。

それにしても、216~20頁で宮本顕治を持ち上げつつ(?)も、佐藤氏の発言から滲み出る日本共産党へのアレルギーは、「やや」奇っ怪(例えば、27、29,34~6、99、105~6、108~12、114~5、124、126,136~40、149、154、172、180、229頁など)。これが、本質規定性を重視する認識論的立場に基づくものなのか(例えば、佐藤氏によると「日本共産党の本質はスターリン主義党だ」(229頁)となる)、上記引用文の最初の指摘が内包するリスクを嗅ぎ分けてのものなのか(例えば、佐藤氏は「取り込まれる危険」(19頁)というが、それはどこでもあり得る話)、あるいは宗教的直観・立ち位置に基づくセクト主義的な立論(キリスト教 vs. マルクス・レーニン主義)の故なのか、はたまた自身の「営業政策」上の考慮によるものなのか、何にしても、(詳述はしないが)現書記局長の若き日の姿をかつて大学構内で幾度も拝見していた評者としては、回顧も含めいろいろと思い(ないしは忖度)を巡らした点ではあります。

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電子書籍

日本社会党

2021/07/05 15:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村 - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会主義協会と言う組織が、党内に有り、理念も全く知りませんでした。
自民党と対する政党としては、残念な結末でした。

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紙の本

現代人に必要な教養

2022/11/21 14:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワッパープ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んで、今までよく分かっていなかった左翼について知ることが出来ました。左翼史はこれからの時代に必須となる教養だと確信できたので、皆さんにも読んで見て欲しいです。

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紙の本

結局よく分からない

2022/07/11 15:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会主義や左翼と呼ばれる組織についてきちんと学ぼうという趣旨には賛同する。自分と同時代についてはよく分かるが過去のことはいまいち分からないので、左派組織の離合集散の過程など、なるほど、と初めて知る歴史的事実もあった。
しかし、左派が離合集散を繰り返した本当のところはよく分からなかった。集団よりも個人を重んじるという左派の性格上、まとまるのが難しいということか?

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電子書籍

共産党批判が凄い

2022/04/01 12:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のっぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る

もう少し客観的な分析や意見を期待したのですが、左翼が支持されないのは共産党が良くないからの主張が繰り返されていて、少し残念でした。「激動」も読みましたが、次巻は手にしないだろうと思います。

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2021/10/04 00:07

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2021/10/24 15:59

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2021/07/10 11:12

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2021/07/21 16:12

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2021/07/24 01:58

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2021/07/28 01:10

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2021/08/02 23:15

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