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電子書籍
夏の幻想の様なSF要素と、民話要素が混ざった、因縁の無限ループ
2022/07/31 17:14
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子版。
あとがきを先に読まないほうが良いです。全部わかっちゃう。
こういう展開を良く思いつくものだと、感心しながら読みました。
著者さん、天才。
異界とつながる山の沼、
不変を好まないナニカの意思で造られている異世界は、
時間の流れが異なる。
行方不明になった幼馴染、柊を探して10年間ずっと探しに山に行く夏生。
何故かその沼に、死んだばかりの行方不明者の遺体が浮かぶ。
でも、柊の両親はもう探さないでくれ、と捜索を希望しない。
夏生は独りで柊が居なくなった同じ日に山に入り、霧の中で、柊を見つける。
再会した柊は23才になっていた。もう女の子の様な美少年ではない。
夏生は、18才。
表紙の二人が映る沼は、10年前に行き別れた当時の姿が映っている。
笠井先生の、素晴らしいデザイン。
再会した柊と異界で暮らして、夏生はどうするのか・・
10年前柊は、両親がお互いに不倫をして、夫婦として終わっていたことを知っていた。
夏生さえ、傍に居てくれたら・・と思っていた柊。
夏生が異界の村に入ったのは、そんな柊の「再会の祈り」があったから。
どんな結末になるのか想像しながら、悶々と読みました。切ない。
夏の幻想の様なSF要素と、民話要素が混ざった、因縁の無限ループ。
凪良先生の「累る」と似た雰囲気。こういうお話、好き。
紙の本
夏の香り
2023/08/03 05:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
これはすごいなぁというのが第一の感想
神隠しからの世界の秘密(ここはあまりネタバレしないようにせねば)の設定は
すごい特殊なものではないのですが(それを否定するわけではない)
そこに作者さんのぶれない部分をぶちこんで成立させる力量がすごいなぁと。
作者のぶれない芯を改めて感じさせられました。
柊の夏生への執着ぶりは鳥肌もの
重なる執着が物語と世界を作り上げている。
柊の両親の情のなさと
夏生の両親の普通さがとても印象的でもありました。
うるさい蝉の声を聞きながら読んだせいもあり
夏(と執着)の香りを強く感じる作品でした。
☆4.5
電子書籍
執念と愛情
2022/09/11 07:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった〜!
最初の数行は「うーん、飛ばして他のを読もうかな…」と思いましたが、さらに数ページ後の主人公の回想が出てからはバーーーーッと一気読みしました。
情景描写も想像しやすく、空気感も感じられ、独特な世界というか異界感もわかりやすく、かつエロいです(笑)
そして、あとがきの後のおまけは、頭のいい人でも、染み込んでしまった習慣はなかなか抜けないのか〜と笑ってしまいました。
スピンオフでたら、また読みたいです。
電子書籍
最高
2022/08/19 22:16
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
最高でした。
現代版を一冊読みたいな
一緒に大学通って、就職してまで見たい。
両親が落ちぶれて欲しいギャフンしてほしい笑
電子書籍
面白かった
2022/10/13 04:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか良いオカルト具合
行方不明に幼馴染を探す受けが幼馴染と再会しエロエロになる話
攻めはもちろん既にただ人ではなくなっており……
最後の最後で驚きの事実もでてきます
面白かった
この作家さんは攻めが狂犬系であったり、女装男子であったりと、癖強すぎて苦手なのも多いが
この話の攻めは良かった
電子書籍
相変わらずの感じ
2023/07/20 22:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読消化。宮緒先生3作目。
ストーリー:
閉鎖的&文明から取り残されたような村が舞台。神隠しやら妖しい花やら異様な宗教やらおどろおどろしいお約束が沢山でした。そういうのが読みたくて買ったので良かったです。
話の運びや結末は予定調和な感じですが、様式美という言葉もありますし、ストーリーがしっかりしててきれいに纏まってるので楽しく読めました。
題名は『あの夏から』戻れない、ですが、問題の『夏』からは時間経過してるので『あの村から』なのかな。まぁ、題名としては夏からの方が雰囲気いいですね。
宮緒先生の濡れ場は作品変えても苦手だなとようやく悟りました。受けの子が人が変わったみたいに雌犬化する感じがね……ストーリーの必要性も萌えも感じられないのでげんなりしてしまう。飛ばせばいいだけの話ですし実際飛ばしましたが、話が面白かったことよりもエロにげんなりしたことの方が印象に残ってしまってるので読み直すことはなさそう…
あとがきのあとに入ってるおまけストーリーは良かったです。
イラスト:
表紙だけじゃなくて挿絵も入ってました。白黒もきれいですね。
笠井先生の画風は夢みさしゃんせとか霊感探偵倶楽部(無印と新。真は微妙)あたりが好きなのですが、この作品もあの頃の画風で見てみたかったです。ノスタルジックでちょっとおどろおどろしいのが合うと思うんです……
電子書籍
不思議世界
2023/05/06 15:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
湿気のあるお話に感じるのは沼が出てくるのと、ねちこさのせいでしょう。執念勝ちのねっちねちストーリーです。BLでは珍しい不思議な世界のお話で、引き込まれて一気読みしました。ちょっぴりホラーな世界観とネチえろと挿絵と色々楽しめる一冊です。
電子書籍
究極の純愛
2023/03/12 11:17
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
実はループ展開ものも過ぎた執着も苦手なのだが、不気味さとそれなりの怖さとかなりのエロさで構成されているこのお話は面白かった。
著者曰く「真夏に相応しいほのぼの展開」だそうだ。とは言え著者お得意のほのぼのなので馴染みの読者にはご想像通り…。
ある意味究極の純愛の物語なのかもしれない。
電子書籍
行き過ぎた執着
2023/05/01 11:42
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投稿者:カモミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
円環の中で行われる異常な執着。
民話や俗話の発する奇妙な薄気味悪さ。
官能小説のような濃密な交わり。
全てが狂った物語で、世界観がしっかりしているだけに、真綿で圧迫されるような重みがある。
面白いことは面白いが、単純に私の肌に合わなかった。
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