紙の本
野良犬の値段
2023/08/07 09:16
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームレスが人質になった誘拐に、何の関係もないメディア企業は身代金を払うのか。払わないだろうが、その対応による世間の批判に、怯える。
読み進めるうちに、だんだんと犯人側を応援してしまう。冷静に、警察の上をいく洞察力とチーム力。境遇さえ違えば、と思わせる人達。
昔読んだ、「大誘拐」を思い出した。時代も設定も違うが、話の流れというか、犯人側に肩入れしてしまうところなどが、どこか似ているような。最後のシーンで、「大誘拐」のお婆さんを思い出した。
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サイコーに面白かった!!
2022/06/01 09:51
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は、犯人に対する義憤が高まっていたのですが、下巻に突入するや、「そうだったのか!」という予想外の展開に、どんどん引き込まれました。警察,マスコミ,SNS,色々な要素が絡んで、天才・百田尚樹ここにあり!
殺人もあるので後味悪いかと思いきや、ラスト一行、なぜか爽快です。
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さすが百田さん
2022/05/16 10:40
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームレスを誘拐した犯人側がテレビ局と新聞社に身代金を要求した!新聞社とテレビ局を巻き込んだ警察と犯人側の駆け引きが始まる。警察は犯人側の情報を得ようといろいろ画策するが、ことごとく失敗に終わる。そしてとうとう、身代金の受け渡しの日時が犯人側から指定された。テレビ局、新聞社、そして警察は身代金を払うのか?また誘拐犯の目的とは、そして犯人は・・・・・。
上下巻を読んで非常に面白いと感じました。何故か、いつの間にか犯人達を応援していました。ありそうでなさそうな誘拐でしたね。昔の誘拐とは違い現代のSNSを駆使した誘拐はちょっと脅威に感じました。
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現代版ねずみ小僧?
2022/10/05 13:18
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
復讐、制裁と泥臭いだけでなく、インテリジェンスなストーリー展開でラストは百田さんならではの余韻。
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下巻に入ってから一気に展開して面白かった。ドラマ向きだと思うけど、登場人物的に積極的に取り上げるメディアもないのかな。
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億という要求額に要求された各社は?
そして犯人は誰なのか?
退職間際のベテラン捜査官の反応がひと味違って面白い。
最後の一言に人間味が現れていると思った。
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上巻とは一転して、今度は犯人グループ側の視点で物語が進んでいく。劇場型誘拐の真の目的を知れば知るほど、犯人の計画が成功することを願ってしまい、メディア、警察との駆け引きをハラハラしながら見守っていた。
ホームレスを人質にすることによって、メディアの偽善、偽りの正義感が浮き彫りになっていて、でもそれが強く主張しすぎることもなく、綺麗なミステリー、エンタメに昇華されていて非常に面白かった。
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最初は愉快犯の可能性も疑われていた「誘拐サイト」だったが、ある事件をきっかけに、一気に凶悪な姿を見せる。犯人の要求はエスカレートし、新聞社やテレビ局を恐怖に陥れる。果たして犯人の本当の狙いは何なのか?誘拐犯、警察、メディアによる三つ巴の駆け引きの末、事件は驚くべき結末を迎える──。
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さすが百田尚樹だなぁという感じの小説、一気に読ませる勢いのある文体で、ストーリー展開も無駄がなくて面白い。「野良犬の値段」という掲題が良い。
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最後まで犯人が捕まるのか、捕まらないのかハラハラしながら最後まで見ることが出来ました。最初に犯人の動機が記載されていて意外性も良く表現されていると思います。誘拐犯VS警察VSメディアという構成で、どの役割(誘拐犯など)を見ても、状況に応じて人間の心理によってどのように動いていく(判断されていくのか)のか、文章からとても良く伝わってきました。
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面白かった!
上巻を読んで 早く下巻を読みたいと思うくらい引き込まれた。
ネット、Twitterと身近な所から始まり…犯人と警察の頭脳比べ。どうやって終わるんだろうと思ったら
最後の最後まで想像以上でした。
映画化してほしい!映像でも観てみたい。
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2024.1.28 読了
下巻に入ってすぐに犯人と誘拐事件を起こすことになった顛末が明かされて早くない?この先どうなるの?と驚いたけど短いスパンでリズミカルに場面転換しながら進んでいく小気味良さとどうあっても犯人に肩入れしたくなる展開に後半はずっとハラハラドキドキであっという間に読み終わってました。
結末も痛快で面白かった!
フィクションなんだけど実在の事件やメディアや人物等が架空のものとしてわりと生々しく盛り込まれてて現実の社会問題とリンクしてよりリアルに感じ取れた気がします。
あと佐野が最後にいい仕事しました(笑)
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夢中で読み進めて気がついたら終わっていた。犯人、警察、テレビ局との心理戦がハラハラする。凶悪犯を利用する形で処罰する勧善懲悪的な要素もあると思った。それぞれの得意分野をうまく活かしながら知恵を絞って警察を欺き、これまで不運が重なり苦労してきたホームレスたちが最終的には第二の人生を歩んでいるラストは良い。本筋にはあまり関係ないけど、亡くなった松井の「誰かのために生きるっていうのは1番幸せなことなんだ」というセリフが刺さった。
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下巻突入後の背景の切り替えは凄かったです。
犯罪者を応援してしまう感覚。
「解説」内にもありましたが、映像化は難しいかも。
伏線に出てこなかった点もあったので、もう一度読み返してみたい感覚もあります。
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読んでいて自然にあっち側に肩入れしている自分がいた。
読了後は爽快感。
オススメの本はと聞かれたらこれをオシます。