電子書籍
妖達のお話
2021/12/17 12:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
常とは違い、先ずのっけから一太郎の一人称で、長崎屋の紹介が語られます。
そして猫又たちのお話へと移ります。
猫好きにはたまりません~。
此方の作品は、主に長崎屋に係わる妖たちに係わる作品集であり、一太郎はあくまで脇役となります。
河童同士のお話あり、寛朝の跡を継いだ秋英の奮闘に手を貸す妖達。
それぞれに知恵を出し合い、妖たちなりに問題を解決していきます。
明日のずっとずっと先のお話まで。
一人の生涯とは、風が吹く、寸の間のことかもしれません。
そしてまた、新しい風が吹くのでしょう。
興味深く読みましたが、やっぱり若だんなが恋しくなりました。
長崎屋の妖たちの気持ちが分かります。
紙の本
若旦那と妖怪
2021/12/30 06:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
若旦那と妖怪を中心に起こる騒動を短編集のような話で構成してある本作品。最近のしゃばけは、割合と、このように短編集のような話で綴られているのが少し残念です。昔のような大作型のしゃばけをお待ちしてます。しかしながら、今回も楽しくて少しほろ苦い気持ちになれますよ
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ということで、若旦那はほとんど出てこない。カバー絵にもいない。
仁吉や佐助の出番も少ない。
どころか、長崎屋の面々が全く出てこないエピソードも。
妖の就業率がやたら高い。
仕事してないのは鈴彦姫ぐらいになった。
しかし、貧乏神雇って大丈夫なのか。お店つぶれない?
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番外編も楽しかった。
「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての使い」は、猫又編w
そうか、齢20年を超えているとはいっても、猫又としてはなりたてペーペーでああなるのねw
はりきっていきがってるところが微笑ましい。
がんばって成長してね。
未来を垣間見られる「かたみわけ」も面白い。
過去に封じられた人ならぬモノが逃げ出しての大騒動。
頼りになるあの人がすでにいない中、力を合わせて一件落着。その先も、みんなでいればきっと大丈夫。
今度こういう番外編があるときは、仁吉編も書いてほしい。
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若旦那が出てこない(基本的に)外伝第二弾!
楽しゅうございました♪
私は『かたみわけ』で秋英が成長しているが、感慨深かったです。
そして河童と猿の合戦『一つ足りない』も面白かったですね。
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5篇からなる短編のシリーズ外伝。
マンネリ化しつつある本編だったので、楽しく読めた。
「かたみわけ」では寛朝が既に亡くなった後の物語で、少し寂しく感じた。
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長崎屋あれこれ/はじめての使い/またあおう/
一つ足りない/かたみわけ
若だんながいないお話もいいじゃない。
それぞれ いい味が出てるじゃない。
みんな それぞれに 懸命に出来る事をしているからかな
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しゃばけシリーズ外伝2作目の短編集。
過去・現在・未来の、長崎屋の仲間たちと若だんなの絆を描く。
長崎屋あれこれ・・・大福、病、飲酒の騒動はあれど、長崎屋の
離れは、神も妖も高僧も集う。それは若だんながいるから。
はじめての使い・・・江戸の長崎屋までの使いを指名された、
若い猫又・とら次とくま蔵。だが、この世は試練でいっぱいだ。
またあおう・・・修復した草双紙の中に引きずり込まれた妖たち。
脱出するには・・・若だんなだったら、どう解決する?
一つ足りない・・・九州の河童・九千坊と禰々子が直面する
秘薬を巡る河童と猿との争いは、天下分け目の合戦に?
かたみわけ・・・若だんなが長崎屋を継いだ時期、寛朝の形見が
騒動を起こす。怪異と化した付喪神に立ち向かう、秋英。
若だんなの登場はほんの僅かだけど、彼と、
長崎屋の妖たちや知り合いたちとの絆が描かれる、外伝2作目。
若だんなを核にして集う、面々。
特に、長崎屋に住まう妖たち。
若だんなという存在が、彼らを成長、進化させているのか、と。
若だんなだったらどうする?若だんなだったらどう考える?
彼の体調を案じ、彼が事件に頭を突っ込んで寝込まないよう、
解決しようと奮闘します。彼の存在こそが何よりも、大事。
それ故、我らには若だんながいるから、明日へ向かうことが
重くないという、佐助が秋英に語る言葉があると、いうこと。
「一つ足りない」は九千坊伝説の異聞的な創作。
あの河童の秘薬を禰々子が持ってた理由が明らかに。
って、九千坊が何だかかっこよかった。また出て欲しいなぁ。
「かたみわけ」の最後に於りんちゃんの名前が出てきたのも、
嬉しかったです。そうか、未来か~。
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開幕早々、若旦那一人称の自分語りが新鮮でした。
若旦那出てこないけど、カッパの話(一つ足りない)が面白かったです。禰々子さんモテモテ。
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しゃばけシリーズの外伝2冊目
文庫のしゃばけシリーズはほぼ読んだので、久しぶりに会う長崎屋の妖達
読んでいて優しい妖達と再会した気分になりました
5話目の秋英さんのお話、胸がぎゅっと
この世界観が本当に好きです
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妖達が主人公、若旦那ほぼ出て来ず
更に本編から十数年前、後の話もあってそこは面白く、若旦那が居なくても仲良く頼もしくやれてるんだなぁと、ほのぼのしました
最終話、まさかの広徳寺の寛朝様、寛永寺の寿真様が亡くなった後の話で、秋英さんが独り立ちするまでの不安や不甲斐なさを克服していく過程に心が締め付けられるようでした
大切で守ってくれてた人が亡くなるのは辛いなぁ
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若だんなが出ない、しゃばけ外伝。 だけれど、妖たちと若だんなの絆の強さが良くわかる。若だんなの他人を思いやる気持ちが、妖を安心させ、妖の行動も変えてしまう。。
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若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。
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しゃばけシリーズ外伝第二弾。
長崎屋に集う妖や神様が勢揃い。
若だんなの出番はほとんどないが、妖たちが活躍して、盛沢山の短篇集。
「かたみわけ」は、本編のずっとずっと後のことを描いていて、寂しさと共に、秋英さんの成長が垣間見れた。
いつかシリーズが終わってしまったとしても、こんな風に物語は続いていくんだな、と思わせてくれた。
でも今はやっぱり寂しいので、まだまだ本編を楽しみたい。
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【収録作品】長崎屋あれこれ/はじめての使い/またあおう/一つ足りない/かたみわけ
長崎屋にいる妖たちの紹介、戸塚宿の猫又・とら次とくま蔵の初めての旅、付喪神になった古道具の修理を請け負った妖たちがなぜか『ももたろう』の絵草紙の中に引きこまれた話、中国から流れてきた河童の九千坊と仲間たちが禰々子と共に戦う話、そして若だんなが長崎屋を継ぎ、高僧・寛朝亡きあとのその形見を巡る騒動。
「長崎屋あれこれ」以外、若だんな不在(いても話には関わってこない)で、話が進む。それでもなんとかなってしまうのがちょっと寂しい気もするが、妖たちが奮闘するのは若だんなゆえだと思えば、微笑ましい。